プロジェクト完了のお知らせ
先日、演奏会「戦没作曲家 紺野陽吉の音楽ふたたび」が無事終了いたしました。
応援してくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
クラウドファンディングにご支援いただいた皆さん、一般チケットをお求め頂いた皆さんで満員となったホールは、開演前から熱気に包まれていました。
地元の高校生も、たくさん来てくれました。
コンサートの第1部では、山形放送で放映された「戦争の語り部たち:作曲家・紺野陽吉のバイオリン」を上映させていただきました。
また、紺野陽吉を世に広めた音楽評論家の小宮多美江さんをお招きし、陽吉の音楽との出会いをお話しいただきました。
途中、山形交響楽団のバイオリニスト中島さんにもご登場いただき、クラウドファンディングにより修復されたバイオリンがお披露目されました。
第2部は陽吉の残した3曲の演奏をたっぷりお届けしました。
「弦楽二重奏」の第2楽章は、このバイオリンで演奏されました。
「弦楽三重奏」は、陽吉の自筆譜を読み込んで、あえてオリジナルに近い形で演奏されました。三重奏は最終楽章が未完成で終わっていて、CD収録では補作され収録されています。しかし、今回演奏してくださったメンバーの選択は、あえて未完のまま演奏するというものでした。陽吉のここまで書いたところで出征しなくてはいけなかったところの「思い」を汲みたいという理由からです。
盛り上がりを見せ、これからどう展開していくのかというところで途切れる演奏。
演奏後の拍手からは、お客様にも思いが伝わったのを感じました。
とても感動的なコンサートとなりました。
お越しくださった皆様は、いかがだったでしょうか。
様々な形で応援してくださった皆様、
紺野陽吉の音楽を愛し導いてくださった皆様、
バイオリンを再び蘇らせてくださった安冨弦楽器工房様
山形交響楽団の皆様、
テレビや新聞などで取り上げてくださった各メディアの皆様、
そして、紺野陽吉氏のご親族の皆様
本当にありがとうございました。
皆さまからご支援頂いた資金は、全額バイオリンの修理とコンサート開催費用に使用させていただきました。
今後も、陽吉のバイオリンを地元の中高生に貸し出すなど、有効に利用させていただきたいと思います。