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◆母猫ふぶきちゃんと、小さな七つ子小雪ちゃん


一般より緊急保護に至った七つ子たちも、離乳期に差し掛かかり、
順番に胃腸炎症状がはじまりました。



状態によっては、命に関わる事態にもなりかねない
この時期の管理が、一番難しいと毎年感じています。

一番小さな女の子、小雪(こゆき)ちゃんにも症状が現れました。

野良猫という、ただでさえ過酷な環境下での繁殖。
多産の猫には、発育不良の子猫がいるのは仕方のないことですが、
保護当時の小雪ちゃんの体重は、推定月齢の約半分｢２４６ｇ｣でした。






そんな小さな、小雪ちゃんの命が奇跡的に繋がったのは、
母猫ふぶきちゃんの乳首が、幸いにも７つだったことが、大きな要因だと思われます。

偶数ではないの？と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

猫の乳首の数は通常６～１２個、平均は８個と言われており、
個体により数が違い、また奇数の場合もあります。

ふぶきちゃんの乳首が、偶然にも子猫の頭数と同じだったことが、
７つ子の命を繋いでくれたのかもしれません。





そして、ふぶきママが、
若くとも、愛情深く懸命に子育てしてくれたこと…。

自分の体力さえ、限界だったと思います。


四六時中、天敵や事故から子猫を守り、さらに餌の確保も。
うたた寝する暇も、自分にかまう時間も。



グルーミングする余裕も、きっと、なかったね。

懸命な母猫ふぶきちゃんに、胸を打たれます。



小雪ちゃんは小柄ではありますが、兄妹達と遜色なく発育も追いついてきました。



１回目のワクチンを接種し、いよいよ幸せ探しのはじまりです。



真っ白で美しい、ふぶきちゃん。

頑張った母猫にも、７匹の子猫たちにも。



みんな、幸せが訪れますように。
 

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心より感謝致しております。

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