今年も素敵なゆめ花火を打ちあげることができました!
今年2018年7月から8月にかけて、私たち、「つくばけやきっず」がクラウドファンディングを実施させていただいた企画「ゆめ花火プロジェクト2018」ですが、11月4日(日)に無事、企画を執り行うことができました!花火という1発1発が高価なものを扱うため、この企画は皆様からのご支援なくしては今年度の実施は難しかったと思います。改めて深く感謝申し上げます!
このゆめ花火の打ちあげ当日は、闘病中の子供たちとそのご家族と一緒に花火を観る鑑賞会も行います。この鑑賞会では、毎年、つくばけやきっずのメンバー内でテーマを決めて、鑑賞教室・移動用のバスの装飾や、子供たちとの工作、レクリエーションを行っています。今年度のゆめ花火プロジェクトは、「水族館」というテーマで実施しました。
打ちあげ当日は、午前中から鑑賞教室の装飾に励みました。花火は大学構内で打ちあげるので、例年、花火が見やすい大学の教室を借りて鑑賞教室としています。その教室の壁に魚や海の生き物を貼り、入り口のところには海をイメージしてビニールテープを垂らしてすだれを作りました!
この鑑賞教室に移動する前に、子供たちには工作を楽しんでもらいます。毎年、テーマに合わせて私たちが選んだ工作1種類をやってもらっていましたが、今年は時間に余裕があった子供たちには2種類の工作を楽しんでもらいました。
1つは、海に見立ててデコレーションした2枚の紙皿を貼り合わせたおもちゃです。中に入っているお魚にはマグネットが付いていて、お皿の外側からマグネットをあてると中の魚を動かして遊べるようになっています。もう1つは、お椀を使ったオーナメントです。紙のお椀に、メンバーが絵を事前に描いておいたプレートと当日子供たちが自分で描いてくれたプレートをつるすと、クラゲのような形をした飾りが完成します。今回の工作は手の込んだ下準備が必要な部品が多かったのですが、メンバーで手分けしてコツコツと作り貯めて、来てくれた子供たち十分な数を作ることができました!子供たちはどんなシールを貼ろうか、絵を描こうか悩みながら熱心にこの工作に取り組んでくれました。楽しそうに工作をしてくれている子供たちの姿を見ることができ、本当に良かったと思います。メンバーの作ったものですが工作の完成品の写真も掲載いたしましたので、良かったら見てください☆
また、鑑賞教室までの移動に子供たちとそのご家族に乗っていただくバス内も装飾させてします。テーマの水族館を意識し、つり革などに魚のモチーフを使ったオーナメントをつるしました。乗車した子供たちが、少しでも水族館の水槽の中にいるような気分を楽しんでいてくれていたら嬉しいです^^
例年、この工作と装飾は、予算との兼ね合いも考えつつ何を作ろうか悩むのですが、今年は自由にアイデアを出して作成することができました。これは皆様からのご支援があって余裕をもって予算を組むことができてのことであり、本当に感謝しております!
大学内の教室に移動してからは、子供たちは教室内の画用紙で作られた魚や、海をイメージしたビニールテープに興味深々でした。スターバックスさんにご協力いただき、子供たちにはオレンジジュース、家族の方にはコーヒーが配られました。みんな嬉しそうに飲んでいました。
花火打ちあげまでの時間、子供たちにはメンバーが用意したレクリエーションの出し物を見てもらいます。今年のレクリエーションは、男の子と女の子が水族館に遊びに行くという人形劇でした。途中、海の生き物のシルエットが出てきて、なんの生き物か子供たちにクイズを出しました。タコのシルエットが出てくると、何人かの子供達が元気に「タコー!」と言ってくれて、あまりの元気さにメンバーも驚きました‼ペンギンのシルエットは少し難しかったようでしたが、「氷の上を歩くよ」というヒントで、元気に答えてくれました。
いよいよ花火が上がる時間になり、教室の窓際に移動しました。当日は少し雨が降っていて、雲が低くて見えにくいかもしれないということでした。しかし、不思議と花火の打ちあげの時間前後だけは雨がほぼやみ、花火は真正面に大きくしっかりと見えて子供たちもご家族の方々も喜んでいました。特に歓声が上がっていたのは、ドラえもんやアンパンマン、プーさんなどのキャラクターが上がった時です。みんな口々にすごい、と言っていました。ハートやイチゴ、サッカーボールなど、どれもとても綺麗に見えて参加者もメンバーも大喜びでした。今年打ちあげられた花火は17種類で、昨年と種類数を減らすことなく、色々な形の素晴らしい花火をあげることができ、ほっとしました。
花火が終わった後は、「花火見えた!」「すごかった!」と子供たちが言ってくれました。最後に、子供たちはメンバーが作ったバルーンアートをもらって、バスに乗って帰って行きました。多くの子供たちとご家族の方に花火を楽しんでいただけたようで、「闘病中の子供たちとそのご家族に、花火を通して幸せを届けたい」というこの企画の目標に近づくことができ、私たちもとても嬉しいです‼
皆様からいただいたご支援のうち、約25万円を花火の代金の一部として、約4万円はバス借用代として、約1万円は花火当日のレクリエーションや鑑賞教室の装飾の準備費用として使用させていただきました。
ご支援いただいた方へのリターンは、当日の鑑賞会の様子、花火の写真などを入れて作成中です。12月中を目度に郵送にてお送りする予定ですので、今しばらくお待ちいただければと思います。
今回の打ち上げで8回目となったゆめ花火ですが、今後もこのプロジェクトは毎年継続して行っていく予定です。また、この企画の他にも病気を持った子供たちに楽しいひと時を提供できるようなイベントを開催できればと考えています。そのため、来年度以降にもゆめ花火プロジェクトを始めとする私たちの活動に向け、クラウドファンディングを実施させていただくことがあるかもしれません。その際はまた、温かいご支援をよろしくお願いいたします!