“ZONO”海外で夢を追い続けるプロサッカー選手の挑戦

柏レイソルU12からU15に昇格できなかった僕は小学校6年生の冬にセレクションを受け、ジェフU15に合格し移籍する事になりました。

ジェフアカデミーではU15からU18までの6年間をプレーしましたが、その大半の5年間を菊地功コーチに教えていただきました。

菊地コーチは僕のプレーの長所を活かして伸ばすことにフォーカスし続けてくれたおかげで、僕は「遊び心を持ってサッカーを楽しむこと」、「自分の良さを出し続けること」を染み込ませてもらうことができました。

卒業してから他のコーチに聞いたのですが、他のコーチがどんなに「ゾノは守備ができないから外そう」と言っても、菊地コーチが「あいつはそれ以上に何かやってくれる」と言い使い続けてくれたそうです。

これがなかったら今の僕は育っていないと思います。

そのかわり、めちゃくちゃ怖かったです。笑

何回も殴られたし、蹴られたし、灰皿や傘で叩かれたこともありました。笑

今の時代だったら大騒ぎになってるかもしれませんね。笑

でもあんなに愛のある指導者はなかなかいないし、僕は菊地コーチの愛情に育てられながらサッカー選手として、人としての基盤を作っていきました。

思春期に入る学生時代で、何度も迷いサッカーを辞めそうになった事もありました。

それでも最後まで見捨てないでくれた菊地コーチ、U18まで一緒にプレーした仲間達は6年間青春時代を共に過ごしたかけがえのない仲間で、みんなの存在に本当に感謝しています。

高校3年生は城福敬さんに教わりました。

城福さんはとてもシンプルで、「今良いか、悪いか」だけで判断する監督でした。

学年関係なく良ければ使うし、悪ければ外されます。

そんな緊張感の中で勝負強さを身に付けさせてもらい、高校3年生のクラブユース選手権では3位になる事ができました。

その結果僕達はJユースカップでは燃え尽きて決勝トーナメントであっさり負けてしまいました。笑

なんだかスラムダンクの湘南のようなチームでした。笑

僕はそのままトップチームに昇格する事ができず、青山学院大学に進学する事になるのですが、ジェフの黄色いユニフォームは12歳から18歳までの6年間という、青春時代でもありサッカー人生で一番長い間着たユニフォームでとても思い入れがあります。

こうやって色んな人達との出会いが自分のサッカー人生を作ってくれているんだなと振り返りながら感謝できています。

教わった監督、コーチ達もまだまだ「ゾノの左足をピッチで見たいぞ」とメッセージをくれるので、頑張ってチームを決めて活躍を見せて恩返ししたいと思います。

それでは、今日も最後まで読んでくださってありがとうございました(^^)