ミミの門出②

 

里親T様は、とても穏やかな優しい方です。

ねこの飼養は初めてだそうですが、保護猫3匹の里親さんである同僚の方がサポートしてくださっています。

 

T様は去る12月25日にミミを迎えることを決め、年末にかけてとても熱心にミミの迎え入れの準備をしてくださいました。お家に到着するとドアに、そして窓に、脱走防止柵がしっかり設営されていました。

 

何年か前、私たちは、トライアル期間中に仮譲渡したねこを脱走させてしまった苦い経験があります。（幸い、ねこは捕獲できました。その時の里親候補さんはねこを一生懸命探してくれましたが、残念ながら正式譲渡はお断りしました。）

 

脱走防止柵をここまでしっかり設営してくださる真摯さに、

ミミを一生懸命迎えてくださる覚悟と熱意が感じられ、とても嬉しくありがたく思いました。こんなに想っていただけるミミは幸せです。

 

ミミはT様の手からチュールを食べました。

 

私たちが安心して帰宅すると、里親T様から早速ミミの写真が送られてきました。

 

 

 

ミミ＠T様宅

 

 

ミミの写真からは、少々緊張しながらも、不安や恐れはまったく感じていない様子が見て取れます。満足しているような無邪気なとてもよい表情です。

 

 

春先まで餌やりをしてくださっていた方も、ずっとミミの行く末を心配してくれています。

保護を依頼してきた方もミミを想い続けています。

ミミを欲しがった小学生の男の子たちもいました。

私たちの活動を応援してくださっている多くの方々もミミの幸せを祈ってくれています。

 

12月25日の素晴らしい里親様との出会い。・・・このクリスマスの奇跡は、そんな温かい愛にミミが護られていたからだと思います。

 

ミミは、保護先でも、先住たちにちょっかいを出されソファーの下に籠りながら生活をしたり、ゲージ暮らしが長引いたりしましたが、いつでも辛抱強く頑張ってきました。とても精神力の強い、芯の強い子です。

そんなミミですから、T様がミミを幸せにしてくださると同時にミミも、T様に大きな幸せをもたらしてくれると思っています。