ご支援への感謝とプロジェクト終了のご報告
桜花美しい季節を迎えておりますが、いかがお過ごしでしょうか。大変お待たせしま したが、やっと初版が完成しリタ-ンをお届け出来る日が巡ってまいりました。お約束 通り4月中にお届け出来ますことを大変うれしく思っております。 昨秋のクラウドファンデイング実行中は、わたくしの「母と過ごした日々~」出版プ ロジェクトに温かいご理解とご支援をいただき有難うございました。
あなた様を初め 多くの皆様の熱い温かいご支援をいただき、お蔭様でこのプロジェクトが無事陽の目を 見ることが出来ました。改めまして心から感謝申し上げます。
この歳になって「自分に残された最後の社会のお役に立てることは何だろうか」と考 えた末に、はっと気づいたのが「勤めながら母を介護していた頃の生活の記録(日記)」 でした。この国では、まだまだ親の介護は重い家族と社会の問題としてあり続けるでし ょう。とすれば、自分の貴重な介護生活の経験を死蔵しないで社会に晒すことで、これ から親の介護に直面する人たちに、勤めながら親の介護をするヒント得てもらったり至 らぬところは反面教師としてお役に立てるのではないかと思い立ちました。 その際出版計画の段階から多くの人にこのプロジェクトを知っていただき、かつその意義を理解していただけけるようでなければ「私の出版意図の意味がない」と考えまし た。そしてその一番良い方法として「クラウドファンデイングで支持が得られるかどう か」に賭けてみることにしたのです。
準備段階でクラウドシステムの担当者からプロ ジェクト公開後最初の5日間の支援の立ち上がりが、ファンデイングの成否のカギを握 る最も大切な期間なので積極的に知人友人に知らせるよう推奨され、急遽公開日前後を 中心にこの計画をお知らせし支援をお願いしました。またより多くの方々に「このプロジェクト」のクラウドサイトを訪問していただけるように、クラウドサイトへの「プロジェクトニュ-ス」情報を度々提供してきました。 その結果、すでにお知らせしましたように皆様のお蔭でこのプロジェクトは当初の5日間で目標の30%達成と順調に滑り出し、32日間で100万円の目標を達成しました。 その後、よりよい出版になるように目標を130万円に再設定し最終的に1,167,000円も のご支援をいただきました。このプロジェクトのような、軽いノリでの支援はし難い、 やや難しい課題でのクラウドファンデイングの成功には大変勇気づけられました。 またクラウドシステム会社もこのプロジェクトの成否に終始大きな関心を寄せてくれ ていて、推奨プロジェクトに選抜するなど後押しをしていただきました。このプロジェ クトにかかわっていただいたすべての方々に深甚の謝意を表します。
さて出版計画の方はクラウドファンデイングの最終日を待つことなく、昨年11月25 日には出版社と契約を交わし、出版社の原稿整理を経て12月12日から初期段階の編集 校正作業に入りました。同時に契約から出版まで普通6か月かかると言う出版スケジュ -ルを遅くとも4月初旬納品になるよう少しでもスケジュ―ルを前倒ししていただく ようお願いしました。
出版は初めての事でしたから正式の出版手続きは、色々段階 が多く自分の想定のように進まないのには閉口しました。 12月12日~1月14日まで0校4回やり取りに始まり、本文レイアウト・表紙デザ イン制作、2月7日~2月21日にやっと初校(本文・表紙デザイン)校正、2月23~3月2日再校・3月13日校了・印刷製本そしてやっと4月6日納品(3月25日出版)といった運びでした。契約した出版社が多くの案件を抱えているためらしく、一日でも早く出版したいと思っている私としては出版社側での滞留時間が必要以上にかかり過ぎると感じて、じりじりした気持ちで待つことの多い日々でした。
ただ、この過程で何度も原稿に目を通すこととなり、「この本はこれから介護や看護さ らには医学の道に進む人たちに読んでいただけば、より大きく社会の役に立てていただ けるのではないか」と感じるようにもなりました。現在、いくつかの介護・看護・医学 関係の大学等で副読本として活用していただけないかアプロ-チをしております。
折角皆様のご支援で出来た本ですから、様々な形で少しでも多くの人々に読んでいた だいて、社会に役立つ出版になることを願っております。 このようなことも含めて、こうして無事出版プロジェクトの完結を迎えることが出来 ましたのは、一重にご支援いただきました皆様のお蔭と深く感謝しております。ありが とうございました。
お届けしました初版本にお目通しいただき、ご意見・ご感想など をいただけましたらこの上ない幸いです。
なお、ご支援いただいた皆様に親の介護に向き合っておられる方がおられましたら、 少しでもお役に立ちたいと思っておりますので、お困りの事などがありましたら、相談 をお受けするというより、ご一緒に問題を考えるお手伝いをさせていただこうと思って おりますので、その節はご遠慮なくお電話やメ-ルをいただけたらと思っております。
好季節とはいえなお天候の不安定な季節ですから、十分ご自愛いただきますようお願 い申し上げます。