地域に監督を派遣し新しい交流を生み出す事業、第一次報告。
山形国際ドキュメンタリー映画祭2017の監督派遣事業にご支援をくださった皆様へ
おかげさまで、映画祭自体が無事終了いたしました。来場者は8日間でおよそ22,000人(今後の集計で伸びる可能性あり)。世界の多様性を映す各会場には、家族的な雰囲気の中に静かな熱気が渦巻き、映画と人と交流することで生まれる新鮮で豊かな体験を共有す場面が至る所でみられました。運営する私たちも、そうした幸福感と興奮を感じながら映画祭を楽しむことができました。
そして、映画祭期間中や映画祭終了後に実施された監督派遣事業も無事に実施できましたのとをご報告いたします。
この事業は、映画祭と地域との連携があってこそ成り立つプロジェクトであり、そこに、興味を示して自ら地域に出かけてくださるクリエーターがいて、新しい交流が生まれるものです。
(1)【山形市】ネットワーク上映作品「スタート・ライン」の今村彩子監督が、映画祭期間中の10月11日(水)、山形聾学校を訪問し、事前に映画を鑑賞していた生徒や先生がたと、手話や口話を交えて語り合いました。
当日の様子が山形新聞に掲載されましたので、ご覧ください。
また、詳細につきましては、山形聾学校の先生方より、写真や感想をいただくことになっておりますので、後日、ご報告させて頂きます。
(2)【鶴岡市】アジア千波万波部門で上映され、奨励賞と日本映画監督協会賞を獲得した作品「あまねき調べ」の上映&監督トーク交流が下記の日程で行われました。
日時:10月12日(木)18:30
会場:鶴岡まちなかキネマ(電話:0235-35-1228)
上映作品:「あまねき調べ」(YIDFF2017アジア千波万波 奨励賞受賞、日本映画監督協会賞受賞)上映/アヌシュカ・ミーナークシ、イーシュワル・シュリクマール監督トーク
*当日の上映やトーク、庄内訪問と地域交流の様子や感想は、後日、地元のコーディネーターの方から寄せていただきますので、お待ちください。
(3)【小国町】ロックスリー監督in小国町
フィリピンの著名な映画監督でありアニメーターのロックス・リー監督が、小国町を訪問し、地元の子供達と共にワークショップを行いました。他に映画の上映、そして翌日には、飯豊山の麓の大自然の中を地元コーディネーターの方の案内で散策し、異文化交流を果たしました。
今回は、ワークショップの様子をご紹介します。後日、監督派遣にご協力いただいた地元のコーディネーターの方より、さらなる交流の様子と感想や手応えをご報告いただきます。少々、お待ちください。
日時:10月12日(木)
14:00-16:00 ロックスリー監督とブナの森を散歩
18:00-19:30 「ロックスリー監督と一緒に、大判の布にみんなで絵を描こう」ワークショップ
19:30-20:30 短編作品上映会
10月13日(金)7:00頃 山に囲まれた樽口峠で朝ヨガ
会場:旧小玉川小中学校(西置賜郡小国町大字小玉川511)
問合せ:090-1934-2292(高橋)
(4)【尾花沢市】山形国際ドキュメンタリー映画祭2017のインターナショナル・コンペティション部門の審査員長イグナシオ・アグエロ監督が、10月12日の午後、尾花沢市の玉野小学校を訪問しました。アグエロ監督を囲んで映画の鑑賞やその感想を語り合うなどの交流が行われました。交流の様子や感想は、後日、玉野小学校の担当の先生より寄せていただきますので、お待ちください。
(5)【寒河江】GEAレストラン0053×YIDFF
Theater0053 第7夜 “カラブリアの夜”
日時:10月12日(木)18:00上映/20:45監督トーク
会場:GEAレストラン0053
上映作品:「カラブリア」(YIDFF2017インターナショナル・コンペティション出品)
ゲスト:ピエール=フランソワ・ソーテ
今後、監督を受け入れてくださった地域の方々から、近々、写真や映像や報告が届くことと思います。楽しみに、それを待ちたいと思います。届き次第、随時、ご報告させていただきます。