熱帯林コミュニティの慣習地保護活動をするNGOへ、四駆車を!

熱帯林コミュニティの慣習地保護活動をするNGOへ、四駆車を!

支援総額

1,622,000

目標金額 1,500,000円

支援者
40人
募集終了日
2023年12月22日

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2023年11月29日 14:22

サラワク産熱帯材合板と日本の建設市場

 熱帯材を素材とする合板製品の世界的な取引において日本はその輸入量の大きさで他国を大きく凌駕しています。内訳を見ると、2022年の輸入合板入荷量全体(2618,706m3)のうち、インドネシア産は89112 m334%)、マレーシア産が749,107 m329%)でした(「木材建材ウイクリー」No.2393)。マレーシア産のうち、およそ9割はサラワク州からのもです。

 合板とは木材を薄くむいた単板に接着剤を塗布し奇数枚を貼り合わせたものです。合板の用途は多岐にわたりますが、熱帯材合板の場合、フローリング用台板や建設基礎工事のさいにコンクリートを流し込むための型枠として使用される例がほとんどです。普段の生活環境ではあまり馴染みのない木材製品ですが、大型ホームセンターの合板売り場に行くとサイズや素材の異なる何種類もの合板製品が平積みされているのを見かけます。       

 

神奈川県内のホームセンター合板売り場。「ラワン」とは東南アジアを原産とする熱帯樹種。節がないため合板によく使われる

 

 

都内のある公共施設建設現場。コンクリート型枠にサラワク産の合板が使われていた

 

2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場として使用された国立競技場の建設現場でもサラワク産の合板がコンクリート型枠に大量に使われました。国立競技場の管理・運営をおこなっている日本スポーツ振興センターは当時、それらは森林認証を取得した製品で東京五輪組織委員会の基準に適合した木材だと述べています。

持続可能性を謳う東京五輪のシンボルともいえる競技場の建設で熱帯材製品がお墨付けをされて使用されることにNGOやメディアが批判をはじめたさ中、SADIA Mukahの代表ゲラム氏はこの合板の素材(原木)を生産したサラワクの伐採現場に大手メディアの記者を案内したことがあります。ゲラム氏は伐採地周辺のイバン人コミュニティに頼まれ住民たちと森を守る活動にかつて従事していました。つぎの新聞記事には、住民たちの伝統的な生活が森林の伐採のために苦境を強いられた様子がゲラム氏の活動とともに描かれています。

 

「我々は先祖伝来の土地で狩りや耕作を行ってきた。森を失うのは、命を失うようなものだ」。案内してくれたマテック・ゲラムさん(40)は、森とともに生きる先住民族ダヤックだ。人権団体のメンバーとして、民族の権利のために戦っている。道すがら、木材を積んだトラックとすれ違う。そのたびにゲラムさんの心は痛む。

 

第1部 理念/1 SDGsの理念はどこへ 使い捨てられた21万枚、五輪建設木材の出所を訪ねた マレーシア・サラワク州 森とともに生きる先住民がいた

 

自分も過去に三度ほど、企業の伐採エリアやアナップ河沿いのコミュニティを訪問、調査したことがあります。焼畑耕作を営むイバン人たちが口々に不満を吐露していたのは伐採施業によるさまざまな影響です。河の氾濫が増え耕作地が水没したことで収穫が激減しコミュニティは一層、窮乏するようになった。河川の汚染によって漁獲も減り、ヒゲイノシシなど動物も姿を消した、など政府や会社への不平を悔しさを交えて語っていました。先祖を祀った墓地もいまは会社の施業区域内に入ってしまい、アクセスが難しくなったとのことでした。

 

伐採された木材を満載したトラックの列が住民たちが使う道路を塞いでいた

 

伐採エリアのすぐ外側にあるイバン人のロングハウス.。河の浸食が進んでいるという

 

 

ゲラム氏や住民たちは森の開発を止めようと裁判を起こしましたが、結局負けてしまい、伐採が着々と進む現状が続いています。

 

【参考(JATANのレポート)】《持続的森林管理》から捨象されたイバン人コミュニティ―サラワク州PEFC認証林アナップ・ムプット森林管理区と周辺コミュニティ―

リターン

3,000+システム利用料


お気持ちコース

お気持ちコース

・感謝のメール
・SADIA Mukah活動報告

感謝のメールを送等せていただくとともに、SADIA Mukahのフィールドワークのアップデートをお伝えしたいと思います。

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年2月

10,000+システム利用料


SADIA Mukah特製のシャツもしくはキャップ

SADIA Mukah特製のシャツもしくはキャップ

・SADIA Mukah特製のシャツもしくはキャップ

・感謝のメール
・SADIA Mukah活動報告

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年2月

10,000+システム利用料


JATAN・SADIA Mukah応援コース

JATAN・SADIA Mukah応援コース

・JATANのホームページ上に支援者様としてお名前を掲載(希望者のみ)

・感謝のメール
・SADIA Mukah活動報告

感謝のメールを送ります。SADIA Mukahの活動報告を送ります。

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年2月

30,000+システム利用料


JATAN・SADIA Mukah全力応援コースA

JATAN・SADIA Mukah全力応援コースA

・JATANのホームページ上に支援者様としてお名前を掲載(希望者のみ)

・感謝のメール
・SADIA Mukah活動報告

感謝のメールを送ります。SADIA Mukahの活動報告を送ります。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年2月

50,000+システム利用料


JATAN・SADIA Mukah全力応援コースB

JATAN・SADIA Mukah全力応援コースB

・JATANのホームページ上に支援者様としてお名前を掲載(希望者のみ)

・感謝のメール
・SADIA Mukah活動報告

感謝のメールを送ります。SADIA Mukahの活動報告を送ります。

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年2月

350,000+システム利用料


サラワクの先住民コミュニティを訪問・滞在 現地ツアーコース

サラワクの先住民コミュニティを訪問・滞在 現地ツアーコース

●熱帯林行動ネットワーク(JATAN)の現地調査に同行していただきます。

サラワク州の州都クチンを起点として、河川上流域の先住民コミュニティを数か所訪問、滞在します。ロングハウスで住民たちと一緒に滞在し、彼らと膝を交えて語り合います。また、民族舞踏、食事や狩猟活動など彼らの伝統的文化や生活を体験する機会もあります。JATANの現地カウンターパートのSADIA Mukahをはじめ先住民支援をする地元のNGOの活動家、弁護士とも交流する予定です。

訪問・滞在予定地:州西部ラジャン河上流域のイバン人の伝統的集落、州東部バラム河上流域のプナン人、ケラビット人の伝統的集落、ほか

※実施予定日:2024年3月~4月。日程等は別途、調整させていただきます。
※現地集合・現地解散です。現地への渡航費・ホテル宿泊費等、必要経費は別途ご負担をお願いします。
※詳細は、クラウドファンディング成立後、2024年2月中にご連絡します。

●感謝のメール
●SADIA Mukah活動報告

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年4月

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