口唇口蓋裂にまつわる思い出を書こうと思います。

 

強く心に残っているのはお医者さんが言った

 

「まあそのうち自覚するでしょう」

 

という言葉。

 

たぶん小学校低学年くらいのことだったと思います。

病院で言語訓練をし終えたときのこと。

 

ぼくは椅子に座って何かをしていて、

後ろで白衣を着たお医者さんふたりが会話をしていました。

 

 

お医者さんA「えいたくんは◯×△…」

お医者さんB「まぁそのうち自覚するでしょう」

 

会話の内容は覚えていないのですが、

「そのうち自覚するでしょう」というセリフだけはよく覚えています。

 

自分がどんな姿で生まれたかを知ったのと同時に

なぜか、このセリフが浮かんできました。

 

お医者さんは、無意識に言っていたのだと思いますが、

けっこう軽々しく言ってたことがなんだか嫌な気持ちです。

 

「まあそのうち自覚するでしょう」

 

聞いてないと思っていたのか、

聞かれてても問題ないと思っていたのか。

 

まったくの健康体だと思っていた自分自身が

実はそうではなかったと自覚すること。

 

けっこう精神的なダメージをくらいます。

このセリフも、ぼくを傷つけました。

 

「自覚ってこういうことなの?傷つくことなの?」

 

という風に。

 

こうなると「自覚」という言葉にも過敏に反応することになります。

 

でも、こんな悩み、誰にも相談できません。

だって理解してもらえるとは思えないから。

 

当時のぼくはこう思っていたので誰にも相談せず。

 

「障害」「いじめ」「言語障害」

 

といった言葉にも過敏になっていましたが、

いろいろと一人で抱え込んでいました。

 

これは当事者でなければわからない悩みです。

 

このたび開発するサービスでは、

このような悩みを共有できる人たちが集う空間をつくろうと思っています。

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