
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 196人
- 募集終了日
- 2024年7月18日
渡航学生の活動報告【4】
都市・環境工学科 3年生
1.フィリピンでの活動
今回、9月15日から19日までの間フィリピンに滞在して足踏みミシンボランティア活動を行った。そのうち15日と19日はフィリピンと日本を行き来するための移動日だった。
フィリピンに到着して2日目の16日は、マニラから約3時間のパンパンガ州の村でミシン部の活動を行った。村に着くと最初に、現地の方々に歓迎会をして頂いた。フィリピンの独自の伝統的な楽しい歌とダンスのおもてなしがあり、とても楽しい滞在になると思った。
その後グループごとに分かれてミシンのメンテナンス指導を行った。英語で伝えるのはとても困難だったが、現地の方々と通訳の方がとても親身になって聞いてくださり、時には通訳してくださってメンテナンス指導を行うことができた。現地の方々は1回取り外しの説明をすると、私たちがいなくても自分たちで修理できるほどミシンのことを熟知していてとても驚いた。ミシンのメンテナンスが終わり試し縫いまで出来た時とても達成感を感じたがそれ以上に現地の方々と一緒に喜びを分かち合えて気持ちが通じたことがとてもうれしかった。
3日目はパンパンガ州の村でミシンの利用状況の視察をした。作っているものとしてズボン、ベットシーツ、枕カバー等があり、実際に作っているところも見せてもらった。物を作っている時まるでミシンが体の一部であるかのように使いこなしておりとても驚いたが、自分たちが今まで修理してきたミシンが大切に使われていて、かつ収入源にもなっており人々の役に立てていることを目の前で体感することができたことにうれしさを感じた。この活動の素晴らしさを改めて感じることができこれからも活動を頑張ろうという活力も沸いた。
4日目はフィリピンの観光をした。Manila cathedralというフィリピンで有名な教会に行き、初めて祈りを捧げるところも見学した。懺悔室など普段教科書でしか見たことがないところも実際に見ることができてとてもうれしかった。教会に入ったのは初めてだったがとても神秘的な雰囲気だった。また馬車に乗ってスペイン植民地にされていた時代の建物やお話を聞き、観光している時にストリートチルドレンがたくさんいることから文化の違いをとても感じることができた。とても貴重な体験ができた1日だった。
2.フィリピンで学んだこと
今回のフィリピンでの活動で学んだことがたくさんある。
まず、今勉強している内容がすべての人に共通ではないことだ。特に分かりやすかったのは英語の発音の仕方だ。アメリカ英語やイギリス英語があるようにフィリピン英語もある。そのことをあまり理解できていなかったため少し発音が違うと聞き取れずコミュニケーションを取るのに少し苦戦した。そのためどの国に行っても対応できるように今の英語をより勉強して現地に出向く際は事前にその地での発音の違いなど勉強しておく必要がある。しかし、今回の活動では言葉をすべて理解できなくても気持ちを通わすことができることも学ぶことができた。
次に生活環境についてだ。フィリピンでは貧富の格差が激しい。日本での生活が普通だと思えない程だ。最も印象に残ったのはマニラの高速道路で、高速道路から左側が富裕層の地域、一方右側はスラム街。見ただけでわかるくらい格差が激しいことが分かる。またホテルに来ている人たちはきれいな服装をしているが路地のコンビニの前ではヨレヨレのTシャツに半ズボンで時にはサンダルも履いていない子供が、店のドアを開けてくれる。最初は親切心かと思ったが、ストリートチルドレンというお金を稼いでいる子供たちだった。見た目は3歳から5歳くらいの子でこんな小さな子が必死にお金を稼ごうとしているところを見るといたたまれない気持ちになった。このことから、日本とフィリピンの生活環境や文化の違いについて学んだ。
最後に交通状況についてだ。フィリピンでは色んな乗用車があった。車やトラック、バイク以外にzeepや馬車、サイドカー付きの自転車、屋根のないバイクなどたくさんあった。また、道路はマニラなどの都市では道路が交差したり上がり下がりが激しかった。一方パンパンガ州などの地方ではほぼ土や砂利の道でコンクリートの道路はあるが整備が行き届いていないのかとても狭くコンクリートと砂利の境にすごい段差が発生していた。さらにフィリピンでは頻繁にクラクションが鳴る。その原因として考えられることが2つある。1つ目は、車線無視が挙げられる。フィリピンではとても交通量が多く渋滞になりやすい。早く行くために車の追い抜きや割り込みが度々起こる。また、バイクは信号待ちの車と車の間を通っていき、歩行者も度々車道を横断することがある。2つ目は、信号の時間配分だ。フィリピンでは乗用車などの交通量が多いためか、青信号が10~15秒程度に対し、赤信号は90秒程度ある。そのため歩行者が車道を横断するのだと考える。これらのことからクラクションが頻繁に鳴っているのだと考える。
今回学んだことはこれからの生活や勉強に生かすことができるほどの貴重なものだった。将来このような困っている人たちを助けることができる技術開発などの参考にして活かしていこうと考える。
3.感想
初めての海外ボランティア活動で最初は不安でいっぱいだったが、現地の方との交流やボランティア活動を最後までやり遂げることができてとても貴重な経験をすることができた。自分たちの修理したミシンが色んな所で大切に使われ、生活を支えていることも知った。足踏みミシンが使われているところに行ったが電線の整備もされておらず、道路もほぼ土や砂利でコンクリートがあるところでも整備が行き届いておらず砂利とコンクリートの境の段差が激しかったが、足踏みミシンで枕カバーやズボンなどを作り生活を支えているところを見て、自分たちの活動はとても素晴らしいことだと改めて感じることができた。これからも活動を続けて少しでも多くの生活の支えとなるミシンを届けて現地の方々の手助けをしたいと思う。

リターン
1,000円+システム利用料

【リターンなし】1000円
リターンなしのため、頂いたご支援はより多く活動への支援に充てさせていただきます。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年10月
3,000円+システム利用料

【リターンなし】3000円
リターンなしのため、頂いたご支援はより多く活動への支援に充てさせていただきます。
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年10月
1,000円+システム利用料

【リターンなし】1000円
リターンなしのため、頂いたご支援はより多く活動への支援に充てさせていただきます。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年10月
3,000円+システム利用料

【リターンなし】3000円
リターンなしのため、頂いたご支援はより多く活動への支援に充てさせていただきます。
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年10月

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- 390,000円
- 支援者
- 50人
- 残り
- 41日

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