外国ルーツの子どもたちへの日本語指導・学習支援を持続可能な活動へ。

毎年何人かの生徒が中学校を卒業し我々の教室からも卒業していきます。高校卒業以降となると消息が分からなくなるケースも増えますが、その後もずっと連絡をくれる子もいます。今年の会員総会ではそんな卒業生の一人Aさん(30歳)に、これまでの歩みを振り返るWeb講演をいただきました。14歳で中国から来たときは、日本語がほとんどできず、友達もできず本当に辛い日々だったこと、当会に入り兎に角頑張ったこと、松戸の公立高校から東京外語大に合格と素晴らしい成果の裏で「自分はどこの国の人」と悩んだ日々、でも私は私で「○○人」にこだわる必要はないと決め今に至ること、等々のお話を聞いていて涙が出ました。現在彼女は某TV局でマイノリティーの声を伝えたいと報道の仕事に携わり頑張っています。最後の彼女からのメッセージ（スライド参照）には後輩たちへの思いが溢れていました。その思いをしっかり今の子どもたちに伝えていきたいと思います。