今まで様々な方との出逢いがありました。多くの出逢いがあるというのもこの仕事の魅力の一つであり、私はその一つ一つを大切にしたいと考えています。

ここでは、ある方との出逢いを少しご紹介したいと思います。

 

以前私が共同住居にも勤務していた時のお話です。その共同住居に住まわれている自閉症スペクトラムの男性Aさんとの時間は今も印象に残っています。

 

自閉症スペクトラムなどの場合、一般的に健常者よりもストレスに敏感で耐性が弱いと言われています。Aさんの場合、様々な環境の変化や戸惑いから、自傷行為や夜尿が見られた時期があったのですが、ストレスの原因を想定し、色々と取り組んだ結果、Aさんのそのような行動が見られなくなった、または激減したということがありました。

それまでは曖昧になってしまっていた、その日、いつ、どのスタッフが勤務なのか。その日の大まかな予定(行き先)は何なのか。その他にもAさんが見通しを持ち、安心して生活ができるよう、色々と工夫しました。

もちろん、その全てが効果的であったとは断言はできません。いろいろな要因を想定して支援を展開していく中で、時には効果の現れないこともあります。しかし、その「想定される要因と、それに対する的確な支援」にたどり着くまで、私たちは諦めることなくチャレンジし続けました。そして、状況が好転するところまでたどり着きました。もちろん、その間のAさんの頑張り無くしてはできなかったことです。

そのような経験を積み重ね、さらに知識に触れ、その精度を高めていくことが私たちのできることであり、また求められていることだと思います。

 

このケースを経験することで、ただなんとなくその場をやり過ごすのではなく、専門性を持ってアセスメントや取り組みを行うことで、障がいがある方達の生活を豊かにしていけるのでは?という可能性に改めて気づかされました。

 

また、そういうことの積み重ねで信頼関係が生まれ、Aさんもどんどん自分の意思を伝えてくださるようになりました。

 

保護者の方からも感謝をいただき、今だに保護者さんも含めてお付き合いをさせていただいています。

 

このような出逢いが、私たちを支援者としても、人間としても成長させてくれ、お互いの人生がより豊かなものになればと思っています。

 

これからも多くの出逢いがあると思いますが、その一つ一つを大切にしていきたいと思います。

 

そのためにも、皆様のご支援が必要なのです。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。

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