京都での10年の日本画修行時代。

お茶、いけばな、書道、着付け、作法、さまざまなしきたりのなかで、自分を見失いそうになることも多々ありました。

それでも、厳しくたたかれて、磨きぬかれて、身についたすべてのものが、今、混沌とした東京で創作発表を続ける自分の根幹になってくれているように思います。

月を愛で、祭りごとをおこない、絵に描き、生けこむ中で培った、365日刻々と移り変わる季節や繊細な情趣を、この絵本に託したいと思っています。

写真は、数年奉職していたのと同じ、天皇家ゆかりの寺である門跡寺院、京都の総本山仁和寺。

東京へ出てから、以前奉納した“国宝孔雀明王模写”の撮影に行った際のもの。

京都へいたころから少し成長した自分と、そのバックグラウンドが表現されているようで、あまり写真は苦手なのですが、珍しく、とても気に入った写真の一枚です。

新着情報一覧へ