リタイア犬の明るい未来のために｜新パートナーとの縁結びにご支援を！

※東京都 改正動物の愛護及び管理に関する法律のお知らせ

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/douso/kaisei/kaiseiaigohou.files/210601oshirase.pdf

 

 

 

2020年、動物愛護法の法令改正が順次進み、動物取扱業者の事業形態を余儀なく変えなければならなくなった頃、新型コロナウイルスが蔓延し始め、対面販売が義務付けられている犬舎への見学者が激減し、仔犬の販売だけではなくリタイア犬の譲渡も儘ならない状況となりました。その結果、動物をめぐる環境、状況は悪化し、犠牲になる動物たちが増えてきました。

 

このような事態を重く捉え、交流のあるドッグブリーダーたちに声をかけ、1匹でも多くのわんちゃんたちを救うことができる場所を目指し、2年前に団体を立ち上げました。

 

現在、北海道から九州まで、さまざまな犬種のドッグブリーダー8名で結成されています。私達ドッグブリーダーは減少しつつある純血犬種の保存と健全なドッグブリーディング（育種）に力を注ぎ、日々研鑽と努力を続けています。

当協会はこの2年間で、ドッグブリーディング（育種）の普及、発展およびブリーダー間の情報交換の場を広げ、適切なドッグブリーディングの啓蒙活動などのドッグブリーダー関連の支援をおこなってまいりました。

 

また、2020年7月には法令改正案の矛盾点などの意見書を環境省へ提出するなど、動物愛護に関わる環境の改善のために積極的に活動を続けております。

仔犬やリタイア犬を皆様の温かいご家庭にお迎えくださること、そして愛犬を終生飼養してくださることが私達ブリーダーの願いです。

 

 

 

 

犬に愛情を注いで家族のように育てているブリーダーにとっても、今回の法改正の内容は妥当であると感じています。しかし繁殖犬の条件が厳しくなっただけでなく、各施設の飼養頭数の制限も定められたことにより、動物愛護法で守られるはずの命が最悪の場合殺処分の対象となってしまう可能性も孕んでいる点には矛盾を感じています。

 

当協会所属の徳島県のブリーダーさんの犬舎では、実際に来年には20頭以上がリタイア犬となる予定です。そして先日は保健所から調査が入り、保健所にリタイア犬を引き取ってもらうかどうかの判断を迫られています。「マッチングサイトができ、リタイア犬のパートナーが見つかればこんなに嬉しいことはない」とブリーダーさんからも期待の声をいただいています。

 

リタイア犬は今後想像を超える数の増加が予想されます。1匹でも多くリタイア犬の命を守るためには新しいパートナーを見つける手段としてのマッチングサイトの立ち上げが急務な課題です。

 

そのため、現状を打開するひとつの手段としてリタイア犬のマッチングサイトを構築するためにプロジェクトを立ち上げました。

 

 

マッチングサイト運営

 

作成予定のマッチングサイトでは、全日本ドッグブリーダー協会の会員のみが日本各地のリタイア犬の情報を、紹介ページとして掲載いたします。そしてユーザーさんはサイト上で、随時最新の情報を確認することができるようになる予定です。

 

また、ユーザーさんは気になるリタイア犬の所有者であるブリーダーに直接詳細について問い合わせをしていただくことができます。もちろん好みの犬種からリタイア犬を探すことができるような検索機能も実装いたします。

 

現在の当協会のHP

 

一時預かりスペースの設置

 

基本的にリタイア犬は主にブリーダーから直接新パートナーへ引き渡しとなりますが、遠方にお住まいのパートナーのために、中継地点として協会本部のある富山県に一時預かりスペースも整備します。プレハブハウス内にサークルを設け、わんちゃんたちの健康チェックを行うとともに休息の場所として活用する予定です。またドッグランやトリミングスペースも隣接しています。

　

写真は一時預かりの運動スペースイメージです。実際は砂地にする予定です。

 

 

 

全日本ドッグブリーダー協会を立ち上げてから2年、8名の会員とともに会費のみで運営し、活動資金は代表の自費負担が多いのが現状です。

 

リタイア犬は日々増えてきていている一方で、コロナ禍も影響し仔犬販売もままならず、確保できる資金が少なくなっています。また補助金なども検討はしておりますが、採択や実際の受け取りには時間がかかり、今回のようにできるだけ早く実現しなければいけない事態には活用が難しいのが現状です。

 

仔犬同様、コロナ禍においてはリタイア犬の新しいパートナーを探す手段としてマッチングサイトは必要であり、引き渡しの準備のための施設、設備が必要です。

 

 

 

 

動物愛護管理法は長年動物愛護の観点に注視し、管理者いわゆるブリーダーに関しては野放しの状態でした。そのため悪質な業者が増え、ペットブームに肖り母犬に負担のかかる繁殖やインブリードと言った仔犬を産ませるだけのパピーミルとなった業者もあります。

 

私たちドッグブリーダーは本来、育種を原点に母犬の健康管理は勿論の事、環境整備、衛生管理に留意して繁殖し、健康で良質な純血種の仔犬を販売しています。

 

しかしながら、情報番組等で悪質な業者や資格を持たない多頭飼育者が取り上げられ、ドッグブリーダー全般のイメージダウンに繋がってしまっているケースもあります。

 

今回のプロジェクトによって無事マッチングサイトをオープンすることが、リタイア犬の未来を守り、そして動物愛護の本来の姿を拡散し、野犬、保護犬の減少に繋がる活動になると考えています。

 

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またこの機会にご支援くださる皆さまには、動物愛護の現状とドッグブリーダーについても知っていただき、ぜひ認識を深めていただくことができるきっかけの場にとなることを願っております。

 

そして私たちの活動に賛同いただけた全国のドッグブリーダーの方々には、ぜひ当協会の会員としての参加をしていただきたいと思っております。

 

ぜひリタイア犬とドッグブリーダーの明るい未来のため、あたたかなご支援・応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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