【お礼】甚大な被害が発生した台湾地震での緊急支援
2024年4月3日、台湾東部の花蓮県沖でマグニチュード7.2の地震があり、広い範囲で震度6強などの強い揺れがありました。この地震を受けて、2024年4〜6月に実施したPBVのクラウドファンディング「2024年台湾地震 緊急支援」にて、皆さまから心温かなご支援を頂きました。
皆さま一人ひとりが被災地に心を寄せて行動していただいたことが、被災地への支援へと繋がっています。スタッフ一同、改めて心から深く感謝申し上げます。
PBVの支援活動
PBVは、4月にスタッフを現地に派遣し、被災地のひとつである花蓮県を訪問。現地の支援団体と協力して家の一部が損壊した家屋の修繕活動をおこなうとともに、被災者のニーズを調査しました。
今回PBVの視察を受け入れてくれた国立東華大学では、10棟あるうちの3棟の寮に深刻な被害が生じ、1,500人を超える学生が寮の退出を余儀なくされていました。
多くの学生の日常生活に影響が生じていることを鑑み、授業は現在オンラインでおこなわれています。また、同大学では地震が原因で実験室が1棟全焼するなど、学業を含めた学生生活全体に深刻な影響が生じています。
何人かの被災者の方からは、台湾政府が住み続けることが危険と判断される家屋に暮らす住民に対しては退避勧告を出し、新しい場所で暮らすための家賃補助を支給したり、住宅の再建や改修の資金の一部を助成したりしているという支援があることを教えてくれました。
こうした制度の一方で、花蓮県青少年公益組織協会が運営している支援センターでは、トイレットペーパーなどの生活必需品やインスタント食品などの食料、石鹸などの衛生用品をもらいにくる被災者が後を絶たず、行政による支援だけでは被災者のニーズに応えきれない現状を目の当たりにしました。
その後、PBVは台湾で支援活動をおこなう慈済基金会と協力し、被害が大きかった花蓮県北部の秀林地区の支援活動に取り組んでいます。壁面や屋根が一部、損壊した状態で生活を続ける住民からの要請に基づき、被災家屋の修繕を進めています。
※リターンにつきましては、メールにて2024年末迄に活動報告をお送りいたします。
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