写真展『五月の虹』、東京での展示を終えました。
写真展『五月の虹』を開催するために。
この試みにご支援くださったみなさま、この度はありがとうございました。みなさまのおかげで、僕ひとりでは決して実現できなかったような、夢のような展示をすることができました。「資金がある」という現実的な力として、また「思うようにやっていいんだよ」と励ましてくださっているような力を、このクラウドファンディングからいただきました。はじめは(僕なんかがこんな大それたことをしていいのだろうか…)と迷っていたのですが、思い切ってやってみて、ほんとうによかったです。あらためまして、ありがとうございました。何度感謝しても、しきれません。
当初、予定していたとおり、僕が惚れ込んだ谷中にある古民家を利用したギャラリー「トタン」にて、令和がはじまったばかりの5月3日から12日まで、10日間の会期を終えることができました。今回の展示は、作品をただ見るだけでなく、谷中という街を訪れること、古民家に足を踏み入れること、畳の感触、床のきしみなど、すべての体験が展示の一部になったらいいと願って行いました。会場には、4冊の大学ノートをおいていたのですが、そのノートに訪れた方がたくさんのご感想を書いてくださいました。それを拝見すると、やはりこの「おばあちゃんち」のようなトタンというギャラリーや、谷中の活気ある商店街を抜けてきた感想が寄せられていて、願っていたことが叶っているのを実感できました。
皆様からご支援いただいた資金は、およそ半分の金額をこの東京での展示の制作運営費に使用させていただきました。当初30万円を制作運営費に充てておりましたが、ご援助いただいたことでより良い展示にしたい、良い写真集をつくりたいという気持ちが高まり、細部までこだわった結果、予定より多くの資金を使わせていただきました。また、残りの資金につきましては、予定通り、東京以外の三都市での巡回展のために使用させていただきます。今回、写真集の販売でも資金を得られましたので、これもほかの都市での巡回展のために使い、それぞれの都市で新たな『五月の虹』をつくっていこうと思います。
なお、巡回する三都市につきましては、「仙台」「大阪or京都」「名古屋」を予定しております。現在、各地のギャラリーに問い合わせしています。いくつかのギャラリーの下見をし、またこれから下見を行う場所もあります。こちらは詳細が決まり次第、あらためて「新着情報」としてご報告いたします。また、この三都市のほか、ギャラリーを運営している友人や、今回の展示を見てくださったギャラリーオーナーからのお誘いにより、「滋賀県 日野町」「香川県 男木島」「神奈川県 鎌倉」での巡回展も行いたいと考えています。東京での展示は終わってしまいましたが、これから長く続く『五月の虹』がはじまりました。それぞれの街のお近くのみなさまに、ぜひ足をお運びいただけましたら嬉しいです。
リターンにつきましては、「お礼のポストカード」の発送を終えております。万が一、お手元に届いていない方がいらっしゃいましたら、メッセージ機能よりお知らせくださいませ。今後は、まず「完成した写真集とおまけ」を順次発送させていただきます。「その1」から「その3」まで、100名様を超えるご支援を頂いておりますので、お届けまでお時間をいただきますが、すこしでもはやくお届けしたいと思っています。また「展示風景の映像」「作品」「肖像写真を撮って詩を贈る」「トナカイ写真館」などにつきましても、順次準備を進めていきます。お待たせしてしまって恐縮ですが、よいものをお届けできると思いますので、楽しみにしていただけましたら、さいわいです。
今後の活動につきましても、いろいろなことが決まり次第、こちらの「新着情報」よりお知らせいたします。ご質問がありましたら、メッセージ機能でお受けできますので、お気軽にお声がけくださいませ。この度はほんとうにほんとうに、ありがとうございました。これからさまざまな場所に架かる『五月の虹』を、見守っていただけたら嬉しいです。
2019年5月17日 快晴 トナカイ