その55 大槌を訪問し100万円の寄付金を届けてまいりました

鮭カレンダー制作から3か月、購入いただいた方々から3月11日に日めくりを使い始めた便りがいくつも届きました。新聞やラジオでも紹介いただき、鮭カレンダーも完売しました。2月28~29日に6名で大槌町を訪問し、第4期分(2015.1.1~12.31)の鮭Tシャツやカレンダーの寄付金100万円を届けてまいりました。皆さまからご支援いただき本当に感謝いたします。

 

  

吉里吉里学園中学部では振込んだ30万円の目録、卒業生18名への日めくりカレンダー、頂いた応援メッセージや写真、大判のカレンダーを届けました。柳田正人校長先生からは、3月11日の前には震災に関する授業を2日間行い、3/11は黙祷だけを行うとの事。生徒それぞれの被災状況や気持ちが違っているため個別のケアが必要で、正直どう向き合って話せばいいのか今も手さぐりの状態だそうです。頂いた寄付金は体験学習のワカメ栽培(今年は1t収穫し販売)のカッパや手袋等の道具や経費、部活動は生徒が少ないため沿岸部の合同チームとして出場したり内陸の学校と交流試合のバスチャーター代として使わせていただくそうです。保護者から集める部活動費(PTA会費)は減額のままですが、物やお金がなくてもどうやったら出来るか工夫する力をつけさせたいとの話しを伺いました。

 

  

  

大槌学園はいまだに仮設校舎ですが、今年9月にようやく新校舎が完成します。振込んだ70万円の目録と卒業生88名への日めくり・応援メッセージや写真、大判のカレンダーを受取っていただきました。大森厚志校長先生からは3割の生徒が仮設住宅から通っており、PTA会費は1万円のところ3千円に減額したまま。地区がバラバラで今決めてもまた変わるのでPTAが機能していない状態。災害復興住宅や一軒家への転居により、仮設から急に広くなりすぎて不安になっている生徒もいるそうです。身体的な不調を訴えることは少なくなってきているが、今になって精神的な訴えが出てくる生徒もいたり、小さかった頃の震災体験で大人の話しを自分の経験のようにとらえている生徒もいるそうです。そんな中で3月11日が近づき取材や報道・訪問者が増え、生徒のことを思うと正直そっと見守っていてほしいとの思いが校長先生の話しから感じられました。

 

  

前日は大槌高校のグランドに施工中の新校舎を見学。休日にもかかわらず大槌高校関係者の方に案内いただきました。2階建ての校舎や体育館は8割が大槌産の木材、2割が岩手県産を使用。校舎の中心には図書館やパソコンのメディアセンターを配置、巨大な集合材でつくられる体育館の施工方法、校庭の完成時期は来年春になることなど教えていただきました。説明の中で新しい校舎に期待を寄せる思いが静かに伝わってきます。素敵な学校に必ずなるでしょう。

 

1年ぶりの大槌訪問ですが、少しだけ自分の目と耳で感じることができました。大槌役場の総務の方からはようやくここまで来ましたと、盛土作業やこれから竣工する消防署や大槌病院などをお聞きする反面、全然進まないとの地元民の声も聞きました。普通の生活にはまだまだ時間がかかりそうですが、多くの住民の手で魅力ある大槌町になることを期待しています。毎年2月に訪問すると長野から雪を連れてきたねぇ~といつも民宿の女将さんに笑われますが、再訪した時に「いい町になったでしょう」と笑顔で自慢されたら本当に嬉しいです。鮭Tプロジェクトの活動も新校舎完成まで継続していきます。これからも大槌の町を気にかけ応援頂ければ助かります。よろしくお願いします。

 

  

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