支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 171人
- 募集終了日
- 2017年5月17日
新しいまちの歴史をスタートするための大切なプロセス。
神戸の「3.11オモイデツアー」スタッフである高森順子さんのFBより転載しました。
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東日本大震災から6年が経過しました。いま、宮城県の沿岸部では復興工事が進み、「ある程度の目途が立った」という報道も多く聞かれるようになりました。
私は震災復興の研究のため、この6年、仙台に通っています。人も食も酒も街も、本当に魅力的で、いつしか、研究のためだけではなく、ひとときの安らぎを得るために通うようになりました。
震災から約3年くらいは、仙台の街中を中心にフィールドワークをしていたため、沿岸部に立ち入ることはあまりありませんでした。特に、震災後、住居の建築が制限される災害危険区域に指定された地区は、震災から時間が経過してからもその爪痕は残されたままで、震災前を知らない私にとっては(今思えば大変失礼な感想なのですが)「何もない」、「寂しい」場所として感じていました。
その「何もない」、「寂しい」イメージが鮮やかに塗り替えられたのが、仙台で親しくさせていただいているNPO法人20世紀アーカイブ仙台の佐藤正実さんたちがはじめられた「3.11オモイデツアー」に参加させていただいたときです。オモイデツアーでは、災害危険区域に指定された蒲生、荒浜を訪れました。砂浜に残されたゴミをみなで集めたあと、家の基礎だけが残された場所で、私たちをもてなすために住民の方々が暖かい食事を用意してくれました。これは、浜の人たちが漁の後にみなの労をねぎらうために食事をふるまう「おふるまい」という文化からくるものでした。暖かな汁物と、お手製のピザに舌鼓を打ちました。住民のみなさん、ツアー参加者のみなさんと共に食事をし、まちを歩くと、ゆっくりと、確実に、かつてのまちの様子を想像することができました。
オモイデツアーは、もう今はそこにはないものを、ツアーに集う人々みんなで想像する実践だと思います。住民のみなさんとツアー参加者が「かつての街」を想像するという、少し非日常で不思議な共同作業は、そこに集う人々に心地よい連帯感も生み出しています。私自身、オモイデツアーに参加しつづけたいと思うのは、「沿岸を訪れる」というよりも、「『みんなで』沿岸を訪れる」ことに魅力を感じているからだと思います。
沿岸の復興工事は着実に進んでいます。沿岸の様子は毎日変化しつづけており、かつてのまちの思い出を想起させる断片を見つけるのも難しくなってきています。このオモイデツアーは、その断片の最後の一つがなくなるその日まで、続けてほしいと切に願っています。それが、新しいまちの歴史をスタートするための大切なプロセスだと思うからです。
オモイデツアーは、昨年度をもって仙台市の事業から外れ、活動を継続するには外部資金の獲得が必須の状況となりました。まずはこの1年継続できるよう、クラウドファンディングに挑戦しています。
「海水浴場行きバスを再び!「3.11オモイデツアー」の継続へ」
https://readyfor.jp/projects/311omoide
一口5,000円からご支援していだけます。残り5日間のチャレンジとなります。
あと一押し、ご協力いただけましたら幸いです。また、これまで被災地に行くことを遠慮していた方もぜひ「オモイデツアー」にご参加ください。これまで縁のなかった方々にこそ、この「オモイデツアー」は最初のきっかけ作りにぴったりだと思います。お待ちしています!
リターン
5,000円
感謝の気持ちを込めて「オリジナル・サンクスカード」をお送りいたします。
ご支援に感謝の気持ちを込めて、美術作家・偽バス停制作者の佐竹真紀子さん作「オリジナル・サンクスカード」(※画像はイメージです)
- 支援者
- 73人
- 在庫数
- 24
- 発送完了予定月
- 2017年6月
10,000円
【離れていても1年中まるごと応援コース】
①サンクスカード(偽バス停制作者・美術作家の佐竹真紀子さん作オリジナルカード)
②2017年4月はじまりカレンダー(荒浜・蒲生の昭和時代の写真と現在の定点撮影写真 御支援者のお名前入り)
③「荒浜のしなびキュウリ」(防腐剤を一切使用しない「荒浜再生を願う会」代表・貴田喜一さんが作った荒浜漬け物)
- 支援者
- 76人
- 在庫数
- 21
- 発送完了予定月
- 2017年6月
20,000円
【3.11オモイデツアーご招待コース】(セイタカアワダチソウ投げ世界選手権エントリー券付)
①サンクスカード(偽バス停制作者・美術作家の佐竹真紀子さん作オリジナルカード)
②2017年4月はじまりカレンダー(荒浜・蒲生の昭和時代の写真と現在の定点撮影写真 御支援者のお名前入り)
③「荒浜のしなびキュウリ」(防腐剤を一切使用しない「荒浜再生を願う会」代表・貴田喜一さんが作った荒浜漬け物)
④「3.11オモイデツアー~セイタカアワダチソウ投げ世界選手権エントリー件付」おひとり様ご招待(2017年9~11月開催のオモイデツアーのうち1回・仙台駅まで実費負担ください)
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 4
- 発送完了予定月
- 2017年6月
30,000円
【限定10名「3.11アーカイブ定点撮影写真集(2017年作製版)」】
①サンクスカード
②4月はじまりカレンダー
③2013年に発行した「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。」の2017年最新版。
東日本大震災直後に撮影された宮城県内の被災状況と、現在を定点撮影した記録集です。
(A4判32ページカラー)
*スペシャルサンクス欄にお名前を掲載いたします。
*達成金額により増ページあり
- 支援者
- 9人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2017年7月
35,000円
【限定10名「3.11アーカイブ定点撮影写真集(2017年作製版)」+「3.11キヲクのキロク」+「オモイデピース」】
①サンクスカード
②4月はじまりカレンダー
③2013年に発行した「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。」の2017年最新版。
東日本大震災直後に撮影された宮城県内の被災状況と、現在を定点撮影した記録集です。
(A4判32ページカラー)
*スペシャルサンクス欄にお名前を掲載いたします。
*達成金額により増ページあり
④2012年4月(第2版)発行の市民が撮った3.11大震災 記憶の記録「3.11キヲクのキロク」(A4版ヨコ 330ページ)と、2014年12月発行の震災前後の定点撮影記録集「オモイデピース」(A4判84ページ)を1冊ずつ。
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2017年7月
50,000円
【限定5名「3.11オモイデツアー~日本一低い『日和山』登山」優先ご招待コース】
①サンクスカード(偽バス停制作者・美術作家の佐竹真紀子さん作オリジナルカード)
②2017年4月はじまりカレンダー(荒浜・蒲生の昭和時代の写真と現在の定点撮影写真 御支援者のお名前入り)
③「荒浜のしなびキュウリ」(防腐剤を一切使用しない「荒浜再生を願う会」代表・貴田喜一さんが作った荒浜漬け物)
④「3.11オモイデツアー~標高3メートル!日本一低い日和山登山優先ご招待」おひとり様ご招待(2017年7月開催予定・仙台駅まで実費負担ください)※復興工事により行き先が変更する場合もありますので予めご了承ください
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2017年6月
80,000円
【限定5名「3.11オモイデツアー~今日は市バスに乗って荒浜へ」優先ご乗車コース】
①サンクスカード(偽バス停制作者・美術作家の佐竹真紀子さん作オリジナルカード)
②2017年4月はじまりカレンダー(荒浜・蒲生の昭和時代の写真と現在の定点撮影写真 御支援者のお名前入り)
③「荒浜のしなびキュウリ」(防腐剤を一切使用しない「荒浜再生を願う会」代表・貴田喜一さんが作った荒浜漬け物)
④「3.11オモイデツアー~今日は市バスに乗って荒浜へ(再)優先ご乗車券」おひとり様ご招待(2017年8月開催予定・仙台駅まで実費負担ください)
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2017年6月