別府ブックフェスティバル

支援総額

552,000

目標金額 490,000円

支援者
43人
募集終了日
2020年9月20日

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2020年09月03日 11:18

出口治明氏スペシャルインタビューその1

 

今回私たちパシフィックリーディングクラブが主催する「別府ブックフェスティバル」に特別出演していただく、立命館アジア太平洋大学学長出口治明さんに本に関するインタビューをしてきました!非常に面白い内容を聞くことができたので、ぜひ最後までお読みください。インタビューは数回に分けて投稿します。今回はその1回目です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学長室に入った瞬間目に飛び込んできたのは、高く乱立していた本の山たちです。最近になり、出口学長の本好きが世間に知れてきたので出版社が本を送ってくるそうです。月に30から40冊の本が届くそうです。もう整理できないらしいです(笑)

 

出口治明さんプロフィール

1948年三重県生まれ。立命館アジア太平洋大学学長。京都大学法学部を卒業後、1972年日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営計画を担当する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画株式会社を設立。2017年会長職を退任。2018年より現職。人・旅・本をこよなく愛し、訪れた都市は1200以上、読んだ本は1万冊を超える。とりわけ歴史への造詣が深く、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では歴史の講座を受け持った。著書に『仕事に効く教養としての「世界史」』『全世界史』『座右の書「貞観政要」』『「働き方」の教科書』などがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早速インタビュー開始!!

 

私たちが「別府ブックフェスティバル」でゴールの一つに

『本の素晴らしさを伝えて、多くの人に読書習慣をつけてもらう』を掲げています。

最初の質問はこれにちなんで

多くの人が本を好きになってもらい、読書を習慣化してもらうためには、私たちはどうするべきだと思いますか?

 

 

 

 

 

「好きになってもらうのは理想論です」

本を習慣化してもらうために、本を好きになってもらうことはもちろん正しい。しかし、それは理想論に過ぎないと思います。本当に読書習慣をつけてもらうためには何よりも制度作りが大切なのです。

それは人間をどう認識するのかの問題です。

私は人間とは西遊記に出てくる猪八戒であると思っています。

美味しいご飯があったら仕事忘れてガツガツ食べてしまう

綺麗な女性を見つけたらホイホイついて行ってしまう

平気ボスである三蔵法師や兄貴の孫悟空に迷惑をかけまくる

私自身も猪八戒だと思っています。

 

人は自分の欲望に正直で、できれば遊びたい。嫌いなことはしたくない。

つまり我々が思っているほど人とは立派な存在ではないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「社会の実相 20 60 20の法則」

20%の人がよく働く

60%の人が様子見しながら適当に働く(猪八戒)

20%の人がだらける(猪八戒)

 

私はこの人間社会はこのような人口比率で構成されていると思います。まず上位20%は上司から言われたことを聞き率先してしっかり働く。中間層60%は、基本的には自分から動くことはなく様子見しながら適当に働く。下位20%は積極的に仕事などをさぼってしまう人々。世の中の大半が猪八戒だと考えて正しいと思います。

本を好きになってもらいたいとアプローチしてちゃんと読書習慣がつくのは上位20%の真面目に働き、話を聞いてくれる人々です。

もし世の中の人々(猪八戒たち)に本を読んで欲しければ、

制度作りをして、半強制的に読まざるを得ない環境を作り出すことが最も効果的な方法だと思います。

 

 

その成功例としてアメリカの一般的な大学が挙げられます。

アメリカ人の学生は平均して四年間に400冊の本を読みます。それに対して日本の学生は四年間で平均100冊しか読まない。なぜ日本の四倍もの本をアメリカ人学生は読むのか。

それはアメリカの大学で、本を読む制度作りがしっかりとなされているからです。

アメリカの大学を卒業するためには、当たり前だが授業についていきテストにパスしなければならない。アメリカの教授は授業外で単位取得に関わる課題文献を与えます。それを読まなければ授業を理解できなかったり、テストを解けなくなってしまうのです。落第したくない学生は必死に課題文献を読む。結果に日本との4倍の差が開いてしまっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の学生に本を読んでもらうのは超簡単です。

日本にも似たような仕組みを持ち込めばいい。

その例としては、「アダムスミスの国富論がテストの20%分出るから、読んでおいてください。」と教授が授業で言うだけでいいのです。

学生が落第したくないのはどの国でも同じです。諦めて学生は本を読むようになります。結果的にそれで読書習慣がついたら、それ以上にいいことはないです。

 

 

 

 

本を好きになってもらうのは、理想です。でも人間の本質とは周りに迷惑をかけてしまい、欲望を優先させたい猪八戒なのです。そんな人間に読書を習慣化してもらうためには制度作りを通して本を読まざるを得ない環境を作り、気がついたら習慣がついていたという形を取るのが最も効果的なアプローチだと思います。

 

 

 

 

以上が初回のインタビューです。

やはり人生経験、読書量共に申し分ない出口学長が述べる言葉には説得力がありました。人に何かを習慣づけるためには、まず大前提として人とは何かを理解していなければならない。自分は情報を発信する時に読み手がこれを読んでどう思うのかについては考えてきましたが、そこの大前提をあまり考えてこなかったかもしれません。そこについてもっと知れれば違うアプローチができたのだと気がつくことができました。みなさん、人間は猪八戒なんです。そこを理解して行動を起こす、情報を発信すると人を思うように動かせるかもしれません

 

 

ライター情報

立命館アジア太平洋大学国際経営学部2回生 飯田惟太郎

本を浪人時代からちゃんと読み始めて、その楽しさに気づいてしまう。最近コロナでおうち時間が増えたため月5冊以上は必ず読んでしまう。現在は大学で本の素晴らしさを発信するため、パシフィックリーディングクラブを運営。もしよろしければフォローお願いします!

 

 

リターン

3,000


鉄輪むし湯コース

鉄輪むし湯コース

イベント活動報告書
お礼状
以上2点を紙媒体でお送りします。

申込数
24
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

10,000


筋の湯コース(個人様向け)

筋の湯コース(個人様向け)

イベント活動報告書(紙媒体)
お礼状(紙媒体)
以上の2点をお送りします。
イベント全編動画をデータ媒体で送信します。

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

3,000


鉄輪むし湯コース

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10,000


筋の湯コース(個人様向け)

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