西伊豆の自然と文化を詰め込んだオリジナルGINで西伊豆を広めたい！

「ネクストゴールへ」

スタートから数日間で本当に多くの応援を頂き、無事100％を達成することが出来ました。ご支援ならびに多くのあたたかな応援コメント、心より感謝いたします。

まだあと2週間、少しでも広く多くの方に西伊豆の魅力を届けたいと思いのなか、ネクストゴールとして「200万円」を目指します。
使途としては、最初に記載した製造コスト160万円と、GIN以外のリターンの調達、リターンをお届けする配送にかかる経費の一部として当てさせていただきます。 

6月27日（日）までの期間
引き続き、ご支援、ご協力をよろしくお願い致します。

「西伊豆オリジナルGINを作りたい」

静岡県西伊豆町は、その名の通り伊豆半島の西側に位置し、鉄道も高速道路もなく海、山、川が隣接し豊かな自然に恵まれ、古来より自然と共存し多くの恵みを受け、独自の歴史や文化が存在しています。その自然の恵みと地域の文化を融合させた、オリジナルのGINを作りたいと、今回のプロジェクトが始まりました。オリジナルGINのフレーバーにはジュニパーベリーをはじめとした6種類のボタニカルの他に、西伊豆の田子地区で伝統的に伝わる手火山式焙乾法で作られた「鰹の本枯れ節」を使用し、蒸留後の割水には天城山系西麓に位置する西伊豆町大沢里の地下1000メートルからくみ上げ、西伊豆の自然によって育まれた【天城深層水】を使用することで、西伊豆を感じていただける西伊豆だけのオリジナルGINを目指します。
西伊豆の自然（神々）の恵みや文化を感じられるGINで在りたいという想いを込めて【西伊豆の神】-GIN- としました。

「西伊豆とカツオの歴史」

西伊豆とカツオ（BONITO）との関わりは古く、少なくとも約1300年前には、特産品として朝廷へ納められていました。 平城宮(平城京)跡から出土した木簡に「伊豆国那賀郡丹科郷多具里物部千足調堅魚九連一丸　五年九月」と記されており、 733年（天平5年）に西伊豆（那賀郡　丹科＝仁科、多具里＝田子）から朝廷へ堅魚（かたうお、かつお）を税（調＝税）として納めていたことが記録されております。 このことから古来より西伊豆ではカツオとの関わりが深く、生活、発展に欠かせない存在であったことがうかがえます。

江戸時代-1800年頃になると、西伊豆の鰹節製造が本格化し独特製法の「手火山式燻乾法」をあみだし、伊豆節は土佐、薩摩節と並び3代名産品と呼ばれるようになります。 昭和初期には40艘のかつお船と40軒もの鰹節製造店があり、有数の鰹一本釣り漁港として栄えていましたが、昭和後期～平成にかけてその数は急速に衰退し今では数件の鰹節製造店が残るだけとなってしまっています。

西伊豆の代表的なカツオの加工食品の一つである「潮かつお」（鰹の塩漬け）は、別名「正月魚」（しょうがつうお）とも言われ、特に田子地区ではお正月の縁起物、お供え物として、 航海の安全と豊漁豊作を祈願し、お正月の神棚に神ワラでお飾りを付けた潮かつおをお供えしおまつりしていました。
鰹節が加工の主流となる以前の加工法である「潮かつお」は、鰹節の普及にともない全国で生産がされなくなり、現在は西伊豆の田子地区のみで生産されています。それも神々へのお供え物の文化があったためと言われています。

「プロジェクトを立ち上げたきっかけ」

西伊豆町では2019年から、町民・町外移住者・地域おこし協力隊員等が、地域における事業化やビジネスを学び、交流する場として、「ローカルベンチャー塾」を開催しています。
昨年（2020年）は新型コロナウィルスの感染拡大によって、一堂に会した勉強会が開催できないだけでなく、西伊豆町全体でも観光産業や飲食業をはじめ大きな打撃を受けました。
そうした環境で今出来ることをやろうと、2020年の秋ごろから「ローカルベンチャー塾」も再始動し、メンバーたちのアイデアと、この充電期間の新たな人達との出会いによって、西伊豆オリジナルGINの開発に至りました。


※ローカルベンチャー塾で行われた、ラベルのデザイン投票の様子

「プロジェクトの内容」

西伊豆の伝統文化の中で外すことのできない「鰹節」と、天城の「深層水」で作ったGINが、西伊豆を広める新しいツールの一つになればと、試作品なども作りながら現在プロジェクトを進めています。

このプロジェクトは、昨年2020年10月に立ち上がった「株式会社西伊豆プロジェクト」が事務局となり企画を担当し、製造を沼津にある「株式会社FLAVOR」、販売/管理を町内事業者である「株式会社Enjoy」と共同で進めています。

企画：㈱西伊豆プロジェクト

製造：㈱FLAVOR　
販売：㈱Enjoy

また、今回の原料調達にあたって、西伊豆町内の「カネサ鰹節商店」「わさびの駅（健水）」の協力をいただいています。

【リターンについて】
今回のプロジェクトのリターンは、「西伊豆の神-GIN-　BONITO」だけでなくBONITOの原料となった「カネサ鰹節商店」の本枯れ節をはじめとした鰹節製品や加工品。その本枯れの鰹節を使った「三角屋水産」の潮かつお和SPICEなど、「西伊豆の神-GIN-　BONITO」と合わせて、お楽しみいただけるものとなっています。

※今回のリターンとして商品を使わせていただく、カネサ鰹節商店／(有)三角屋水産ともに食品衛生法に基づいた加工・製造に必要な資格は取得されています。
※お酒のリターンは酒類販売業免許のある株式会社Enjoyからの発送となります。
※お酒が含まれるリターンは、20歳未満の方はご支援いただけません。　
※2021年8月のリターン発送完了予定（正月魚以外）とさせていただいていますが、社会情勢等によりやむなく遅延等が生じることがございます。その際は速やかに事務局より連絡させて頂きます。

 

「プロジェクトの展望・ビジョン」

今回、「西伊豆の神-GIN-　BONITO」を300本を作る計画です。

このクラウドファンディングが達成した際にいただくことのできる皆様からの支援は、製造コスト（原料・製造・ラベル等）と諸経費（デザイン・PR等）にかかる160万円の一部として利用させていただきます。
このプロジェクトのみで終わらせることはせず、西伊豆を広く発信していくために「西伊豆の神-GIN-　BONITO」が活用できるよう、クラウドファンディング後も様々な展開も考えています。

この西伊豆の魅力を詰め込んだ「西伊豆の神-GIN-　BONITO」を通じ、たくさんの方に西伊豆を味わい、西伊豆を知っていただくために、是非皆様の温かいご支援をお願い致します！

▼プロジェクト終了要項
製作物    
西伊豆オリジナルGIN

製作完了予定日    
2021年6月30日

製作個数    
300本