デリーの近況４

皆様へ

 

いつも温かいご支援誠にありがとうございます。

今日はロックダウンを解除後の状況をお伝えします。

インド全体の一日の新規感染者数が３０万人をようやく切るようになりました。

とは言え日本と比べるとかなりの数です。

地域によってかなりの差があり

南インドのケララ州が一番多く１６万人を超えていますが　デリーは３７０人に減っています。

度重なるロックダウンや集中豪雨の影響で、食料品や燃料価格が上がり市民生活を圧迫しています。

そんな中でも市民が率先してボランティア活動を行っています。

栄養不足にならないよう子供達にバナナやビスケットを配り、貧困家庭に支援物資を配布するなどの活動を

市民レベルで始めています。

元々インドでは「バンダラ」「アンダーナ」と言って食べ物などを布施する習慣があります。

バンダラとアンダーナは少し意味が違います。

バンダラはその家でお祝い事があると家の前にテントを張りケータリングサービスを呼んで食べ物や飲み物を通りがかりの人に振舞います。誰が食べても良いのです。幸せのお裾分けですね。

アンダーナは特に貧しい人々への布施。お寺でアンダーナをするように勧められます。

余談ですが、ダーナはサンスクリット語に由来し日本語の「旦那」の語源で施す・与えるの意味があります。

今は人が沢山集まってしまうのでどちらもできません。

そこで、市井の人々が個人レベルで　学校や町内へ食べ物や文房具を配り始めました。

自分たちも大切な人を亡くし、自ら罹患された人もいます。生活は決して楽ではありませんが、

少しでも分け合ってこの苦境を乗り切っていこうとしています。

どうぞ引き続きご支援ご協力の程よろしくお願い致します。

https://readyfor.jp/projects/68744