プロジェクト終了報告
支援者の皆様へ
大変お世話になっております。
Dharma Service Worker です。
この度は「新型コロナ感染症インド緊急支援」にたくさんのご支援ご協力を頂き、
誠にありがとうございました。
のべ101人の支援者からお寄せいただいた支援総額1,275,000円は、400袋の支援物資の詰まった支援袋の形で400家庭に届き、多くの人たちの助けとなりました事ご報告致します。
【今までの流れ】
2021年9月9日支援物資配布のため 目標金額100万円でクラウドファンデーション開始。
10月30日 延べ101人の支援者より総額1,275,000円支援袋400袋相当達成。
11月25日 インド側物資買付け 配布先選定開始
12月19日 第一回配布 デリー・マジュヌカティラ チベット人居留区100袋。
12月24・25・27日 第二回配布 デリー・ヤムナー川河川敷 100袋。
2022年1月14日 第三回配布 デリー郊外ノイダ マインドフルオープンスクール 70袋。
1月24・25日 第四回配布 デリー・ ISBT付近 30袋。
2月10日 第五回配布 デリー・キロナバーグ 25袋。
2月13日 第六回配布(最終回)デリー・パンジャビバスティ 75袋。
お預かりしました支援物資400袋の配布を完了致しました。
その他、 Rumi Impex より使い捨てカイロ800枚を追加支援致しました。
当初1月中の配布完了予定でしたが 1月に入りオミクロン株が蔓延。配布方法の変更や土日ロックダウン等の影響で配布予定期限を延期。当初予定より2週間程度遅くなりました。
リターンの感謝メールは2月24日までにすべて送付致しました。
【実施内容】
新着情報に記載しておりますので そちらをご覧下さい。
【収支報告】
皆さまからご支援頂いた資金は、全額生活困窮者支援のために使用させて頂きました。
【内訳】
総額 1,275,000円 ―クラウドファンデーション手数料 210,375円= 1,064,625円
1,064,600円を2021年12月 現地両替レート(手数料込)@0.61 両替後 649,406 INR
@=1kg,1個 1枚など単価
アタ粉 800kg × @40Rs.= 32000Rs/
米 800kg × @110Rs.= 88000Rs./
小麦粉 400kg × @ 75Rs.= 30000Rs./
チャナ豆 400kg × @95Rs.= 38000Rs./
ムングチリカ 400kg × @135Rs.= 54000Rs./
砂糖 400㎏ × @48Rs.= 19200Rs./
塩 400kg × @25Rs.= 10000Rs./
大豆油 400ℓ × @182Rs.=72800Rs/
紅茶250gm 400個 × @130Rs.= 52000Rs./
食器洗い石鹸 400個 × @30Rs.= 12000Rs./
手洗い石鹸 400個 × @30Rs.= 12000Rs./
歯磨き粉 400個 × @103Rs.= 41200Rs./
マスク 4000枚 × @10Rs.= 40000Rs./
ビスケット 800個 × @20Rs.= 16000Rs./
運搬費 人件費含む 98800Rs./
ガソリン代・交通費 18000Rs./
雑費(布施) 15406Rs./
合計 649,406 Rs./
4トン以上の食糧品と衛生用品を配布致しました。
【お礼状】
Samyeling Tibetan Settlement Office代表ドルジェ・ツェリン氏よりご支援者の皆様へお礼状を頂いております。
(和訳)西村 香
2022年2月10日
お礼状
このたびは、COVID-19(新型コロナウイルス)パンデミックによる困難な状況下において、貧困チベット人家庭75家族に食糧と生活必需品をご寄附くださり、ありがとうございました。サムイェリン・チベット人居留地事務所(デリー)よりDharma Service Worker(日本)支援者の皆様に御礼申し上げます。
皆様のダルマ・チームの食糧・生活必需品配布は今回が2回目です。COVID-19の甚大な影響を受けている貧困チベット人家庭へ配布くださいました。皆様のダルマ・チームによるこのご奉仕が困難な時期にある貧困家庭にとって大きな助けとなっていることをお伝えいたします。
Dharma Service Worker支援者の皆様は私心なく他者へ奉仕してくださいました。
皆様の善根に対して心より感謝を捧げます。
チベット人居留地代表
ドルジェ・ツェリン
【Special Thanks】
コロナの罹患や配布時のトラブルも無く無事に完了することができましたのも現地関係者のお陰です。
Samyeling Tibetan Settlement Office前代表プンツォク・トプギャル氏、現代表ドルジェ・ツェリン氏
CHOS SPYOD BOOK SHOPトゥプテン・ギャルテン氏、ツィ・ドルマ氏、看護師の皆さん、
事務所スタッフの皆さん、Gautam Buddha University のマニシ先生、バビタさん、ムロジさん、
ニラジ・プリーの家族、:ニラジの兄パンカージさん・アンジェナさん夫婦、ニラジの妻 アヌさん
プロジェクト発足時から多岐にわたりご指導ご支援ご協力頂きましたDSWスペシャルサポーター
ポタラ・カレッジ 副会長クンチョック・シタル先生、川崎いづみ様、青田美徳様 に心より感謝申し上げます。
この場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
実際に配布してみると、想定していた以上に深刻な事態に驚きました。
街は様変わり。コロナ以前にあった店は閉店、顔見知りの姿は消え、人々の仕事が無くなり収入が激減。
物価の高騰。盗難の多発。
路上生活者や物乞い。 特に子供と女性が増え、食事を布施するお寺の周辺は長蛇の列。
配布の場所や方法を選ばないと 私たちが襲われる危険すら感じました。
一昨年、去年はロックダウンが長く、 インド政府も貧しい人たちへの配給を実施していました。
しかし、現在は配給も減り、 中流家庭でも蓄えが底をつき生活の見通しが立たないと聞きました。
今の方が状況が厳しく 皆様からの支援物資を受け取った人たちは一様に安どの表情を浮かべていました。
普段あまりお礼を言わないインド人が、私たちが見えなくなるまで手を振っていたり。
年配のチベット人が何度も何度も繰り返し手を合わせたり。
それが支援者の皆様に対して、彼らができる精一杯のお礼です。
皆様のご支援が多くの貧しい人々に安心を与えて下さいました。生きる希望を与えて下さいました。
本当にありがとうございました。
インドはまだまだ支援を必要とする 貧しい人びとがたくさんいます。
想像を絶する過酷な環境で必死に生きています。引き続きお心を寄せていただければ幸いです。
世界はまだコロナも終息しないのに、ウクライナで戦争が起きました。本当に悲しいです。
平和を祈りましょう。お互いに助け合いましょう。
『ジャータカ本生譚(ほんしょうたん)』のオウムの火消しや ハチドリのしずくのように。
たとえ少しでも、できる事を。
DSWでは今後もできる事に少しずつ取り組んで、困窮する人たちを支援したいと考えております。
仏教やインドという枠にとらわれず、私たちにできる事をしていく所存です。
どうぞ引き続き、DSWをご支援・応援くださいますようお願い申し上げます。
感謝と随喜と、世界平和の祈りとともに。
Dharma Service Worker一同