日本初「民間の放射能測定室兼検診センター」を作りたい!

日本初「民間の放射能測定室兼検診センター」を作りたい!

支援総額

3,310,000

目標金額 1,500,000円

支援者
203人
募集終了日
2016年4月29日

    https://readyfor.jp/projects/7023?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2016年03月22日 21:01

5年目の春の「たらちね」~今日は鹿の肉を測りました。

2011年の5月に、私は初めてイノシシの肉の放射能を測りました。

いわき市の三和町は、山々に囲まれた緑豊かな地域でした。

この地域は、畑の作物を守るために、イノシシに罠をしかけます。あるいは、狩猟の時期にはイノシシ猟をします。

罠や猟でしとめたイノシシは、地域の人々で分け合い、料理をし、みんなで食べます。

それが、昔々から土地に伝わる文化でした。

人々が助け合い、糧を分け合い、コミュニケーションをとってきました。

でも、2011年3月11日の原発事故から、その文化の伝承はできなくなりました。

山が放射能で汚染され、山に住むイノシシも高い放射能で汚染されてしまったからです。

 

私は、その地域の人々からイノシシの測定を頼まれ、その時期、福島から借りていた小さな放射能測定器で、自宅の茶室で放射能を測りました。

「たらちね」のオープンまでの間、私は茶室の茶道具を片付け、そこで放射能を測っていました。

最初に放射能を測ったのはトマトでした。

次に測ったのがイノシシの肉でした。

線量は1300bq/kgほどでした。

なんとも言えない悲しい気持ちになりました。

 

私にイノシシの測定を依頼した人々は先祖代々山を守る仕事をしており、山の汚染を深刻に受け止めていました。

山は手入れをしなければ荒れてしまいます。

山は、雨水を吸い込み、里に溢れる水の調整をする役割があります。また、栄養分をつくり、川を伝って海に恵みをもたらします。

原発の事故が起き、放射能の線量が高く、山への立ち入りが禁止され、手入れをすることができなくなりました。

私が初めて、その土地に行ったとき、山の人々は「山の手入れができなくなって、里が心配だ…」と言っていました。

 

洪水が起きるのではないか、放射能が海に流れ出るのではないかなど、たくさんのことを心配していました。

今もまだ、福島の山々は高い放射線量に悩まされています。

 

今日は、長野県から鹿の肉の測定依頼がありました。

結果は不検出でした。

山に生きる動物が汚染されていなければ、きっとその山は安全だと思います。

 

自然が汚染されれば動物も汚染されます。

この事故があってから、人間も、鹿もイノシシも、自然の一部だということを何度も何度も感じています。

 

 

 

 

 

 

 

リターン

3,000


alt

たらちねからのお礼状セット

・メッセージカード(お礼状)

申込数
100
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年8月

10,000


あなたの好きな本を置かせていただきます。

あなたの好きな本を置かせていただきます。

・メッセージカード(お礼状)

・ご希望の本を1冊お名前入りで、検診センターのキッズスペースに蔵書として置かせていただきます。
ご希望の本を応援コメントにお書きください。

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年8月

3,000


alt

たらちねからのお礼状セット

・メッセージカード(お礼状)

申込数
100
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年8月

10,000


あなたの好きな本を置かせていただきます。

あなたの好きな本を置かせていただきます。

・メッセージカード(お礼状)

・ご希望の本を1冊お名前入りで、検診センターのキッズスペースに蔵書として置かせていただきます。
ご希望の本を応援コメントにお書きください。

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年8月
1 ~ 1/ 9

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る