突然下半身麻痺を宣告された息子に社会とつながる場所をつくりたい。

9月5日。
今日は穏やかな一日です。
病院の駐車場と病室でのLINEのやりとり。
取り留めのない会話にホッとします。

実は月曜日から高熱が続き、一時は40度を超えてしまい呼吸器や点滴で凌ぐ場面もありました。時期が時期だけに、コロナの心配もありましたが検査の結果、陰性でした。

土曜日にやっと体温も落ち着き、食欲も回復したことで元気が出たようです。

人間悲しいことが降りかかっても、お腹は空くし何気なくついたままのテレビで笑ったり。

そして何よりも晋君とのLINEで笑わされることが嬉しくて仕方がありません。

晋君は本来、食に対する欲望が強く(笑)
元気な時はそれが爆発します。
今日は少し元気を取り戻したようでLINEで

「今日は帰ったら二人でステーキでも食べに行くんやろ？」

「いやステーキは晋が退院するまで待っとくわ。」

「我慢できるか？オレなら我慢できひんな！あぁ〜肉が食べたいのよ〜。」

「肉が食べたい気分なの。」

…なんだか語尾が女子化しています。

駐車場の車内で二人で声を上げて笑ってしまいました。
この雰囲気が、この空気感が本来の我が家です。そして三人でガヤガヤしている側で静かに笑う長男…


今後、このクラファンで宣言したウェブページを立ち上げた際には、この空気感とあとは皆様からいただいた応援メッセージのように暖かさにつつまれたサイトにしたいと思います。

人間は集まるとどうしても組織のように全てにおいて寛容ではないカタチになってしまいます。役を決めたり、規約ができたり。

組織に所属せず気ままに生きてきたボクにはそのような場所は作れません。

同じ悩みや境遇の方々と、上も下もない並列な関係で、その方が必要な時にだけサイトを訪れ、いつ来ても幸せで平和な空間にしたいなぁと考えています。

パソコンの中で展開されるデジタルの世界でも人格のようなものは創りあげられるとボクは信じています。