難病「門脈体循環シャント」の子猫を助けたい！

▼自己紹介

はじめまして。

数あるプロジェクトの中からご覧いただき誠にありがとうございます。

にゃん吉(ニャンキチ)の飼い主のキムラと申します。

 

主人、にゃん吉(1歳)、豆まる(1歳)、くろべぇ(2ヶ月)と暮らしております。

3匹は全員保護猫で、兄弟ではありませんが、とても仲良しです。

 

▼にゃん吉について

にゃん吉は2020年7月生まれ、雑種の男の子です。

保護猫だったにゃん吉は、引き取り手が無く、巡りめぐって我が家に来てくれました。

赤ちゃんの頃から体が小さく、よく風邪を引いてましたが、活発で甘えん坊な、我が家のアイドルです。

 

1ヶ月年上の豆まると比べ、発育が遅く、体重は半分しかありません。

そのためか、豆まるをお兄ちゃんと思っており、舐めてもらうのが大好きです。

 

▼病気の経緯

2020年12月、ヨダレを垂らし、ボーっとして食欲が無い日がありました。

しかし翌日にはケロっと治ります。この症状が月に数回あったため、不安になり、病院を受診しますが、原因は分からず、猫風邪かもしれないから様子をみるようにとアドレスをいただきました。

 

2021年1月以降、「ヨダレでボーッとする→翌日元気」という症状が、月1位の頻度で発生しました。

症状は何故か必ず夜におきました。

翌日受診しても、もう症状は治まっているため、原因は謎のままでした。

 

他の症状と言えば、「体が小さい(2.8キロ)、ポヤーっとした性格、何を考えているかわからない」でした。

体格については、病院でも「小さいけど問題ない」と言われており、性格も愛らしい個性と思っておりました。

 

しかし、2021年7月2日夜、ヨダレの症状が1日で治まらず、足を強ばらせ、ずっと眠らずにハァハァしており、翌日違う病院を受診したところ、恐らく「てんかん」と診断されました。

 

しかし処方薬を飲んでも症状が治まらず、ネットで症状を検索し、「門脈体循環シャント」に行き着きました。

 

▼門脈体循環シャントとは

大変稀な病気で、お医者様も中々診断が難しい難病になります。

 

消化管と肝臓を結ぶ血管を「門脈」と言い、消化管で吸収した栄養や毒素は、門脈を通って肝臓で分解され、大静脈から全身に巡ります。

しかし異常血管が出来てしまい、栄養と毒素を含む血液が肝臓を通らず、門脈から直接大静脈に流れてしまい、全身に回ってしまいます。

 

毒素が全身に回ることで「肝性脳症」を起こし、元気消失、食欲不振、痙攣発作、異常行動などを起こします。

また、栄養が肝臓に行かないことから、肝臓が成長せず、肝硬変や発育不全を起こします。

 

▼門脈体循環シャント確定診断

2021年7月8日、受診して「門脈体循環シャントに症状が似てる」とお伝えし、血液検査を行いました。

アンモニアが「688」で、基準値(23～78)をはるかに超えておりました。

 

2021年7月17日、手術可能な大きな病院に入院し、CT検査の結果、門脈体循環シャントと確定しました。

 

肝臓が通常の半分以下の大きさにしか成長していなかったそうです。

 

また、にゃん吉の異常血管(シャント)は通常よりかなり太かったため、70%もの血液が異常血管に流れてしまってました。

 

 

※診断書は1回目の術後に頂きました

 

にゃん吉が小さいのは、病気のせいでした。

何を考えているかわからない行動も、脳症の症状でした。

愛らしい個性と思っていましたが、全て病気のせいと分かり、にゃん吉に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

 

▼手術前のにゃん吉の様子

日に日に衰弱し、虚ろで、水やご飯をあまり食べません。

スポイトで2時間おきにお水をあげたり、肝臓サポート食を試行錯誤して食べさせました。

 

良く食べてくれた日は少し元気になりますが、アンモニア数値が上がるとぐったりするを繰り返します。

 

豆まるが心配して舐め続けますが、ぐったりして反応しません。

 

▼手術について

手術をしないと、間違いなく肝硬変や肝性脳症等になり、死亡すると診断されました。

 

手術で異常血管(シャント)を、2回に分けて結紮(縛る)すれば、根治の可能性があると言われました。

※1回で縛ると、本来の血管に流れる血液が急激に増えてしまうため、血管がうっ血してしまいます。

 

ただ、術後10～30%の確率で「結紮術発作症候群」が起き、発作が起きると半数が死亡または失明等の後遺症が残るそうです。

 

体が小さいため、麻酔のリスクもありますが、にゃん吉が助かるなら、手術をするしかないと決断しました。

 

▼1回目の手術実施

2021年7月23日、1回目の手術を実施し、無事成功しました！

１週間入院しましたが、神経障害は出ておらず、発作も回避出来ました！！

 

※術後、アンモニア数値が「688」から「28(正常値)」に下がりました！

 

しかし入院がかなりのストレスだったようで、退院後1週間は常に何かに怯え、挙動不審でした。

 

日に何度も、ちょっとした物音で驚いてグルグル走り回り、ガクガクと震えました。

 

抱き上げて落ち着かせないと、体をぶつけながら走り続けてしまうため、24時間体制で監視を続けました。

 

その症状も徐々に落ち着き、今ではかなり穏やかです！

 

※エリザベスカラーを付けると震えだして走り回ってしまうため、傷口保護服を着せてます。

 

▼2回目の手術後について

抜糸も終わり、現在は肝臓と本来の血管(門脈)の成長を待ってます！

 

異常血管(シャント)を半分絞った事で、血液が本来の血管(門脈)に流れるため、本来の血管は血流が増えます。

 

血流が増える事で、本来の血管は少しずつ成長します。

また、肝臓に流れる血液も増えるため、肝臓も栄養が増えて成長します。

 

血管と肝臓の成長と、体の回復を待ち、2回目の手術は2ヶ月後の9月下旬に決行する予定です！

 

絶対成功すると信じてます！

 

▼このプロジェクトの目的

にゃん吉の手術費用、これまでの検査診察費用、これからの治療費用にあてさせて頂きたいと思っております。

 

▼手術・検査費用について

・1回目血液検査：18,480円

・2回目血液検査＋CT検査：77,550円

・1回目手術：385,330円

・術後検診と抜糸：15,950円

・2回目手術：15万円(予定)

・その他通院：6,600円

 

 

術後も通院、投薬が必要になります。後遺症によっては、さらなる治療が必要になります。

 

また、生後2ヶ月の3男猫「くろべぇ」がエイズ陽性となり、今後くろべぇの投薬治療も必要になります。

 

今後の通院費も考えると、にゃん吉だけで総額65万円以上になる見込みです。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

病気について調べる内に、こちらのプロジェクトを知りました。

同じ病気と戦う猫ちゃんのプロジェクトを見て、にゃん吉の門脈体循環シャントに気がつく事が出来ました。

 

私自身の妊娠も分かり、今後さらなる費用がかかる事から、恥ずかしながら、我が家の経済状況では、にゃん吉の治療費全てを用意することが難しいです。

 

そのため、皆様のお力をお貸し頂きたく思います。

プロジェクトの目標金額は30万円で設定させて頂きました。

 

にゃん吉に元気になって生きて欲しいです。

これからも、豆まるとくろべぇと仲良く暮らして欲しいです。

にゃん吉は私達夫婦にとって、子供のようなかけがえのない存在です。

 

にゃん吉を助けるために、どうか皆様のお力をお貸し頂けないでしょうか。

何とぞ、皆様のご支援、ご協力のほど、宜しくお願い致します。

 

▼万が一の場合について

万が一、治療中に亡くなってしまった場合は、今までにかかった治療費にあてさせて頂きます。

 

▼病院について

埼玉県にある大きな病院です。

設備もお医者様も、本当に素晴らしい病院です。

 

しかし、この病気は、どんなに手術が上手くいっても、術後発作等で亡くなる可能性があるため、病院にご迷惑がかからぬよう、病院名は伏せさせて頂きます。

 

▼門脈体循環シャントや肝臓病で苦しむ猫ちゃんの飼い主様へ

小さな肝臓に通常食は負担が大き過ぎる事から、少しでも負担が減るご飯を探し、以下に辿り着きました。

●ロイヤルカナンの肝臓サポート

●VET'S LABOのメディムース肝臓サポート

 

食欲が無かったにゃん吉も、これは食べてくれたので、美味しいのだと思います。

・メディムース：https://vetslabo.com/products/193/

・肝臓サポート：https://www.royalcanin.com/jp/cats/products/vet-products/hepatic-hf26

 

また、薬を嫌がって飲めない子には、以下がおすすめです！

●VET'S LABOのメディボール

●サイペットのフレーバードゥ

 

薬を粘土状の補助食品で団子のように包みます。

まったく嫌がらず、薬をペロリと食べてくれます！

・メディボール：https://www.jpc-co.jp/mediball/

・フレーバードゥ：https://www.minerva-corp.jp/

 

少しでも皆様の愛猫さんの助けになればと思います。

 

▼最後に

皆様の貴重なお時間を割いて当プロジェクトページを最後まで見て頂きましたこと、心より感謝申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

Hiromi Kimura

 

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【プロジェクト終了要項】

●治療・手術対象    
にゃん吉(ニャンキチ、猫、雑種、1歳)

●治療・手術内容    
門脈体循環シャント：本来肝臓を通るべき血管が、直接大静脈に流れ、濾過されなかった毒素を含む血液が体中に回るため、その血管を縛る手術が必要です。

●治療・手術完了予定日    
2021/09/24