急！不用犬だった福丸を幸せな犬生に。見かった心臓病の手術をしたい

写真は手術前の朝
最期の笑顔です

9/9仕事終わってから2時間かけて動物病院へ行き、先生から経緯を説明していただきました。福丸の顔は穏やかで特徴的なしゃくれはあまり感じられないような安らかな顔でした。ふわふわな体をずっと撫でてあげました。「頑張ったね」「迎えに来たよ」「最期いられなくてごめんね」家族で声を掛け合いました。

先生からの話では

・術前の検査は問題ない

・動脈管開存症の手術も上手くいった

・9/8朝は呼吸が辛く検査をすると肺水腫になっていた

・エコー検査で血栓ができやすい状態だったので治療した

・血管を縛ったことにより血圧が上昇したが心臓の収縮が戻らない

・9/9朝落ち着いて床に下ろすと自分で歩けた

・職員で「良かったね、これで家に帰れるね」と話していた

・お昼は自分で餌を食べていた

・昼休み後先生が見るとゲージの中で倒れていた（既に心肺停止）

・すぐに心臓マッサージ、人工呼吸器を付けて対応

・20分頑張ったが心臓の弁も動いていない

・弁も動いていなければ心臓が動く可能性はない



私は仕事中で電話を受け、「福丸がんばれー」と車の中で叫んでいましたが、その後の電話ではこれ以上しても福丸の体に傷を付けてしまう、心臓も止まって30分近く経過しているため人工呼吸器を外してよいかと確認されました。

ああ、手術日にもっと抱っこしてあげれば良かったと後悔しました。私たち家族は手術のリスクは聞いていましたが、ネットで調べると上手くいったという情報しかなくめったにないことなんだと思っていました。まさかそのめったにないことが自分たちに起こるということも想像もしていませんでした。そのため元気に戻ってくるとネットで福丸の物を頼んだり、来年の夏のお泊まりの（ドッグラン付きの宿泊施設）予約までしていました。

車の中ではずっとどうすれば最善だったのか、手術をしなければ少しでも長く生きられたのでは、もっと早くに出会っていたら等もんもんと話をして帰ってきましたが、答えは未だに見つかりません。

ただ、福丸は家に来て幸せだったかな、どうだったんだろうと考えてばかり。



結局、先生の話を聞いていると手術は成功したが急に血栓ができてどこかに詰まって亡くなったのでは……というお話でした。お昼も持参した餌を食べたのなら「あ、お家の餌だ。帰ろう」と思っていてくれたかもしれないな、と都合良く思ったり。でも福丸の体が手術に耐えられる状態じゃなかったんだなと思いました。手術をしなくてもそんなに生きられなかったかもしれない。お家に来た時にはかなりしんどかったのかもしれません。



福丸に初めて出会った時は譲渡会でサークルから長い腕を出して「ちょんちょん」してきたのが決め手でした。手術前は「この人たちなら手術をしてくれる人」と思ってちょんちょんしたのかな、と話していましたが今となってみると「僕の最期を看てくれる人」を見つけていたのかもしれません。全て勝手に私たち家族が話していることで都合の良い話ばかりですが、ずっともんもんとしています。

ただ救いだったのが福丸の姿が本当に可愛くてきれいで、穏やかで。もっと生きたいと思っていただろうに本当に穏やかな顔でした。