100年続くArt茶会「三溪茶会」を横浜三溪園で開きたい。

100年続くArt茶会「三溪茶会」を横浜三溪園で開きたい。

支援総額

1,723,000

目標金額 1,000,000円

支援者
73人
募集終了日
2022年1月11日

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プロジェクト本文

【2021年12月10日追記:目標金額到達の御礼とネクストゴールの設定】

12月6日よりスタートした本クラウドファンディングですが、4日目に目標金額である100万円を達成しました。 ご支援してくださいました皆さまに心より感謝申し上げます。

クラウドファンディングが成立しなければ、企画そのものを見直さなければなりませんし、クラウドファンディングに挑戦する時は、皆さまにどれくらい応援していただけるか正直不安でした。

 

しかし、皆さまからのたくさんのご支援のおかげでプロジェクトを決行できることになり、心から嬉しく思っています。コメントやメッセージで、ページに書いてあるような想いに共感してくださったというお言葉や、応援していますというようなコメントをいただく度に、たくさんの方に支えられて今、目標に向かって取り組めていることを改めて実感しています。

本当にありがとうございました。

そして、現在着々と準備が進む中で、ネクストゴールを設置させていただくことといたしました。

次の目標金額は500万円です。

ネクストゴールでいただいたご支援金については、継続的か定期的に「三溪茶会」を開催する為のための費用として大切に活用させていただきます。 100年続く「三溪茶会」にする為には充実したホームページ、各種SNS、通信費、人件費等も発生いたします。 こうした定期的に発生する費用にも皆様から頂いたご支援を活用したいと考えております。

 

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。

 

皆さまからの想いを無駄にしないよう努めてまいりますので、残りの期間、引き続きのご支援のご協力、そして、拡散・広報のご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

 

2021年12月10日追記 

「三溪茶会」主催者 堀 謙造

 

現在から過去に至る「美」を茶道という形で体感し、感動を共有したい。

 

原三溪が情熱を注いで完成させた「三溪園」と日本文化の象徴である茶道を体験することで感動を共有し、百年先の将来の世代にアートと芸術の良さを伝えていきたい。

 

はじめまして、「三溪茶会」を企画・運営している堀 謙造です。生れは東京都大田区で7歳から30歳まで横浜に住んでいました。

 

横浜には素晴らしい日本庭園「三溪園」があるにも関わらず、それが一部の茶道愛好家の間でしか利用されていないことに以前から大変もったいないと思っていました。もっと多くの人が親しみを感じて集まることができる場所だと思います。

 

 

日本各地には多くの人々が集まるテーマパークや観光地がありますよね?

 

なぜそれらの場所に人々が集まるのかを考えてみると好奇心や楽しさを求める人間の本性があるのではないでしょうか?

 

人間は常に他者やモノに意識を向けて生活していると思うのです。

 

そこで、「人間が興味を持つものに茶道とアートの世界感を結合してみたい。人間の心を豊かにするものを茶道とアートから引き出していこう」というのが私の考えです。

 

茶道はお客様をもてなす側の「亭主」ともてなされる側の「客」で成立します。三溪茶会ではこの相互関係をより主体的にしようと心掛けます。

 

具体的には茶会終了後の茶会のコミュニティーで、その日に参加してくださった全員が自由にアクセスできる交流サイトの構築、茶会終了後の各種イベント企画を予定しています。

 

茶道は多くの要素から成り立っている総合芸術です。「三溪茶会」に賛同して頂いた各専門分野のアーティストから個別のイベント企画の提案を1年中途切れることなく提案していく仕組みをつくります。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

原三溪を多くの人に知ってほしい

 

令和元年7月13日~9月1日の期間に、横浜美術館で開催された展覧会「原三溪の美術」を拝見した折に感じたことがきっかけの一つとなりました。

 

展示会には多くの美術品が展示されているが、それら一つ一つが今現在生きている人間に直接影響し、共感を得ることの困難さを感じました。

 

「原三溪(富太郎)」って誰?

おそらく横浜市民か茶道に興味のある人くらいにしかその名前を知る人は少ないと思います。

 

 

原三溪(富太郎)は岐阜県の豪農の長男として生まれ、横浜の生糸貿易商の原善三郎の婿養子となる。生糸の欧米市場への直接輸出に成功し、帝国養糸会社社長ほか、多数の銀行、会社の重役を兼任した。

 

室町時代の旧燈明寺三重塔など、全国の古建築を移築、「西の桂離宮、東の三溪園」とも言われる日本庭園「三溪園」を横浜の自邸に造営した。

 

生糸貿易で巨万の財を成し美術品の大コレクターだった。また自らも筆を取り優れた書画を残している。また下村観山横山大観速水御舟小林古径安田靫彦菱田春草前田青邨ら日本美術院の若き画家たちを後援、育成して日本近代美術の発展に寄与している。

 

 

新しい時代を作っていく若い芸術家に対する三溪のメッセージ

 

三溪は、芸術や美術品を通じて日本人に流れている「美」というものを継承することの重要性を認識していました。将来有望な若い画家達を支援することは未来に投資することに他ならないと考えていたようです。

 

今の自分が存在するのは、長い年月をかけて守り続けられた思想や文化の恩恵に他ならず、またそれを次世代の人々に伝えていくことが自分自身の役割であると考えていたと思います。

 

三溪が亡くなってから今年で82年経過しています。私は残された三溪園や古美術品だけでは三溪の願いや思想は伝えることは出来ないと思っています。

 

 

三溪茶会の意義と目標

 

2021年現在、世界的なコロナ禍を経験した人類は未来に希望を感じにくい不安の時代を生きていると感じている人が多いそうです。

 

そんな時代だからこそ三溪茶会に出来ることを考えて形にしていきたいのです。

 

茶会で多くの人とお茶を飲む行為が「茶」や「アート」の心への回帰、茶を飲むことの心の静寂や安心の尊さは、コロナ禍で分断された世界の人々の心を荒廃を超越すると思うのです。

 

茶道は自らと自ら以外の調整を、茶を飲む形で表現した生きるための生活学で、自己の本来を禅的な思考によって知ろうとする手段でもあります。

 

私はこの三溪茶会で多くの人が出会い、交流を始める一つのきっかけの場にしたいのです。

 

人間同士の心の交流以上に大切な物はないと考えておりまして、それは様々な美術工芸品や道具であってもあくまでも脇役に過ぎないと考えています。

 

「あの茶席の道具が良かった!」とか「あのお菓子はとても美味しかった」とか「あの茶席の主人の話しが面白かった」とかもちろん良い事だと思います。しかし、三溪茶会ではこれらの今までの茶会以上の広がりや交流を生み出したいのです。

 

三溪茶会で出会った「人」や「アート」が長くずっと繋がり、茶会に来ていただいたお客様全員が共有できる価値観を生み出していきたいのです。

 

○ 三溪の考え方を知る上で以下の文章を紹介しておきます。

 

・「美術品は元来、人類共通の宝なるが故に、その批評は自らの有であると他人の有であるとを問わない。素直に意見を述べても毫も憚らぬところに他には求め難い自由の別天地があるのだ」

 

 

日本庭園「三溪園」の建造物

 

三溪園は横浜市中区本牧にあり、原三溪によって造営された日本庭園です。国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟を含め、17棟の建造物があります。

 

臨春閣(重要文化財)江戸時代初期
          紀州徳川家の別荘 巌出御殿

         

 

聴秋閣(重要文化財)江戸時代初期

         

徳川家光の上洛に際し、1623年(元和9年)に二条城内に建てられ、のちに家光の乳母であった春日局がこれを与えられたといわれ、嫁ぎ先の稲葉家の江戸屋敷に伝えられました。

 

 

京都 燈明寺三重塔 室町時代(重要文化財)

      

室町時代の1457年康正3年に建てられた三溪園内最古の建築物。三溪園内には1414年大正3年に京都木津川市の燈明寺から移築されました。

 

 

プロジェクトの内容

 

原三溪が生涯をかけて造成した日本式庭園に点在する茶室で、茶道に触れたことが無い人や特に未来のある若い人に感動を提供するため、横浜三溪園で「三溪茶会」を開催したいと思います。

 

茶道に現代アートや今を生きている人々の感性を盛り込むことを意識しながら、継続的に続く茶会を目指していきたいと思っています。

 

そのために、若い人が興味や関心を持ってもらえるように、現代アートの要素も積極的に取り入れることも検討しています。

 

現在活躍中のアーティストに協力を求めて毎回の目玉とし、茶道の懐の深い点に着目した他のアートとのコラボレーションで相互の可能性を上げて行きたいと思っています。

 

「茶道には興味があるけれどどうも敷居が高くて体験しづらい」とか、「試に茶会に行ってみたい」などの気軽な気持ちの方でも、茶道やアートの魅力を五感で体感してもらえるような茶会運営を心掛けてまいります。

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

三溪には夢があったといわれています。

 

自らの美意識に素直に従い、生涯情熱を注いで収集した美術品の数々を収蔵・展示する美術館のようなものを造りたかったと。

 

しかし、その夢も1923年に発生した関東大震災によって頓挫してしまったのです。大震災後、一切収集を止めた三溪は、地域社会の復興と罹災した横浜市民のためにその時間と労力を充てています。

 

私は三溪が果たすことができなかった夢をほんの少しでも現代の特に若い世代の人に体験してもらい、三溪の想いを伝えたいのです。

 

「三溪茶会」を全国的な茶会として認知してもらえるように各種SNSで情報発信し、毎年変化し続ける茶会を目指していきます。

 

茶会を通じて作家の作品の展示会や企画展も開催し、横浜のPRにも貢献したいです。

 

▼いただいたご支援の活用先

 

○「三溪茶会」ホームページの制作

○プロモーション各種費用

○三溪園内の各茶室の使用料 

○茶会で使用する抹茶、菓子、炭、消毒液等の備品等

○クラウドファンディング手数料

 

茶道やアートをきっかけとして多様な魅力あふれる人間同士の新たな出会いと交流を三溪園でつくりたいと思います。どうか、応援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

※新型コロナウイルスなどのやむを得ない理由で開催ができない場合、延期時に皆様のご支援を活用させていただきます。

プロジェクト実行責任者:
堀 謙造 「三溪茶会」代表者  茶道交流グループ「お茶数寄」主宰者 
プロジェクト実施完了日:
2022年4月10日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

茶道交流グループ「お茶数寄主宰者」堀 謙造が横浜三溪園で「三溪茶会」を開催する。 集まった資金は会場費15万円及び茶会運営費50万円、抹茶、弁当、備品代、広告宣伝費45万円として使用する。

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プロフィール

1972年東京都大田区に生まれる 小学校から30歳まで横浜で暮らす。 茶道は23歳の時に知人の紹介で体験し、師匠の人間性に感動したことがきっかけで始める。 三溪園との出会いも師匠の茶会で使用した織田有楽設計の茶室「春草廬」の厳粛な雰囲気に心惹かれたのが始まり。 普段はコーヒー豆の販売をしながら趣味のクラシック音楽と茶道具の収集(特に茶碗)を楽しんでいる。 原三溪は千利休と並んで尊敬している人物で、三溪の精神が宿った場所である三溪園での茶会の開催をライフワークの一つとしたいと考えている。 ここ数年は社会問題化している若者から老人までの孤独問題を茶道や芸術の力で解決したいと考えている。

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リターン

3,000


【三溪茶会オリジナルコーヒー】で応援コース

【三溪茶会オリジナルコーヒー】で応援コース

お茶会には参加できないけれども、この企画に賛同し応援してくれる方に主宰者の本業である「カフェえんぴつ猫」の自家焙煎コーヒー200gをご用意いたします。

200gのオリジナル「横浜三溪茶会オリジナルコーヒー」を送ります。
粉か豆を選んでいただけます。

申込数
43
在庫数
107
発送完了予定月
2022年2月

7,000


【三溪茶会】茶券コース

【三溪茶会】茶券コース

茶会当日の茶券(4席)お弁当付です。
4月10日の三溪茶会を体験できるコースです。

申込数
32
在庫数
38
発送完了予定月
2022年3月

3,000


【三溪茶会オリジナルコーヒー】で応援コース

【三溪茶会オリジナルコーヒー】で応援コース

お茶会には参加できないけれども、この企画に賛同し応援してくれる方に主宰者の本業である「カフェえんぴつ猫」の自家焙煎コーヒー200gをご用意いたします。

200gのオリジナル「横浜三溪茶会オリジナルコーヒー」を送ります。
粉か豆を選んでいただけます。

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43
在庫数
107
発送完了予定月
2022年2月

7,000


【三溪茶会】茶券コース

【三溪茶会】茶券コース

茶会当日の茶券(4席)お弁当付です。
4月10日の三溪茶会を体験できるコースです。

申込数
32
在庫数
38
発送完了予定月
2022年3月
1 ~ 1/ 8

プロフィール

1972年東京都大田区に生まれる 小学校から30歳まで横浜で暮らす。 茶道は23歳の時に知人の紹介で体験し、師匠の人間性に感動したことがきっかけで始める。 三溪園との出会いも師匠の茶会で使用した織田有楽設計の茶室「春草廬」の厳粛な雰囲気に心惹かれたのが始まり。 普段はコーヒー豆の販売をしながら趣味のクラシック音楽と茶道具の収集(特に茶碗)を楽しんでいる。 原三溪は千利休と並んで尊敬している人物で、三溪の精神が宿った場所である三溪園での茶会の開催をライフワークの一つとしたいと考えている。 ここ数年は社会問題化している若者から老人までの孤独問題を茶道や芸術の力で解決したいと考えている。

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