今日も水族館は開いています。

 

そんなところに子ども達はやってきます。

 

あるひとりの子は、

ある事情から、兄弟とは一緒に住んでいない。

 

「ただ、うちにはエアコンがないのでめっちゃ暑いから実家に帰ってきたけど、大学受験を控えるお兄ちゃんがいて、ピリピリしているから水族館があいてるかな~とここに来たよ」

 

こんな連日35度を超える日にエアコンないなんて、、、。

 

 

またある子は、

 

「友達と待ち合わせしているからここで魚見て待ってもいいですか?」

 

そんな理由で訪れます。

 

 

今日もエサやりを楽しんでいました。

 

特にジャンプするアロワナが大人気!!

 

ここでエサやりができる!という事で口コミで色んな子ども達がやってきます。

 

 

そうこうしているうちに、閉館の6時となったのでシャッターを閉めようとしたところ、

 

よく知っている子と初めてみる子が水族館の目の前に立っていました。

 

「あれ?○○ちゃんどうした?」

 

「うん、おかあさんがまだ帰ってきていないんだ。」

 

「そうなん?」

 

「そう、そしてこの子も家に誰もいないから、ここなら楽しいし開いてると思って連れてきた」

 

「そうか、入りなさい!」

 

閉めかけたシャッターを開けた。

 

初めての子は少し不安げな顔で水族館に入ってきました。

 

「お父さん、お母さん二人ともいないの?」

 

「うん、ママは仕事。パパは遠くへ行っちゃった。」

 

と、初めて来た子の口から出た言葉。

 

「そう、この子ね。僕と一緒でお父さんいないんだ。」

 

「そっか~」

 

ここの水族館ではこういうやり取りは珍しい事ではありません。

 

なぜならこの水族館はどこか淋しい想いを持っている子達の憩いの場所なのですから。

 

「じゃあ、おじちゃんが面白いもの見せてあげるよ」

 

水族館のVRを見せてあげました。

 

「うわああああ!すごい!すごい!」

 

子ども達は大興奮!!

 

 

初めて来た子ども、少しずつ慣れてきて、ギターを触ったりピアノを触ったり、

 

「ギターは初めて触った?」

 

「うん」

 

「じゃあおじちゃんが、弾いてあげるよ」。

 

ギターの音に子どもが段々と笑顔に変わっていきました。

 

「ねえ、絵本読んで!」

 

まだまだ幼稚園に通うほどの年齢の子ども達。

 

「よーしじゃあ、トムとジェリーの紙芝居をしてあげよう」

 

子ども達は紙芝居を溢れんばかりに笑顔で聞いていました。

 

どこかお父さんの面影をおっているのでしょうか。

 

今日もこうしてふれあい水族館は一日が過ぎていきました。

 

子ども達の笑顔が絶えず続きますように!

 

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