殺処分寸前で家族となった愛犬「かる」｜肺がん治療で幸せな犬生を！

 

数あるプロジェクトの中からこのページをご覧頂きありがとうございます。「かる」の飼い主である福岡新子と申します。

 

クラウドファンディング初心者なため、拙い文章且つ長文になってしまいますが是非最後までお目通しくださいますようよろしくお願い申し上げます。

 

かるは、11年前（1歳頃）、ペットショップで購入され一度も手入れをされないまま関東方面の保健所に追いやられましたが、殺処分寸前でレスキューされ、縁あって我が家の子になりました。

 

 

 

茶色と白のシーズーの女の子、現在12才。お目々がくりくりで、とても愛嬌のあるお顔がチャームポイントです。

 

 

一緒にやってきたもう一人の子、まるちゃんとすくすくと元気に育ってきました。

 

我が家に来て早12年。家族みんなが、まる共々本当の娘だと思うほど生活する上でなくてはならない存在です。

 

本当に愛嬌たっぷりで可愛らしく、とてもツラい事があった時や心から悲しくなってしまった時でも、その場にかるがいるだけで雰囲気は明るくなり、家族全員に元気を与えてくれます。

 

 

我が家はかるを中心に回っているといっても過言ではありません。まるにとっても、お姉ちゃんのような存在で、どこへ行くのも一緒。

 

 

 

かるの調子が悪く一緒に散歩に行けないときには何度もかるを待つように立ち止まり、振り返っては途中で歩かなくなってしまうほどです。

 

かるが三度の手術をした時にも、終始落ち着かない様子で過ごし、帰ってきたときには片時も傍から離れようとしませんでした。

 

 

この三年の間に大きな病気に三度見舞われその度に乗り越えてきた、かる。四度目となる今度の肺がんもきっと乗り越え、生き延びてくれると信じています。

 

 

 

 

 

今からちょうど2年前に、喉のあたりに「できもの」が見つかりました。最初は何ともないとの診断であったのですが、あまりにも痛がったり痒がったりしたために、再度詳しく検査をしてもらうと癌化しており、診断は扁平上皮癌とのことでした。

 

一度は手術で切除したものの、一か月後に再発。再び扁平上皮癌と診断され、今度は大阪市内の大きな病院で手術をしました。

 

 

そこから1年と少しの間、毎月検診をしてもらい、再発していないことを確認して安堵したのもつかの間、頬に小さなイボが見つかりました。

 

癌化はしていないとのことでしたが、本人は気になるのか、掻いているうちに傷となり、化膿してしまいました。かかりつけ医は、それでも消毒さえしていれば問題ないとの見解でしたがセカンドオピニオンを受けるため、現在かかっている病院に移りました。

 

そこでも診断は癌ではないとのことで、通院の間隔を開けようとした矢先、急に右脚を引きずるように歩き出しました。

 

あまりにも突然のことで、先生も首を傾げ、前十字靭帯断裂を念頭に様々な検査を行いましたが、最終的な診断は、骨肉腫でした。

 

骨肉腫は他の癌と違い、非常に進行が早く転移しやすい病気です。骨そのものを破壊されるので痛みが非常に強く、痛みを和らげてあげるには断脚しかないとのことでした。

 

家族で相談した結果、断脚を決意し、10月27日手術を決行。

 

 

その際のCTとエコー検査で、肺に影があるのが見つかり、その時既に肺には300㏄の水が溜まっていました。転移性か原発性か、現時点では特定できないものの、おそらく肺がんにも罹患しているでしょうと先生はおっしゃいました。

 

10月30日にお迎えに行きましたが、その時も340㏄ほど溜まっており、それを抜いてもらったうえで退院。利尿剤を処方してもらいましたが、効果が緩いものなので強くは効かず11月5日夜から6日明け方にかけて呼吸が非常に荒く、苦しそうな様相で思わず死を覚悟するほどでした。

 

6日の朝いちにかかりつけ医の元へ向かい、水を抜いてもらうと共に、別の利尿剤を処方してもらい帰宅。

 

8日までの3日間薬が効いているようで、呼吸はとても落ち着いていましたがご飯はほとんど食べません。

 

9日の血液検査では、利尿剤の影響か、腎臓の数値が倍に跳ね上がっていました。

 

そこで、利尿剤を前回のものに戻し、腎臓の数値が下がるのを待ってから抗がん剤治療に入る予定です。

 

 

 

小さな頃から、怖い・辛い思いをしてきた「かる」。大きな病気になって、たくさん痛い思いもしてきました。

 

それでも最後には、楽しい犬生だったと思えるように、癌を克服して今まで行ったことのない場所に連れて行ってあげたり、美味しいものをたくさん食べさせてあげたいです。

 

現在、我が家ではまる・かるだけでなく、4匹の猫ちゃんも一緒に暮らしています。

 

以前にペット保険の加入も検討しましたがその当時、正確な誕生日が分からない保護犬は保険に加入することができませんでした。その後保護犬でも加入できるようになったと知ったころにはもうすでに1回目の扁平上皮癌の診断を受けた後でした。

 

毎月の犬猫の食費に加え、かるの治療費が高額（現在は胸水抜去とそれに伴うレントゲンと処方箋で一度で数万かかります）なこと、そしてこのコロナ禍で蓄えが底をつきました。

 

それでも病院にはかからないと、かるが苦しい思いをしてしまうので生活費を切り詰め、借入をしてなんとか治療費を捻出している状況です。

 

そこで、非常に心苦しく飼い主としては本当にお恥ずかしい限りなのですが、皆様にご支援いただきたく思い今回のプロジェクトを立ち上げるに至りました。

 

 

 

 

現在かかっている隣町の動物病院にて、抗がん剤治療と胸水抜去＋利尿剤の投与（抗がん剤の効き具合によっては終了の可能性あり）、治療に伴い週に一度の血液検査やレントゲン撮影を行う予定です。

 

抗がん剤は、2日に一度飲ませるもので、1か月の費用は約43,000円。それに胸水抜去や血液検査が加わると一週間で最低でも約20,000円必要となり、抗がん剤と合わせると毎月約12.5万円が必要になります。

 

我が家ではペット保険の加入が出来ない（過去に癌になっている）のですべて実費での支払いです。

 

治療に必要な金額は半年で約750,000円。

 

目標金額800,000円に対しREADYFOR様への手数料+早期入金手数料+税金で手元に残る金額は547,000円となり、203,000円が不足となりますが、そこに関しましては生活費から何とか捻出しようと考えております。

 

皆様にご支援いただくことにより、抗がん剤治療を継続して行うことができれば、肺の腫瘍は小さくなっていく可能性は十分にあり、そうなると胸水抜去などの処置も必要なくなります。

 

胸水が溜まらなくなると利尿剤の投与も必要なくなり、またご飯もしっかりと食べ、お散歩にもたくさん行けるようになります。

 

前十字靭帯断裂を疑い痛み止めを処方してもらっていましたが、あまりにも痛みが長引くために骨肉腫を疑い検査を行ったときのものです。

 

 

 

断脚後は胸水抜去と利尿剤の処方をメインに行っています。

 

この時点でスピノラクトンを処方いただきましたが、3日目にはかなり苦しそうに呼吸をしており、夜通し見守ることしかできず…。一時は死を覚悟しましたが、なんとかもってくれたので朝いちに病院へと駆け込み、胸水抜去と別の利尿剤（フロセミド）の処方をしていただきました。

 

 

 

フロセミドの服用後、息苦しそうにすることは目に見えて減りましたが、今度は食事を摂ろうとせず、ほぼ一日寝ている状態が続きました。そこで血液検査を行い腎臓の数値が倍ほどに跳ね上がっていたため先生と相談のうえ、スピノラクトンに戻すことになりました。

 

 

 

肺腫瘍と断脚した脚、頬の検査結果です。頬は特に心配はいらないとのことでしたが、肺腫瘍と骨肉腫については以前罹った扁平上皮癌からの転移が疑われるとのことでした。

 

退院前の血液検査の結果です。特に数値の悪い箇所もなかったために利尿剤（スピノラクトン）の投与を開始しました。

 

スピノラクトンの効きがあまり良くなかったためフロセミドに変更した後の血液検査の結果です。腎臓機能の低下を表すクレアチニンと血中尿素態窒素の数値が大きく上昇してしまい、食事を摂れなくなっているのではないかとのこと。この状態では抗がん剤治療の開始ができないので胸水抜去と併せて再び利尿剤をスピノラクトンへと変更。

 

 

※考えたくはありませんがもし万が一、かるが虹の橋を渡ってしまった場合は、これまでの治療費用に全額を充てさせていただきます。

 

 

 

前回処方されたときとは違い、今は薬の効果も出てきているのか呼吸も落ち着いており、お散歩も徐々に再開しだしましたが食事は相変わらず摂ろうとしません。

 

本犬は食べたい気持ちはあるようなのですがなかなか以前のようには食いつかず…。日々試行錯誤しながらあげるご飯。少量の食いつきに一喜一憂を送っています。

 

元々はご飯を食べることが何よりも大好きで、何かを食べていると必ずといっていいほど真横に張り付いては「何食べてるの？」と言わんばかりにくりくりの大きな瞳で見上げてきました。

 

それが最近では興味を示すこともなくそっぽを向いてしまうのです。

 

抗がん剤治療がうまくいき、元気になることができれば大好きなご飯をしっかりと食べられるようになったり河川敷をお散歩できるようになります。

 

それに加え、かるにはもっとたくさん経験してもらいたいこともあります。例えば潮風が気持ちいい海や自然たっぷりの山に連れて行ってあげたり…。

 

虹の橋を渡ってしまうにはまだまだ早すぎるのです。私たち家族はかる自身の強さ、前向きな気持ち、愛らしい言動に幾度も助けられてきました。今度こそかるに恩返しをしたいのです。

 

しかし現状は、毎週、毎月の病院代の捻出をするのに精いっぱいな状況です。

 

 

現段階で見送りの抗がん剤治療についても、腎臓の数値が下降すれば開始できるとのことなので、第一目標達成後に、できる限り必要な資金を集められたらと思っています。

 

かけがえのない家族の命を守るため、どうか皆様方の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。