8万食の給食でスラム地区の不登校のエイズ孤児をゼロにしたい

8万食の給食でスラム地区の不登校のエイズ孤児をゼロにしたい

支援総額

1,257,000

目標金額 1,000,000円

支援者
74人
募集終了日
2015年1月9日

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2015年11月02日 20:54

南アフリカ 現地活動報告(5)

皆さん こんにちは。

 

今日は関東圏は 天気予報どおりの冷え込んだ1日となりました。

 

前回の投稿から1ヶ月、現地活動報告がまだ5回目・・・もっと現場を伝える努力をしなくてはだめですね。

 

これまでの報告で、センターで目標どおりの約250人の子ども達が給食を食べられるようになったことをお伝えしました。登録している子どもの数は約350人。

授業などで毎日は来られない子どもや、歩く距離が長くて平日は来られない子ども達には「ホリデープログラム」という、遊びとランチの時間を提供しています。

 

今日は、最初の頃の報告で書くことを皆さんに約束しながら、詳しく報告できていなかったことの一つを報告したいと思います。

 

報告できていないことですが、

①子どもの数をどうやって100人以上増やすことができたか?

②プロジェクトの実施に不安を感じたスタッフにどのような説明をしていき、スタッフが自信をつけていったか?

③スタッフのやる気維持のために始めた新しいプロジェクト

がまだお伝えできていないのです。

 

 

ではさっそく今日は、①の子どもの数を増やしていった様子を紹介させていただきます。

 

 

子どもの数をどうやって100人以上(実際には200人近く)増やすことができたか?

 

エイズ孤児の子ども達と私達が出会う場所は、一つは「地域」です。

 

センターはちょうど今年の1月~2月にかけて引っ越しと、その後の運営スタートをしています。この時の引っ越し先は、今までよりももっと貧困地区(スラム)の内部へ入っていった場所です。

より経済的に困窮している人達が住んでいる地区です。

 

これまでセンターに通っていた子ども達の家庭には、「新しい引っ越し先のセンターにも今まで通り通えること」を伝えながら、平日は遠くて来づらくなる小さな子ども達を確認していきました。

この時には、同じ貧困地区に暮らしながらも「新しい場所は安全なのか?」と心配するおばあちゃんがいたり、「新しいセンターは汚いから・・・」と子どもを保育園に預けることを躊躇するお母さんがいたりしました。

 

私には少々気になる言葉が「汚いから」でした。

安全なのか?という気持ちは、この地域の犯罪の多さや、スラムの中の複雑な道や夕方以降暗くなった場合の怖さ、いろいろと想像できました。

「汚いから」という言葉は、センターの引っ越し先の掘立小屋が汚いということなのか? センターのボランティアたちは「たぶんそうだと思う。」と言います。

それも考えられますが、保育園の建物は小学生の建物よりもしっかりと床もビニールクッションを貼って、壁にも飾りをつけ作ってあり毎日しっかりと掃除をしています。

なぜだろう?少しそのお母さんと話していて感じたのは、この貧困地区でも「どこに住んでいるか」はとても大切だということ。「自分より貧しい家庭の子ども達と一緒の保育は嫌だ」という彼女の気持ち。「汚いから」というのは、センターの場所全体への彼女のイメージなのだと感じました。

 

このような、この地域を理解していく会話の積み重ねも、訪問活動でできたと感じています。

 

 

また、新しくセンターの引っ越す先でも一軒一軒の家を順番に訪問してまわり、家庭に子どもがいるか、その子どもが良くケアされているか、を確認しつつ、センターの活動内容を紹介していきました。

 

その中でエイズ孤児が家庭にいることを教えてくれる家庭、あるいは子ども自身が自分が孤児であることを教えてくれる家庭を見つけていきました。

 

ここで出会ったエイズ孤児たちは、通う学校や担任の先生を確認したり、家庭が養育手当をもらっているかを確認したり、家族関係を何回かの訪問で把握していったりと、ソーシャルワークを始めていきました。

 

 

それからエイズ孤児がいるわけではないけれど、ひどく貧困で乳幼児が十分にご飯を食べられていない家庭の場合、昼間セチャバの子ども達が学校に行っている時間だったらセンターに遊びに来ても良いと誘うことにしました。

 

この貧困家庭の子ども皆に目を向ける中で、近隣の理解を得ていくことができたように思います。その後、日中のセンターはまるで「地域の公民館」「よろず相談」のような感じに、貧困地区の大人の障がい者や、保育園に預けるお金のない家の子ども、高齢者などが集まる場に、あっという間になっていきました。

 

写真のおばあちゃんと娘の住む家には、全部で10人以上の子ども達が住んでいました。子ども達の中にはエイズ孤児も。おばあちゃんは、養育手当だけでなく自分の年金ももらっていませんでした。年金をもらっていない理由は身分を証明するものを持っていないから。この家庭は今後ソーシャルワーカーが通って支援していくことになります。

 

こういった訪問を続けていく中で、センターへ登録するエイズ孤児達が増えていきました。

 

 

 

エイズ孤児と出会うもう一つの場は「学校」

 

これは、学校訪問を定期的に行なう中で、様々なワークショップを行ないながら、子どもとの関係づくりを行い、担任や教頭・校長先生とのネットワークの中で、子どもをセンターへつなげていきます。

このような形でセンターにつながった子ども達には、補習を学校から依頼された子がたくさんいます。

 

 

写真はエマプペニの中の5つの学校で、授業補助のボランティアをしている大学生の女の子。セチャバでも子ども達の補修を担当してくれています。彼女が補習をやってくれるようになって、学校との連携の質も良くなったと思います。

 

それから、1月以降にボランティア達が学校訪問を行った回数ですが、(私の予想を上回る回数)1263回になりました。

 

1月~9月の間で、1日に2~3つの学校にボランティアが分かれて訪問。子どもと触れ合ったり、先生といろいろなおしゃべりをしながら信頼関係を作ったり、ワークショップを行なったり、父兄らの前で話したり・・・。

私の想像よりも、とても「気楽」「身軽」にどんどん学校へ入っていくボランティア達。脱力していてとても素敵だと思いませんか?

 

日本だと治安の面からも学校は敷居が高いですよね。南アフリカでもエマプペニと同じ「市」でももっと敷居の高いところはあります。でもエマプペニはゆるやかです。

 

 

こういった地域と学校への訪問活動の中で、セチャバには次々と子ども達が登録され、このプロジェクトの目標にしていた人数の子どもがセンターを利用できるようになった次第です。

 

最後の写真は、子ども達とフィンガーペイントをして遊んでいるところです。この学校では校舎の裏にある建物と小さな芝生の広場を自由に使わせてくれるのです。

 

 

では、また次回いろいろとご報告させていただきたいと思います。

 

最後はまた子ども達の笑顔で。

 

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リターン

3,000


alt

●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ

支援者
45人
在庫数
制限なし

10,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●サポーターの方の働く福祉施設で作った手作りお菓子の箱詰め
●サポーター認定証(エイズ孤児の写真とメッセージ入り)

支援者
19人
在庫数
制限なし

30,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●サポーターの方が作成販売しているイタリア産オリーブオイルなどを使ったオーガニック石鹸(5000円相当)

支援者
9人
在庫数
制限なし

100,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●全国巡回した写真パネルの表にお名前を入れてセチャバセンターの壁一面を飾ります。

支援者
3人
在庫数
14

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