プロジェクト概要

南アフリカ共和国の都市部のスラムで、住民と一緒にエイズ孤児250人に1年分の給食サービスを行います。

 

皆さん、はじめまして。NGOニバルレキレの代表をしています、小山えり子と申します。ニバルレキレとは、南アフリカ共和国の現地の言葉で「あなたはあなたであるだけで素晴らしい」という意味。10年以上も前にHIVに母子感染しエイズで亡くなった孤児が私に遺してくれたメッセージです。

 

今回皆さんにご協力をお願いするのは、来年の1年間スラム地区のエイズ孤児たちに8万食の給食を届けるというプロジェクトです。現在ニバルレキレでは、年間約150人のエイズ孤児を小学校3校から受け入れて、給食サービスや学習支援、遊びの場づくりなどの支援をしています。

 

今回のプロジェクトが達成すると、年間に250人のエイズ孤児に週5日の給食を提供できるようになります。そしてこの給食を通じて、不登校になっていたエイズ孤児たち一人一人の、笑顔を取り戻して再び学校へ通えるようになるチャレンジを応援することができるのです。

 

(エイズ孤児の少女達と一緒にお祝いした真夏のクリスマス)

 

あと少しの食材が準備できることで、生きる希望や笑顔を取り戻せる子ども達が、どこかで暮している・・・

 

私たちと同じ時間を生きる南アフリカのエイズ孤児達は大きな悲しみの中で貧困とも向き合わなければなりません。失った親の代わりには誰もなれません。でも温かな食事なら、私たちは用意することができます。そして食事をきっかけに子ども達の心のケアをしていきます。

 

子どもの遊ぶ権利、学ぶ権利、栄養のある食事を食べる権利、安心して眠る場所を保障される権利、愛される権利を守りたい。エイズ孤児たちは守ってくれる大人を必要としています。

 

(この子も親のエイズ死を理解するのに何年も悩み苦しむかもしれない)

 

お腹が空いてもご飯が食べられない子どもがたくさん・・・

 

私たちが支援しているエイズ孤児たちが暮らす町はエマプペニ。南アフリカのハウテン州の大都市ジョハネスバーグからは車で3時間くらいですが、とても不便な場所にあります。数年前までは地図にも掲載されていなかった地区です。この町の半分を占めているスラムの入口で、私たちはコミュニティセンター「セチャバセンター」を2005年から運営しています。

エイズで親を失った孤児は、アフリカでは多くが親戚の家に引き取られます。貧しいこの町で孤児を養っていくのは大変です。失業率は約5割で、犯罪もとても多い地域です。

 

お腹が空いてもご飯が食べられない子どもがたくさんいます。引き取った家庭がエイズ孤児を大切にしてくれない場合もあります。セチャバセンターの孤児たちのほとんどは両親ともエイズで失っており、他に行き場はありません。

 

(最初に給食サービスを始めた小学校の子ども達です)

 

エマプペニでは不登校になっているエイズ孤児がたくさんいました。

 

私たちはまず学校の先生と協力して、児童全員の家族状況を調査しました。その結果ある小学校では約800名の児童の4割近くがエイズ孤児だとわかりました。この地区の小学校には給食サービスがありません。不登校の子ども達や家庭とは連絡が取れない状況でした。

そこで地域でエイズ孤児のために何かしたいというスラムの若者たち、HIV陽性者やエイズ遺族が集まりました。子どもをケアするために、地域の人自身に自分たちでやりたいことを考え、決めてもらいました。そこでスラム地区の有志が決めた活動は、給食と子どもが喜ぶ遊びの提供、家庭訪問でした。

 

(学校の敷地での給食提供)

 

悲しみを溶かし、心を温める給食を届けたい・・・

 

給食はただ子どもが栄養のある食事をとることだけが目標ではありません。ボランティアと一人一人の子どもは、家庭での様子や学校のことを毎回話して、困っていることがないか確認します。何かあれば学校の先生と話し合います。家庭を訪問し、家族にストレスがないか相談し必要な支援をします。


最初は試行錯誤でしたが、今では150人全員の家庭訪問の様子をしっかりと記録していく能力もボランティアは身につけています。食事の後には身体を動かし自分を表現できる場を提供。こうして、9年目の今3つの小学校では不登校の子どもが激減しました。

 

        (セチャバの子ども達は元気いっぱいです。子ども達に寄り添うのは、同じスラムに暮らす若者たち)

 

セチャバはお鍋一つで始めた活動。

 

最初は「お腹が空いているから」という理由だけでセチャバセンターへ来ていた子どもが、時間をかけて「困ったことがあったらセチャバ」「楽しいことはセチャバ」と言うようになってくれました。子どもが別の新しいエイズ孤児の子どもをセチャバセンターへ連れてくることも珍しくありません。

 

今まで9年間、ほぼ無償のボランティア活動としてセチャバセンターは運営されています。活動の開始時には事務所もキッチンもありませんでした。相談はリーダーの家でおこない、料理もボランティアの家でつくって大きなお鍋を学校まで手で運び続けました。

 

(とにかく続けることが大切。そして作るなら栄養たっぷりの食事を。)

 

いよいよコミュニティセンターを開設!

 

2010年に活動が認められ、1つの小学校が活動するための部屋を提供してくれ、2012年には、行政が活動を認め土地を提供してくれました。そしてスラム入口の広場で、セチャバセンターが本格的に活動を広げられるようになりました。

 

週2回から始まった活動がボランティアの意欲で現在は週5日の活動になり、支援する小学校も3校になりました。ケアするエイズ孤児は1年間につき約80名から150名にゆっくりと増えていきました。未就学の子ども達のための保育園も2012年からスタートしています。

 

 

エイズ孤児をみんなで守りたい。スラムを人と人がつながる場所にしたい。

 

「エイズ孤児が安心できるコミュニティをつくりたい。」ボランティア達はそう言います。同時に「スラムはもともと他の地域では生きられなかった人たちが流れてきた場所だから、人口が多くてもそこに人と人がつながりあうコミュニティはゼロなんだよ。」そう言うボランティアもいます。

 

でもだからこそ、セチャバセンターのボランティア達は、挑戦してきたのだと思います。現在はスラムのよろず相談所でもあり、親が帰って来なくなり遺棄された子どもが自分の足でセチャバセンターへやってくることもあります。

 

(親に捨てられ自分の力でセンターへやってきた子ども)

(子どもの心のケアについて議論するリーダー達)

 

さいごに・・・

 

自分が大切にされていることを知ると、セチャバセンターの子ども達は自分がエイズ孤児だということを堂々と話してくれるようになります。

 

エイズは決して人の価値を損なう病気ではありません。エイズ孤児をその子の暮らす地域全体で守っていきます。そんなエマプペニという町を皆さんで支えてくれませんか?

 

私たちが孤児たちのことを忘れずにいること。一緒に生きていくことで、子ども達は生き生きとした子どもらしさを取り戻していくのです。

 

どうぞご支援をよろしくお願い致します。

 

(いつかセチャバセンターが大人になったあなたを応援してくれるはず)

 

◆引換券について◆

 

*3000円のご支援をくださった方に。 

 

●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレターをお送りします。

(写真はイラストのイメージです)

 

●アフリカンビーズのレッドリボンバッジをお送りします。

(デザインや色はお一人お一人の方で異なります。)


*10,000 円のご支援をくださった方に


●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ

●サポーターの方の働く福祉施設で作った手作りクッキーの詰め合わせ

●支援している子供たちの写真とメッセージを添えた、サポーター認定証をお送りします。

 


(上図はイメージ図です。実際のお菓子の組み合わせは異なります。)


*30,000円のご支援をくださった方に
●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ

●サポーターの方が作成販売しているイタリア産オリーブオイルなどをたっぷり使用したオーガニック石鹸(5000円相当)

 



*100,000 円のご支援をくださった方に

●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●全国巡回した写真パネルの表にお名前を入れてセチャバセンターの壁一面を飾ります。

 


(写真はイメージです。モザイク様に作成する写真の大きなパネルに、ご支援くださった方のお名前やメッセージなどを組み合わせます。)

 

ニバルレキレについて◆

ニバルレキレとは「あなたはあなたであるだけですばらしい」という意味。あるがままの自分の存在を大切にする生き方。生きづらさともに暮らし、そして希望を見つけ、人々がエンパワメンとされていく過程を支援します。
南アフリカでのエイズの影響を受けて生きる人たちとの様々な活動の他、3.11以降東京に避難されている被災者の心のケア「わかちあい@東京」の活動を行っています。

https://www.facebook.com/NGIBALULEKILE


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