支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 203人
- 募集終了日
- 2022年4月27日
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プロジェクト本文
終了報告を読む
達成のお礼とネクストゴールについて
2月28日よりスタートした本クラウドファンディングですが、3月11日に皆様のおかげにより、目標金額である100万円を達成することができました。
本当にありがとうございます。不安な中で始まったプロジェクトでしたが、予想外の多くのご支援に、戸惑いながらも、感謝の気持ちでいっぱいです。
おかげさまで、本の出版に必要な初期費用として使わせていただきます。
兄の友人らや、これまでお世話になった方々だけでなく、プロジェクトに共感していただいた方など、多くの方のご支援に、本当にありがたく思うと同時に、応援コメントなど、励まされ、力を頂き、しっかりと応えてゆきたいという思いを強くさせられました。
ご支援だけでなく、訪問数が増えていることに、学校事故・事件について知り、自分のこととして考えてもらうきっかけとするという、このプロジェクトを始めたもう一つの目的の意味も伝わっていると思いました。
そのためネクストゴールを設定し、更に一人でも多くの方に知って頂きたいと思います。ネクストゴールの目標金額は200万円です。
プロジェクトを開始するにあたり、当初、出版し流通させるためには200万円の費用が必要とわかりましたが、それでは成功できる自信もなく、最低限、本として形にし、支援者に読んで頂けるようにするための印刷費など100万円を目標に始めました。
しかし、今回皆様のご支援のおかげでプロジェクトを決行できることになりました。そのため、ネクストゴールを目指し、本来の目的であった流通させ、知っていただき、一人でも多くの方に手に取って読んでいただけるようにしたいと思います。
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、ご支援いただいた資金で本として出版することは実施させていただく予定でおりますが、これからも皆様からの多くのご支援をいただければ幸いです。
ページをご覧いただきありがとうございます。安達七海です。
私が6歳の時に2番目の兄が、当時14歳で亡くなりました。兄の死から約18年、兄との思い出は微かに残っている程度です。
よく喧嘩ばかりして母に怒られたり、一緒に釣りに出かけたり、私は兄のサッカーの試合や練習について行っていたことはよく覚えています。
当時6歳だった私は当時何が起きているのか正直のところあまり理解していませんでした。自分自身が成長するにつれ、兄がどのようにして亡くなったのか、両親がどのような活動をしているのかを幼いながらに感じていました。
そして、母の活動などを通して、兄のように学校との関わりで亡くなる子どもたちがたくさんいることを知りました。
時代と共に学校の規則や社会の学校への捉え方など変わっていくとは思いますが、学校との関わりで苦しむ子どもや家族、先生方などが減ることを日々祈っています。
今回、母から「兄のことについての記録や思いなどを書籍化したい!」と相談がありました。
これまで母は、兄の死によって辛いことがたくさんあったと思います。しかし、たくさんの良い出会いもあったと思います。母の思いをぜひ手助けしたいと思い、1番上の兄と相談し、書籍化費用のためクラウドファンディングを行うことを決めました!
ぜひ多くの方に支援していただき、そして多くの方に本を読んで頂きたいと思っています。よろしくお願いします!
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初めまして。長男の鉄朗です。私が15歳の時に1つ下の弟が、自ら命を絶ちました。
その日はちょうど私の高校受験の日で、家に帰り祖母から新聞記事を見せられ事態を把握しました。当日は自分だけ別室で試験を受けたことを不思議に感じていましたが、試験に影響が出ないようにという周囲の配慮だったことを後に知りました。
いつもと変わらない様子で登校した弟が自ら学校で命を絶った、という現実が信じられませんでした。
事実として受け入れなくては、そう言い聞かせていたのを覚えています。
その後、裁判に至るまでの過程や他の方々の話に触れ、こういった学校での理不尽な事件や事故は誰にでも起こり得ることだと思い知りました。
私自身も当事者にならなければ、きっと気にもとめず生活していたと思います。
この本が、ただ1人の生徒が学校から飛び降りたという事実だけでなく、その背景や構造をそれぞれの立場に置き換えて考えるきっかけになればと思います。
そして、本を出版し1人でも多くの方に読んで頂けることによって、これまでの母の地道な活動や努力が報われるといいなと心から願っています。
少しでもご支援いただければ幸いです。よろしくお願いしいたします。
〜母より〜
初めまして。安達和美といいます。このプロジェクトを閲覧していただき、ありがとうございます。
今回のプロジェクトは、次男の死から18年が経ち、私たち家族が、学校事件・事故の当事者となったことで体験したことを、記録として残し、多くの人に知ってもらうために、本として出版したいと思いました。
息子の死後、他の多くの遺族、当事者たちに出会いました。みな自分の子どもが犠牲になって、被害に遭って初めて、『事実を明らかにできない、子どもに何が起きたのかを知ることができない。』という今の学校の事後対応のシステムを知ることになります。
この本を作ることで、学校で子どもに自殺や、いじめ、事故、不登校などの重大な事態が起きた時、残された者に、どういうことが起こるのか、何ができるのかを知ることにより、 誰もが行く学校というところが、子どもにとって、保護者にとって、教師にとって、少しでも安全で、安心な所になるために、一人ひとりが自分のこととして考え、再発防止や事後対応の制度改善につながることを願っています。
プロジェクトを立ち上げたきっかけ
朝、いつもと変わらず元気に学校に行った兄が、突然自殺しました。
「何があったのか知りたい。」ただそれだけでしたが、事実を知ることができませんでした。
不適切な指導で、子どもの命が奪われることになった母は、『教師による不適切な指導で子どもが自殺をしたり、傷つくことがある』と知ってもらうことで、防ぐことができると必死に訴え続けています。
学校事件・事故の当事者になったものとして、『当事者となった時、どういうことが起きるのか』実際に起きた様々な現状・問題を知ってもらうことで、再発防止につなげるとともに、『もし被害者になってしまった時、どうしたらいいのか』、役立ててほしいという思いから「記録として、本として形に残したい。」と強く願う母の思いを実現させてあげたいと思いました。
残された兄妹として、家族が前を向いて生きて行けるようになるまでの記録でもあります。学校事件・事故は自殺だけでなく、不登校、非行、後遺症、様々な被害があります。本を読むことで、いつ誰にでも起こり得ることであることを知り、自分のこととして考えてもらうきっかけになってほしいと思います。
※毎日新聞より許諾を得て画像を掲載しています
※長崎新聞より許諾を得て画像を掲載しています
プロジェクトの内容
<企画内容>
◯学校で命を失った子どもを持つ遺族としての体験をまとめ、再発防止に活かすために、本として出版するための費用を集める。
◯クラウドファディングを通し、一人でも多くの人に知ってもらい、安心、安全な学校になるためにどうすればよいか考えるきっかけとする。
以上、2点を目指します。
書籍予定のタイトルと内容
[タイトル](仮)
「なぜ学校で命をおとしたのか」
(残された家族の18年の記録)
[目次] (仮)
はじめに
第1章:学校の中での自殺
はじまりの物語
1・事件発生
2・事件後の対応
3・学校との話し合い
4・不適切な指導
5・自殺者「0」事故と報告
6・裁判
7・判決
8・学校と裁判をするということ
第2章:教師の「指導」をきっかけとした子どもの自殺
1・たくさんの子どもの命の犠牲
2・遺族との出会い
3・衝動的な子どもの自殺
4・この教師じゃなかったら、死なずにすんだ子どもたち
5・不適切な指導による自殺は防ぐことができる
6・指導後の子どもをひとりにしない
7・いじめより多い?子どもの自殺や不登校
8・信頼する教師との出会い
第3章:残された者が前を向いて生きるために
1・雄大について
2・雄大の友達
3・遺族同士のつながり
4・学校事故・事件を語る会
5・報道関係者とのつながり
6・家族が前を向いて生きて行くということ
7・生きていくということ
第4章:みんなで作っていく学校の安心・安全
1・学校に相談したいとき
2・子どもの権利条約と救済機関
3・さいごに
あとがき
プロジェクトの展望
今回のプロジェクトを通して、一人でも多くの人に読んでもらいたいと思います。
書籍を通して、以下のことにつながることを願っています。
<目的>
1・不適切な指導で、子どもが自殺することがあることを、すべての教師、保護者に知ってもらうことで、同じ犠牲を繰り返させない。
2・実際に学校事件が起きた時に、その当事者家族に起きる現実を伝えることで、当害者となった場合の対処策を講じる参考材料とする。
3・「子どもは二度殺される」と言われるような、隠ぺいなどによる事後対応の問題を改善するため、実際に起きた内容から検証する。
4・大切な人を自殺で亡くした家族が、その後、前を向いて生きて行けるようになるまでの歳月を見ることで、遺族のひとつのグリーフケアのヒントとする。
5・学校が、子どもたちにとって安心、安全の場所となるため、いつ、どの子どもたちにも起きるかもしれないというように、学校に対する認識を変え、教師、保護者、地域で学校の安心を作るという考えを伝える。
6・学校で困ったことが起きた時、保護者がどう対応することがいいのかを一緒に考える。
ただ、書籍化するのでなく、プロジェクトを通し、一人でも多くの人に、書籍化の意味を伝え、誰にとっても、安心で安全な学校になるよう、だれもが自分のこととして考え、変えて行くきっかけになってほしいと思います。
そのために、なんとしてもプロジェクトを達成、書籍化し、同じような体験をした人の参考資料としても残したいです。宜しくお願いします!
- プロジェクト実行責任者:
- 安達 和美
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年3月10日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
本を制作し出版する。 資金の70万は主に本の製作費、8万はリターン発送料、そのほか手数料等に充てさせていただきます。
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プロフィール
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リターン
3,000円
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- 2023年3月
5,000円
感謝のメールと完成本1冊
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