朝、友人から「目の開いていない子猫を保護した人がいるの」と電話がかかってきました。

 

友人の住む地域では、建て替えのため団地が取り壊しになりました。

団地の取り壊しの後に、急激に野良猫が増えたそうです。

 

その子猫は、夜9時頃に友人のご近所のSさんが帰宅途中、コインパーキングの隅で一匹だけで鳴いていたそうです。

 

母猫が迎えに来るかどうか様子を見ていましたが、しばらくたっても来なかったそうです。

 

子猫は、目は開いてなく、鼻水で目と鼻の周りがグチャグチャです。

Sさんは猫を飼ったこともなく、もちろん子猫にミルクをあげたこともありません。

 

でも、このままでは車に引かれるか、寒くて死んでしまうのではないかと心配して、夜に診療している動物病院に連れて行ってくれました。

 

 

動物病院で抗生物質をもらって、近くのスーパーでミルクと哺乳瓶を買って、おそるおそるミルクをあげたら、お腹が空いていたのでしょう、ゴクゴクとミルクを飲んで、Sさんが用意したフリースの中で眠ったそうです。

 

Sさんのお住いはペットは禁止の住宅。

お仕事もしているので、普段は昼間に子猫にミルクをあげることもできません。

子猫のために1日だけ仕事を休めましたが、明日はどうしても休めないそうです。

 

そこで友人に相談があったのですが、友人宅にも保護猫がいて、先住猫がストレスを感じでいるのでこれ以上は保護できず、私に電話をかけてきました。

 

私が、以前里親さんを申し出ていただいた方に一縷の望みをかけて連絡をしてみました。

「ミルクはあげたことはないのですが、私でよければ」と快く里親さんになってもらえました。

 

そうと決まれば、子猫のミルクの時間があるので、Sさんと一緒に急いで里親さんの元に連れて行きました。

 

里親さんがSさんからミルクの作り方を聞いて、子猫に飲ませるとゴクゴクと飲みだし、飲み終わってお腹いっぱいになったら、里親さんの手の中で喉をグルグルと鳴らし始めました。

 

 

「ああ、良かった」と思わず言葉が出たSさん。

「たった1日だったけど、うちに連れてきた子猫が幸せになってくれる思うと、嬉しくて涙が出ちゃいました」と言葉と同時に涙も出ていました。

 

Sさんから里親さんへ、可愛いバトンが渡りました。

 

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