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2023年06月01日 11:00

レバノンのサルマの言葉「私たちにはもっと良い人生を生きる価値があります」

サルマ*の言葉を借りれば 「私たち、女性・少女は、もっと良い人生を生きる価値があります」

2022年11月22日

 

レバノン人で3人の少女の母親であるサルマ*(26歳)は、13歳の時に16歳の隣人と駆け落ちしました。虐待する継母から逃れるため、結婚すれば自由が得られると考えたのです。しかし、それはさらなる虐待と暴力の扉を開くことになりました。以下は彼女のストーリーです。

 

ベイルートで撮影されたサルマ、写真:UN Women/Nour Abdul Redan

 

私は、幼少期父と継母の両方から虐待を受けました。私は逃げ出したいと思い、13歳の若さで隣人と結婚しました。 私は彼を愛し、彼が私を守ってくれると思ったのです。でも間違っていました。結婚とは楽しいもので、カラフルな家具が置かれた大きな家で2人でするゲームだと思っていたのです。私は14歳で長女を、18歳になる前にさらに2人の娘を出産しました。

 

結婚して2年目に、夫はドラッグを始め、仕事も辞めました。その頃から、虐待の兆候が出始めたのです。夫は私に路上での物乞いを強要しました。彼は私をあざができるまで殴り、家計を薬につぎ込みました。怒りのあまり、食卓をひっくり返してしまうこともありました。

 

ある日、彼は家の中、子どもたちの目の前で私に銃を突きつけました。私は撃たれても構わないと思いました。死が私の唯一の逃げ道だったからです。幸いにも彼は的を外し、弾丸は壁を貫通し、誰にも害を与えませんでした。

 

友人から、KAFA(レバノンの市民社会組織)が暴力被害者の支援を行っていて、私を助けてくれるかもしれないと聞きました。最初は疑心暗鬼になり、また自暴自棄にもなりました。私は部族のような大家族の出身で、伝統的に男性は妻を「行儀が悪い」と殴ることを奨励されていたのです。「ご主人があなたを殴るのは問題ないのですよ、何か怒らせるようなことをしたのですか?あなたのせいでしょう」と言われたことさえありました。

 

誰も助けてくれるとは思っていませんでしたが、KAFAには連絡を取ってみました。彼らは私に携帯電話をわたしてくれ、それを隠しておいて脅かされたら使うように指示しました。まず、私が彼らにお願いしたのは 「このことは誰にも言わないですよね」ということでした。 彼らは、私の身元と安全を守ってくれるといって、安心させてくれました。私は生まれて初めて、希望に満ちた気持ちになりました。

 

数日後、私は夫に、子どもたちを学校に連れて行くと告げました。私たちは、衣服と数枚の法的書類を背負っただけで何も持たずに家を出ました。KAFAのセンターにたどり着くまで、全速力で走りました。KAFAはすぐにシェルターを提供してくれ、弁護士も手配してくれ、セラピーを受けることができました。

 

レバノンの複雑な宗派別身分法のため、離婚と子どもの親権の法廷闘争は困難をきわめましたが、KAFAの支援により、私は7カ月前に離婚を成立させ、3人の娘の親権を認められました。 今はベイルートの質素なアパートに住み、老夫婦の介護の仕事をし、子どもたちは学校に通っています。つつましい生活ですが、私は最高に幸せだと感じています。

 

わずか3年前までは、自分がここにいて、強く、誇り高く、未来に前向きな気持ちでいられるとは想像もできませんでした。離婚後、家族は私を見捨てました。夫の家を出ることは、私たちの社会では受け入れられず、恥ずべきことでした。でも、私は気にしません。私は、自分がこのコミュニティで最も強い女性であると思っています。家族を失ったかもしれませんが、娘たちのために自由と正義を手に入れたのですから、それが私の望むすべてです。

 

すべての女性に言いたいのは、怖がってはいけないということです。声を上げ、助けを求めてください。たとえ不可能と思われることでも、必ずどこかに出口があります。私たちはともに立ち上がり、心をむしばむ人間関係から抜け出せるよう、互いにエンパワーしあわなければなりません。私たちは、女性や少女として、もっとよく生きる価値があるのです。

 

女性に対する暴力は蔓延していますが、防ぐこともできます。この女性に対する暴力撤廃のための16日間で、私たちは世界中の女性と少女の生活に変化をもたらしているプログラムやイニシアチブに注目しました。教育、アドボカシー、サービス提供などを通じて、UN Womenとパートナーは、サバイバーを支援し、加害者を裁き、ジェンダーに基づく暴力をきっぱりと終わらせるために活動しています。これらのインパクトストーリーは、より良い未来が可能であるだけでなく、すでに築かれつつあることを証明しています。

 

オーストリア政府から資金提供を受けた「弱い立場の女性やGBV(ジェンダーに根差す暴力)被害者保護、雇用、収入獲得機会へのアクセスを支援する」プロジェクトは、暴力の被害者に法的・心理的支援を提供することを目的としています。このプロジェクトのもと、UN Women レバノンは、女性を差別する社会的、経済的、法的構造の打破を目指すレバノンの市民社会組織KAFAを支援しています。

 

*個人情報保護のため、名称を変更しています。

 

https://www.unwomen.org/en/news-stories/in-the-words-of/2022/11/in-the-words-of-salma-we-as-women-and-girls-deserve-better

 

 

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