Readyfor?5日目、後28日間。

今日は引換券で出しているステッカーについての物語です。

「障害者だからとか、車椅子だから、とかじゃなくて、いちアーティストとして描き続けたいんですよ。」

彼に会いに岩手県盛岡市を訪れたのは一年前。

頭から順々に目線を下げて行くと、
短くおしゃれな髪型。
キラキラした瞳を持つ切れ長の目。
整えられた口ひげ。
口端をニヤッと上げるように笑う顔。
甘いルックス。

 

 

彼はとてつもなく良い男でした。

更に目線を下げると電動車椅子が見えます。
それが彼の人との違いです。

 

 

Co-Dreamerでありエクストリームペインターとして活躍するタカは重度の身体障害者です。

タカは16歳の頃までフリースタイルスキーのプロを目指していました。16歳でスポンサーが付いていた程の将来有望な選手でした。当時の彼を知らないけど、このルックスで有望な選手なら、それはもうイケイケな人生だったでしょう。

ところが、彼の人生は一転します。


16歳の時に転倒事故で脊髄損傷し、四体麻痺(首から下が動かない)になり熱さ寒ささえも感じれない身体になりました。
想像して下さい。ある日、16歳の有望な若者が急に1人では何も出来ない身体になってしまう絶望を!残酷さを!!

ところが、タカは
「いやー、この身体になって全然不自由な事なんかないんですよ。色々な人が助けてくれるお陰で人生楽しいんです、ちぇい!」
とアッケラカンとかる~く話す姿に、僕は目を剥きました。

彼は事故にあった後、車イスに乗り渡米し、口に筆を加えて描くマウスペインティングを取得し、今に至ります。
そう、彼の作品は口に加えた筆、棒を加えて操作するパソコンから生まれているのです。

 

信じられますか?口にくわえた筆で、首を動かす事しかできない身体で、写真のような絵を描くんです。
心が震えました。
「不可能な事なんて存在しない」
彼の姿にそう思いました。彼の生き方に、前向きさに、格好良さに痺れました。
彼を見ているうちに、こんな思いが自然と湧いてきました。
「障害は個性になり得るんじゃないか?世の中でネガティブに考えられているものってポジティブに出来るんじゃない?」
「お互いの個性を認め合えて尊敬し合える事が本当のバリアフリーじゃない?」

 


彼の自宅で会ったのは約一年前。お互いの活動に共感し一緒に活動していこうと約束しました。

その時お互いに誓い合った約束の一つがこのロゴなんです。
テーマは”無限龍”。僕の名前の龍と無限大が一緒になり、無限の可能性を表しています。
ただの龍ではありません。多くの人を巻き込んで、全てのものをポジティブにし、無限の可能性を生み出していく。タカと僕の思いが詰まっています。

一年前、彼は言いました。
「障害者だからとか、車椅子だから、とかじゃなくて、いちアーティストとして描き続けたいんですよ。」

彼は車椅子アーティストという肩書を嫌います。車椅子だから・・・、と評価されるのではなく、いち画家として評価されるのを好みます。つまりは、自分の好きな絵に、情熱を糧に真摯に向かうという事。
その情熱がこもっているからこそ、このロゴは特別です。

 

 

もう一度問いかけたい。


「お互いの個性を認め合えて尊敬し合える事が本当のバリアフリーではありませんか?」
バリアフリーな世界にしたいと思いませんか?
僕らはバリアフリーな世界にしたいです。
あなたはどうですか?


タカが、車椅子の人が段差を乗り越える為にランプを寄付するプロジェクトをReadyforで同時進行しています。彼の活動をぜひ一読下さい。皆さんの10分を読む為に下さい。

https://readyfor.jp/projects/rampup

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