支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 98人
- 募集終了日
- 2019年1月31日
【大雨災害】創業以来の窮地に立つ、旅館再建にご支援をお願いします。
#地域文化
- 現在
- 8,757,000円
- 支援者
- 284人
- 残り
- 29日
最上川中流氾濫で水没した戸沢村蔵岡の心の拠り所としての長林寺を復活
#災害
- 現在
- 2,110,000円
- 支援者
- 105人
- 残り
- 15日
災害復興のまち野村で大学生が活躍できる持続可能なシステムを作りたい
#地域文化
- 現在
- 1,003,000円
- 支援者
- 86人
- 残り
- 24日
能登半島豪雨|能登の生業を支えるため、皆さんのお力を貸してください
#まちづくり
- 現在
- 348,000円
- 支援者
- 32人
- 残り
- 64日
能登半島豪雨 気軽に集えて楽しんでもらえるお店を 輪島で再建したい
#まちづくり
- 現在
- 197,000円
- 支援者
- 12人
- 残り
- 61日
ライブハウス存続
#音楽
- 現在
- 115,000円
- 支援者
- 9人
- 残り
- 47日
プロジェクト本文
終了報告を読む
ご支援いただいたみなさまへ
この度、おかげさまで目標達成することができました。本当にありがとうございました。深く感謝しています。
本プロジェクトを準備していくなかで、このような形でご支援を募ることに、なんだか申し訳ない気持ちがありました。
本来なら店舗再開後に私共の商品をお買い求めいただくことが私へのご支援であり、仕事を再開し商品を届けることがお客様へのお礼であると思っていました。
ですが、早速の目標達成の驚きと、なにより感謝の気持ちなど様々な思いが混在しています。
私共の店舗は大洲市でも山間部にあり、商品の宣伝や広報活動などしていませんし、いわば無名の存在と認識していました。
今回このような形で公にしたところ本当に多くの方から反響があって、一人一人の方にそれぞれの思いがあり、何かしら多くの方に影響を与えてしまっている私の仕事の一面に気づかされ、身の引き締まる思いです。
災害は悲劇ですが、被災してこのクラウドファンディングで挑戦していなければ多くの方の思いは、私の知る由ではなかったはずです。
今度の再開は、ただの再開ではありません。多くの方の応援と励ましの言葉を胸に、心して取りかかる再開になります。
引き続き本プロジェクトは掲載させていただきます。
これからも応援のほどよろしくお願いいたします。
12月18日追記
父親から引き継いだ和菓子店を被災前の姿に戻したい。
はじめまして。愛媛県の大洲市肱川町で和菓子店「福栄堂菓子舗」を営んでおります福田永一郎と申します。父親の創業した店を引き継ぎ、2代目として運営しております。
主力商品である「文楽もなか」は、ひとつひとつ手作りで、主に県内で販売しています。もちろん全国にも発送していますが、口コミが広がり、たまに遠方から直接来ていただけるお客さんもいます。
2018年7月の西日本豪雨により、自宅の1階部分で営業していたお店は、天井2m以上達したため水没してしまい、和菓子製作に必要な食材や商品などをほとんど全て廃棄せざるを得ない状態となりました。
いまだに災害からまだ営業を再開できていない状況です。
365日ほとんど休まずお店を開け、市内への配達を何十年も続けていましたが、今回の災害により、休まざるをえなくなり、収入がとだえてしまいました。
被害総額としては、約1000万円以上の損害があります。
お店を再開するにはかなりの額のため、被災直後は、このまま廃業することも考えました。
お店を再開するにあたり、「文楽もなか」を作るための機械やお菓子の箱や包装用紙など、何もかも一から揃えなければいけません。
そんな中でも多くの人の応援で繁忙期である年末年始には間に合いませんが、なんとか2019年2月ごろに再開するために、いま動きはじめています。
こんな片田舎でやってきた老舗を続けて欲しいと多くの声をいただき、もう一度踏ん張ってがんばっていこうと思っています。
今回クラウドファンディングでは、必要な金額の一部である50万円を募らせていただき、和菓子の包装用品購入に使わせせていただきます。
どうか皆さまご支援のほどよろしくお願いします。
初めての被災経験。肩まで浸かった水位。
2018年7月7日朝方。
いつものように納品先の商品を製造していました。
当日は、川の水位がどんどんあがっているのを見て、まず外にあった配達に使っている車を高い場所へ避難させないとと思い、急いで避難させました。そこから町に流れて来た水は、みるみるうちに家の中へあがってきました。
必死の思いでお店の前まで戻りましたが、水圧で引き戸が開かなくなり、お店に入れない状態になりました。とりあえず高い所へと思い、隣家との境のブロック塀(高さ約1m)が10㎝程見えていたのでその上に立って、家の外壁の何かにつかまって、家の中にいるはずの妻と母に外から声をかけていました。
そうしているうちにさらに水位が上がり、塀の上に立っている私の膝くらいになった時に店の入口のガラス戸が水圧で破壊されて、一気に家の中に水が入っていくのが見えました。
これで壊れた部分から家に入ることができましたが、水位はもう私の肩くらいまでになっていて、ほとんど泳ぐ感じで家に入り、店内に浮かんでいる様々なものを手でよけながら、足や身体に何かがぶつかるのを感じながらやっとの思いで階段にたどり着き、2階へ避難することができました。
2階に上がってからはベランダにでて、「水位がまだ更に上がるのか」「家が流されたり傾いたりするのだろうか」次にどんな事が起きるのか予測できず、ただ今起きている外の光景を呆然と見ていました。
2階まで上がってきてしまいそうで、感じたことのない恐怖を覚えました。
その時に感じた恐怖は、いまも尾を引いていて、今まで気にならなかった台風で上がった川の水位でさえ、怖くなり落ち着かなくなってしまいます。
水が引き始めたときは安堵感さえありました。でもその直後、一階の惨状を目の当たりにして、言葉がでませんでした。
水が引いてからは、家の中の今まで使って来たほとんど全てのものを外に出す作業に追われました。
初めての体験したことのない大災害に、ただただ気が動転し、考える余裕はありませんでした。どのくらいのものを失って再開にいくらかかるのかといった具体的な数字が全く見えなかったので不安というより、どうしたらいいかわからないという気持ちでした。
父親から引き継いだお店を再建するべきか。店じまいするか。
福栄堂菓子舗は、大正11年に祖父が商店としてスタートし、そこから父親が饅頭店としてお店の形を変えて昭和26年に創業しました。はじめは、饅頭のみを販売していましたが、父親が日持ちのする和菓子をと「文楽もなか」を開発し、私が引き継いでからも原料、作り方は変えず、「変わらない味」を守っていました。
しかし、今回突然起こった災害により、何もかも水没してしまい、何もかも一から揃えなければいけない状況で、店じまいをすることを本気で考えました。
市内にでてパートで働けることができれば、まず収入の目処たつし、自営業のプレッシャーから解放され働くことができる。
廃業も一つの道なのではないか。
お店を存続しなければいけないという縛りはない。
子どもにお店を継いで欲しいという考えもない。
色々な考えを巡らして行く中で、「なぜこの仕事をしているのだろうか」とも思うようにもなりました。
そのように悩んでいる時に、お客さんから文楽もなかの注文問い合わせが何件かもらい、必要とされていることを実感しました。
父親が作った文楽もなかをここでやめることは惜しい。
息子からも「お父さんが決めることだけど、僕の気持ちとしては続けて欲しい。」と話してくれました。
家族の声もあり、もう一度だけ、お店を再建して営業したい。
肱川町の最後の和菓子屋1軒。
せめて自分の代までは続けたい。
もう一度立ち上がって、お店を再開することを決心しました。どうせならこのタイミングで移転も考えてみたらという声もありましたが、変わらない味を、変わらないこの土地で続けていきたいと思っています。
お店を再建するにあたり必要な金額について
現在改修を行なっています。
天井まで水が達してしまったため、内壁の工事から現在進めています。
■再開に必要な金額
店舗作業場再建:500万円
機械購入:450万円
包装資材、原材料:200万円
店舗作業場修繕費、機械購入費は国と県の補助金に申請していこう思っています。包装資材、原材料などの消耗品は補助金の対象外のためクラウドファンディングで資金を募りたいと考えています。
全てを賄いたいとは思っておりません。少しでも足しにさせてください。皆様にご支援いただきました資金は、2019年3月31日までに、原材料購入を行うために使用させていただきます。
これからも自分の信じたものを作り続けていきたい。
今回の想定外の豪雨により、悲惨な状況になり、自然災害の怖さを思い知らされました。
これからも、父親から引き継いだこの文楽もなかを作っていきたい。ただコツコツと信じたものを作り続けていきたい。とにかく災害前時点に戻して、あと20年はやっていきたい。
今の時点では、元の状態に戻ってまた日常の当たり前のこととして仕事場に立ちたいというだけで、先のことは考えられません。ですが、お菓子が作れなくなった今、お菓子が作れるということは、喜ばしく嬉しいことなんだと実感しています。
営業再開できた後、私共の店にお客様がお菓子を買おうと訪れて、私が注文された商品を包んで「ありがとうございます」といってお菓子を渡す。そしてお客様も「ありがとう」といって笑顔でお店を出ていかれる。
この光景が私にはいままでと違って見えると思います。
再び文楽もなかを作り、また文楽もなかが食べたいと思っている方にお届けしていきたい。
またお店を再開するためにも、ご支援、応援をよろしくお願いいたします。
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プロフィール
当店は、大正11年、食品や薬を販売する商店として祖父が創業。昭和26年に父が菓子店として独立。私はこの町で昭和42年に生まれて地元の中学高校を卒業、松山の大学を出て、県内の菓子メーカーに勤務した後平成4年に地元へ戻りました。両親の手伝いをしながら仕事を覚え、後に父が他界し母が認知症を患ってからは妻とふたり、小さいですが地元に残る最後の老舗菓子店として営業していました。そんな中今回の災害に遭い、仕事に関するものすべてを失くし一時は廃業も考えましたが、周りの期待や励ましの声を聞き、再開することを決めました。これからも今まで同様、地味に地道にコツコツと自分のいいと信じるものをつくり続けていこうと思っています。
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リターン
3,000円
【店舗再建応援コース】感謝の気持ちを込めたお礼の手紙
■お礼の手紙
■再開様子のご報告
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年3月
10,000円
【文楽もなかをお届け】再建お祝いコース 10,000円
■文楽もなか6個入(885円)
■お礼のメール
■カレンダー(2019年1月始まり)
■再開様子のご報告
- 申込数
- 64
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年3月
3,000円
【店舗再建応援コース】感謝の気持ちを込めたお礼の手紙
■お礼の手紙
■再開様子のご報告
- 申込数
- 40
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年3月
10,000円
【文楽もなかをお届け】再建お祝いコース 10,000円
■文楽もなか6個入(885円)
■お礼のメール
■カレンダー(2019年1月始まり)
■再開様子のご報告
- 申込数
- 64
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年3月
プロフィール
当店は、大正11年、食品や薬を販売する商店として祖父が創業。昭和26年に父が菓子店として独立。私はこの町で昭和42年に生まれて地元の中学高校を卒業、松山の大学を出て、県内の菓子メーカーに勤務した後平成4年に地元へ戻りました。両親の手伝いをしながら仕事を覚え、後に父が他界し母が認知症を患ってからは妻とふたり、小さいですが地元に残る最後の老舗菓子店として営業していました。そんな中今回の災害に遭い、仕事に関するものすべてを失くし一時は廃業も考えましたが、周りの期待や励ましの声を聞き、再開することを決めました。これからも今まで同様、地味に地道にコツコツと自分のいいと信じるものをつくり続けていこうと思っています。