プロジェクト概要

<プロジェクト要約 ※読み終えるまで5分>

・みかん産業の環境課題解決を新規ビジネス創出で目指す取り組み

・解決の糸口を見出すために土壌残留農薬検査の研究費用が必要

・立場/価値観の異なる方々の協力による魅力的なリターン提供

 

 

童心が抜けない40代のおじさんたちの挑戦!

 

こんにちは、乙井一貴です。普段は非営利活動組織NODという団体で、第一次産業や伝統産業に従事する方々と協働して既存の循環を再設計し、日本列島の豊かな自然、多様な生活文化を100年先につなぐ活動に取り組んでいます。

 

前回は、94名の方々からご支援をいただきました。本当にありがとうございました。


この度は、私のふるさと和歌山県有田市で、幼馴染みや想いを同じくする同志と『橘久丸商會(たちばなくまるしょうかい)』を立ち上げました!『橘久丸商會』とは、400年の歴史と伝統を誇る地元有田のみかん産業の中で私たちが見出した課題解決に取り組み、「産業構造の変革」「生活者意識の変革」「生態系の回復」の実現を目指すプロジェクトです。

みかん産業において、農薬使用を減らし、生活者・流通の生産物に対する常識に問いかけをし、自然環境を保全しながら魅力あふれる持続可能な地域を育んでいくという、多くのエネルギーと時間を要する取り組みです。多様な存在が共に生きられる未来を目指して、童心が抜けない40代を中心とするおじさんたちの真摯で本気の挑戦が始まります。

そこで、これから15年間を目処に取り組む活動の第一段階の要となる「みかん畑の土壌等の残留農薬検査の研究費用」や「専門機関での研修費用」に、今回は約60万円が必要です。どうか皆さま、お力を貸してください!

 

 

 

みかんの白い花が咲き乱れる頃、ミツバチたちが…

 

2014年5月の朝、有田では白くて可愛らしいみかんの花が咲き乱れ、あたりは甘く爽やかな香りに包まれていました。そんな中、みかん畑に近い実家の庭先で、地面にはいつくばり、じっとしている一匹のミツバチを見つけたのです。

 

ミツバチが地面を這うことはあまりないので、違和感を覚えました。

 

何らかの理由で動きが鈍くなったミツバチは、身体の制御が利かなくなってふらつき始め、やがて腹部をゆっくりと動かすだけになり、死んでしまいました。見渡すと同様のミツバチが何匹もいて、中には在来種のニホンミツバチの姿も見つけました。

 

私はハッと思い出しました。世界中で拡がりを見せ、問題視されているミツバチの不審死、大量失踪のことを。想定される原因は諸説あり特定されていないそうですが、仮説の1つでは日本でも多く使用されている「ネオニコチノイド系農薬」が疑われているという話が心に残っていました。

 

1990年代以降、世界中で普及したこの化学農薬は、日本でも田畑を中心に公園やゴルフ場などにも用いられ、ホームセンターで簡単に入手できます。一方、人体に影響はないと言われていますが、花粉を媒介するという重要な役割を担う昆虫類に配慮し、海外では規制強化・使用禁止になったりもしています。

 


不審な死を遂げたミツバチとの遭遇を発端に、そのようなミツバチを2年かけて10匹採取しました。そして、初夏に使われる農薬の種類をみかん栽培に携わる幼馴染みにヒアリングして特定後、その不審死の原因を自分で確かめるため、専門機関で遺骸の残留農薬検査を行うことを思い立ちました。しかし、昆虫の検査を請け負ってくださるところは中々見つかりませんでした。

 

その後、数ヶ月かかって見つけたハチミツの残留農薬検査をしている機関で、10匹の残留農薬検査を特別に行っていただいた結果、ネオニコチノイド系農薬の成分が、なんと2種類も検出されたのでした。

 

無理な依頼を聞き入れてくれたご担当者様に心より感謝しています。
お陰さまでプロジェクトを前進させる勇気が芽生えました。

 

産業活動における特定のサイクルが自然生態系の循環に致命的な打撃を与え、人間の首を絞めることはしばしば起きています。しかし、その過程で自然が発する警告のシグナルを見て見ぬ振りしなければ、回避できたかもしれないと思います。

 

私は、幼い頃から地元の山や川で遊び、そこで生息する生き物たちに触れる機会に恵まれました。ふるさとを離れてからも帰省の度に、自然と産業の営みを間近で観察し続けました。その中で、小さな命たちの減少という「変化」を年々感じてきましたが、もしかすると私たちはいま岐路に立たされているかもしれないと感じたのです。


そこで、最近は和歌山に戻る度、近所のみかん畑で農家さんにヒアリングを重ね、栽培と農薬の使用実態について情報収集を行ってきました。そして、昆虫類への影響力が甚大なネオニコチノイドを減らすことにつながるヒントを探して構想を練り、農家の幼馴染みや化学・生物に関係する仕事に就いている旧友たちと相談しながら、本格的に活動を始めたのです。

 

 

 

課題解決のヒントは、「青いみかん」にあった!?

 

みかん産業は、冬季年一回の生果収穫に向けて投資を行うビジネスモデルを軸に成り立っています。初夏に咲いた白い花が結実し、冬に黄色の果実になるまでに長い時間を要します。小さな青い果実たちを丹精込めて育てるためには多くの農作業が必要となり、その過程でいろんな農薬や除草剤が用いられます。

 

みかん栽培に農薬や除草剤が必要な理由とは…

 

品質や生産性を向上・安定させる農薬や除草剤は、みかん産業に必須です。とりわけ生産物の「見た目を美しくする」ことは、取引価格が左右されるため、みかんに限らず米や野菜など現代の農産物にとって優先度の高い要素なのです。

 

確かに野菜や果物を買う際、私たちが無意識に「見た目が良いもの」を選んでいることは疑いのない事実です。農産物を選択して消費する流通や生活者の価値観に生産者が歩み寄った結果、農薬を用いざるを得ない産業構造ができていると考えられます。この常識を変えることは困難ですが、取り組みがいのあるテーマだと思っています。

 

その課題解決につながる突破口が必要だと思い、生産現場のヒアリングと観察を通して着目したのは、小さくてまだ成熟していない「青いみかん」でした。

 

 

農家さんは夏から秋の間に青みかんを手作業で一つずつ摘み取り、冬に製品となる果実の品質と量をコントロールしています。これを「摘果(地元ではテッカ)」と言い、人為的に間引きして果樹の負担を減らし、残した果実や母体の果樹に栄養分を送るために行われています。摘果された青みかんは、そのまま畑の肥やしになったり、廃棄されたりすると聞き、これだ!と私は直感しました。

 

虫が寄り付き、カビや病気にさらされる夏から秋の時期、すなわち青みかんの段階で最も農薬を使うことになるため、減農薬に寄与する新しいビジネスの循環をこのプロセスに組み込んで従来のものと掛け合わせることで、目的に近づくことができるのではないかと考えたのです。

 

青いみかんを中心に考えると、見えてくるものがありました。

 

調べてみると、日本ではみかんの未成熟果実を薬用にしてきた歴史がありました。試しに6月の青みかんを輪切りにして舐めてみましたが、苦くて薬のようでした。実際にアレルギー抑制効果などの薬効が認められているため、将来的には食品や生薬、化粧品にも使えるかもしれません。

 

そのためにも、まず主にネオニコチノイド系農薬の使用低減を目指し、畑地土壌等の残留農薬検査手法を研究し、その仕組みを構築します。そして、安全性の高い未成熟果実買取りの仕組みをつくり、青みかんを原料とする製品開発に挑みたいと考えています。これが『橘久丸商會』の活動の構想になります

『橘久丸商會』は、冬季1回の生果の収穫以外で価値を生み出すことに尽力します。

 

 

ヴィジョンを現実に!私たちの活動を見守ってください!

 

活動の中で、将来的に生産者の方々には次の成果を提供したいと考えています。

 

①農薬への支出を抑え、新しいビジネス参画による収入増

②近年増えている天候不順リスクへの備え(年1回収穫のリスクヘッジ)

③見た目、糖度、酸味等と異なる新たな価値軸の導入

 

…とは言っても、「言うは易く、行うは難し」です。ヴィジョンを着実に実現していくためには、多くの方々に「自分ごと」だと認識していただき、新しいビジネスを生み出して一緒に育て、持続可能な産業を築いていかなければなりません。

 

本企画は、息の長いプロジェクトの初期段階です。みかん産業コミュニティの中で、立場や価値観を異にする方々にも一丸となって取り組んでいただける課題を設定します。そして、解決につながる仕組みをつくり、地元の方々に喜んでいただけるような新しい産業の生態系を一歩ずつ着実につくり上げていきます。

 

それが減農薬と人々の健康、生命のあふれる豊かな自然と魅力いっぱいの地域を育むことにつながると信じて、私たちは行動して参ります。また、今後は更に多くの農家さんや、毎年推奨農薬を決めておられるJAの方ともお会いし、プロジェクトへのご協力・ご参画をお願いしていこうと考えています。どうか、応援よろしくお願いいたします。

 

計画に則って柔軟にプロジェクトを進め、成果を着実に生み出していきます。

 

 

ご協力していただける方々の紹介

 

私は今回、良縁と幸運に恵まれました。ここで、立場や価値観を異にしながらも共通の課題意識と目標を共有し、プロジェクトへの協力をご快諾くださった地元の心強い仲間たちをご紹介します(今後、新着情報でも詳しくご紹介します)。

 

6次産業企業、自然栽培農家、慣行栽培農家の皆様です。このような取り合わせで、一同に会することは中々ないと思います。本当にありがとうございます!

 

株式会社早和果樹園(マークン、大浦様)

 

近年、有田では栽培・収穫したみかんの加工食品を製造し、流通販売まで行う6次産業化を推進する企業が躍進して、目覚ましい発展と成果を生み出しています。中でも全国区のメディアに多く露出している株式会社早和果樹園さまの注目度は随一です。

 

また、誰もが「甘い!」と唸る高糖度の有田みかんを原料に、糖度12度以上の贅沢なみかん100%のストレートジュースに仕上げた『味一しぼり』(リターン紹介はこちら)を始め、多彩な製品を百貨店や高級スーパーで見かけられた方も多いのではないしょうか。

 

取締役専務のマークンは私の幼馴染みです。最近は地元の子どもたちに大人気の「Gainaあそびーと」代表も務め、本気の遊びに大忙しの毎日だそうです。取締役常務の大浦さんは食べられる草を探すのが趣味の自然派男児でリターンのご相談に乗っていただきました。

 

株式会社早和果樹園 取締役専務のマークン(左)と取締役常務の大浦さん(右)

 

虹のネ農園(松本様)

 

プロジェクトに是非ご参画いただきたいと考えたのが、自然栽培農家の方々です。なぜなら、農薬や除草剤を用いる従来の慣行農法が圧倒的多数の中、様々な思いや並々ならぬ努力で孤軍奮闘されているのが彼らであり、持続可能な産業社会を育む上で、最先端の取り組みを実践されているからです。

 

私がインターネットで虹のネ農園を見つけて、初めてお会いしたのが2018年3月でした。ワイルドなヒゲが似合う好青年の松本さんは、江戸時代より続く老舗農園の6代目。作る人と食べる人、地球にとって持続可能で安全安心なみかんづくりを目指す虹のネ農園のみかんは、無農薬・無除草剤です。防腐剤やワックスも使わないので、なんと皮ごと食べられるそうです!

 

オーストラリアの農業とパーマカルチャーに触れられた松本さんとご家族のライフスタイルは全てにおいて徹底されています。自然栽培みかん100%のジュース『虹のしずく』(リターン紹介はこちら)は酸味と甘味が絶妙のバランス!2018年6月には、「わかやま環境賞」を受賞されました!

 

虹のネ農園 松本Jojo祐典さんご家族

 

③川口新右衛門さん

 

一休さんの蜷川新右エ門さんとの関係を含め、一切が謎のベールに包まれた心優しき兼業農家さんです。段々畑が美しい文化的景観を生み出す急な傾斜地の山畑で美味しいみかんを作っています。最近は除草剤を使わないみかん栽培を研究していて、様々な情報を提供していただいています。今回、川口さんのみかんもリターンに!

 

 

 

日本一のみかんどころ有田のみかんをご堪能ください!

 

ご支援いただいた皆様には「橘久丸商會特製クリアファイル」をはじめ、今回ご協力いただいている企業様、農家様の有田みかん製品や生果をお届けします!

 

昆虫?在来種?生態系?農薬?慣行栽培?みかん?多くの方々には馴染みが薄く、共感していただくことが難しいテーマだと思います。しかし、本当は私たちの生活に密接に関連しています。もし、少しでも興味をお持ちいただけましたら、ご支援いただけますと幸いです。そして、是非SNSでの拡散にご協力ください。

 

私たちと一緒に『橘久丸商會』の活動を盛り上げてくださる企業様、個人の皆様も並行して募集しています。まだスタートして間もない私たちのプロジェクトが、やがてオールARIDA→オールWAKAYAMA→オールJAPANの活動につながって、実を結ぶことを夢見て邁進します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

長文をお読みいただき、本当にありがとうございました!

 

<資金使途>

・残留農薬検査費用:¥324,000

・専門機関での研修費用:¥51,280

・リターン送料等:¥145,360

・その他雑費(デザイン、Readyfor手数料等):¥124,672

※ご支援は必要な費用の一部に充てさせていただきます。

 

※ご支援の方法がわからない場合、下記もご覧くださいませ。

・クレジットカードでのご支援について(最終日23時までご支援いただけます)
https://readyfor.jp/proposals/download_purchase_manual

・銀行振り込みでのご支援について(最終日15時までご支援いただけます)
https://readyfor.jp/proposals/download_purchase_bank_manual

 


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