約40億枚。

 

日本繊維輸入組合2014年調べによる日本国内に出回った衣類の枚数です。

 

もう想像もつかない数ですが、そのうち日本で作られている割合はどのくらいだと思いますか?

 

 

 

 

 

なんとっ!その中で日本で作られている『国産』の衣類はわずか3%未満だそうです。

 

1990年の国産比率は50%はあったことをみると、この20数年で急激に国内生産が減り、海外からの輸入の比率が高くなっていることが分かります。

 

食べ物だと体を作るものなので、その生産国や生産背景を気にする人は多いと思いますが、着る服だとどうでしょうか?

 

デザインはもちろんのこと、価格を優先的に考えてしまって、縫製や生地の品質まで良く見ている方、更にはその生産背景まで目を向けている人は少ないのではないでしょうか?

 

ワンシーズンしか着ないから安い服でいい。着なければ捨てても惜しくない価格だ。そんな風潮があるように思えます。

 

そして、日本で年間に廃棄される衣類は100万トン。単純に枚数には換算できないですが、大量に安く海外から輸入し大量に捨てていることが分かります。

 

では、海外で作られる洋服が安いのは人件費が安く大量に作っているから、ということを知っている人は多いと思いますが、その安さと引き換えに起こった事故を知る人はどのくらいいるでしょうか?

 

2013年4月に起こったバングラデシュの縫製工場が入るビルが崩壊した事故。

生産性を上げることを最優先に、無理な増築を繰り返し、ミシンの振動に耐えられなくなったビルが崩壊。

 

死者1,127人、負傷者2,500人以上。

 

 

服の価格が安い背景には、それなりの理由があるのです。

もちろん海外で作られる服が悪いのではありません。

 

考えて欲しいのは、服の本当の価値がどこにあるのか。

 

そして、ここ福島県には多くの縫製工場があること。

それも、わずか3%未満になってしまった貴重な日本製の服を作り続けていること。

 

私たちの開催するファッションショーを通じて、そんなことも少し考えてもらうきっかけになれば、と思います。

 

 

次回⇒『東京オリンピックと相双地域の縫製工場』につづきます。

 

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