みなさま、こんにちは、ACEの近藤です。

 

6月17日にガーナから帰国してから、1カ月近く経ってしまいました。実はその後別の出張が入るなどかなり忙しく、健康診断についての詳細をお知らせするのがかなり遅れてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。

 

前の新着情報でも報告させていただきましたが、通信状況が悪いガーナからの更新であったため、手短な報告とさせていただきました。今回は改めて、健康診断とワークショップについて、住民たちのコメントを交えながら、報告させていただきます。

 

ガーナのカカオ生産地域の子どもたち

 

 

6月8日と10日に、ACEが支援するガーナのカカオ生産地域で、健康診断と健康ワークショップを行いました。おかげさまで、合計219人に検査を受けてもらうことができました。

ガーナのカカオ生産地での健康診断の様子

(健康診断の様子)

 

健康診断を通じて住民の健康状態をチェック

 

健康診断では、血圧や体温測定、マラリア検査、尿検査、そして問診を行いました。特に熱がある人には必ずマラリア検査を受けてもらい、「陽性」と判断された人には薬を処方し、再度クリニックに来るように伝えました。

 

マラリアにかかっていないな診察

(マラリア検査の様子)

 

また、今回の問診では、腰痛、頭痛、手足の痛みなどを訴える人に、その原因と対処法を伝えることもできました。特にカカオ栽培は重労働であるため、おとなでも相当な負担があります。これをさらに体力が弱い子どもが行うと、その影響はさらに深刻にくなることでしょう。改めてカカオ栽培における児童労働がいかに危険であるかを思い知りました。

 

血圧を測定している様子

(血圧測定の様子)

 

健康ワークショップで健康保険への加入を促進

 

健康ワークショップでは、マラリアの危険性やクリニックを使うことの重要性、そして健康保険に入ることの重要性について紹介しました。特に、健康保険への加入は、貧しい人たちにとってとても有意義なことです。多くの人は、医療費への負担を恐れて病院や診療所に行こうとしません。健康保険に加入することで、医療費の負担が下がり、診察や治療を受けることへの心理的な負担を軽くすることができます。進んで病院や診療所へ行くことで、大きな病気や重い後遺症を未然に防ぐことが期待されます。

 

健康ワークショップで看護師に質問をする男性

(健康ワークショップで看護師に質問をする男性)

 

多く集まったご支援で救急箱を村に寄贈

 

今回、READYFOR?で目標としていた200万円より、約40万円も多くのご支援が集まりました。そこで、現地の人々と協議した結果、村で使う救急箱を購入し、寄贈しました。

 

現在、ACEが支援している4つの村のうち、カロンゴ村とンスオテム村には診療所がありません。この2つの村の学校に救急箱を置き、ケガや病気が起こったら、その薬品を使えるようにしました。

 

村の学校へ救急箱を寄贈した様子

(村の学校へ救急箱を寄贈した様子)

 

薬を使うことで、簡単な病気やけがを治すだけでなく、より重症な場合でも、一時的に症状を抑えることで、診療所に行くまでに手遅れになるリスクを減らすこともできます。救急箱は各村で責任者を決め、その人が適切に管理することになりました。

 

救急箱の中身

(救急箱の中身)

 

健康診断を受けた住民の声

 

今回、健康診断を受けた人の多くが、初めて健康診断を受けたらしく、とても刺激的だったと言っています。

 

「健康の重要性が分かった」、「自分の体調不良の原因がわかって安心した」などのコメントもありましたが、特に印象に残ったのは「健康診断を通じて、クリニックや病院というものが信頼できるものだとわかった」というコメントでした。

 

健康診断を受けたアコシアさん

(健康診断を受けたアコシアさん)

 

実は、多くの人が健康診断はおろか、病院や診療所に行ったことがなかったそうです。その理由は、病院や診療所が本当に信頼できるのか不安だったから。

 

今回、健康診断を受けたアコシアさんは「看護師や検査する人はみんな親切で、とてもよかった。診療所がとても身近に感じることができた」と言って喜んでいました。病院や診療所に対していただいているイメージが大きく変わったようです。

 

また、今回診断に関わった看護師も「これまでは診療所に来てほしいと呼び掛けても、なかなか来てくれる人がいなかった。わたしたちをどこか恐れているようだった。今回をきっかけに、もっと私たちを信頼してほしい」と訴えていました。

 

健康診断と観光ワークショップを実施した看護師と検査技師たち

(健康診断と健康ワークショップを実施した看護師と検査技師たち)

 

この健康診断とワークショップを通じて、多くの人々が医療の大切さを知り、医療への信頼を得ることができました。今後もより多くの人に医療の大切さを伝え、医療が信頼されるよう働きかけてまいります。

 

今回、なぜ健康診断を実施したかというと、児童労働をなくすためには、おとなが健康的に働ける環境をつくることが大切だからです。ガーナのカカオ生産地域では、身体を壊したり、病気になったおとなの代わりに子どもたちが働くことが少なくありません。おとなが健康的に働けるようになれば、子どもたちが働く必要はなくなり、教育を受ける機会が広がり、子どもたちが安心して暮らせる社会につながっていくはずです!

 

8/16(日)にガーナの「プロジェクト報告会」を開催します

 

今回、ガーナで実施した健康診断や健康ワークショップと、ガーナのカカオ生産地の現状について詳しくご報告する「プロジェクト報告会」を、8/16(日)東京のJICA地球ひろばで開催します。

 

日時:2015年8月16日(日)16:00~18:00

会場:JICA市ヶ谷ビル 2階 セミナールーム202AB

定員:30人

報告:ACE ガーナ・プロジェクト マネージャー 近藤光

 

★報告会の詳細やお申込み方法は、ACEウェブサイトをご覧ください。

http://acejapan.org/info/event/lecture150816

 

ぜひ、ガーナ報告会にもふるってご参加ください!

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