偉人のことばを集めた、こども向けえんぴつ練習帳を出版したい！

こんにちは、岩瀬です。

 

先ほど目標金額の450000円を達成することができました！

 

今はまた喜びに浸ることはできず、それどころかいよいよ緊張感と重圧が高まるばかりです。

 

これがおそらく最後の情報更新になるかと思います。

 

今回の企画に至る経緯を、少しばかり記し、感謝の意を示せればと思います。

 

 

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実家の書道教室で働き始めて約一年した頃、

 

僕は自分の親であり、書道教室の経営者である父親に向かって

 

『書道なんてやってなにになる、

 

藝術を見て「いいですね、いやーいいですね」なんて言って何になる。』

 

と言い、２年半、実家を離れることを決めました。

 

3.11や、数えきれない社会の問題、

 

そして荒廃する人間の在り方に、

 

なんとかしなくてはという「力み」だけがあったと思います。

 

文化に勤しむ親が、世捨て人のように見えていました。

 

「書道なんて何の役にもたたない。」

 

そう決め付けた自分は、ひたすらに

 

社会にインパクトを与えている人に会いに行きました。

 

脳裏にイメージとしてあったのは

 

大学の時に、ゼミで訪れた海士町の方々の、毅然とした姿。

 

僕を突き動かしていたのは、もしかしたらあの記憶だけだったのかもしれません。

 

希望を語る大人になりたい、

 

と徳島の神山で半年間もがき、

 

去年9月に再び東京にやってきて、

 

予定していた出版の話がなくなり、

 

美術の鑑賞教育に携わるも心が納得せず。

 

もがいてもがいて、ようやく本気で打ち込みたいと思える企画が

 

今回のそれでした。

 

実家を離れてから、1年と2カ月が経ちます。

 

「書道なんて何の役にもたたない。」

 

と言っていた自分が、まさか社会を変革する手段として、

 

「書道」「書写」を採用しているとは、想像だにしていませんでした。

 

でも、それも致し方ないことです。

 

各地を転々と周り、多くの人にあい、

 

徳島でもがき、東京でもがき、

 

自分の枠ををなんとか広げようとした結果わかったのは、

 

僕は「書道が好き」ということ。それだけでした。

 

それは呪いなのかと思うほど。

 

「書道」が頭から離れない自分に恥じらいを持つ時期ももありました。

 

見方によれば、文化など暇つぶしの一種です。

 

でも、日本の歴史をひも解けば、

 

そんな呪われた僕にも社会を良くするような、

 

書道を通じて希望を語ることができるんじゃないかと思える史実がたくさんありました。

 

何も出来ていない今は、あえてそれらを記すことはしません。

 

でもひとつだけ確かに言えるのは、

 

「書道は決して無駄じゃない」ということです。

 

社会を変革する潜在力があるということです。

 

人の中に、確かに「心」があるということを、

 

そして「心」を大きくする喜びを広げていけると信じています。

 

その喜びこそが「学び」だと思っています。

 

今回の寄付を経て、

 

社会に甘えているのは自分だったんだということをひしひしと感じました。

 

これから少しでも恩を返して、送っていきたいと思います。

 

 

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最後になりますが、

 

ご支援・ご声援くださったみなさん、本当にありがとうございました。

 

今はどんな形で恩返しが出来るのか分かりません。

 

けれど、少しずつ少しずつ、例えそれが見えない形であっても、

 

返していければと思っています。

 

今後も、ご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願いします。