プロジェクト概要

 

「岩手の記憶を 岩手の財産に」


2000人の岩手の心とアーティスト達が紡いだ「記憶」の展覧会を

8月22日〜9月11日・9月30日~10月11日に実施します。
震災から5年。震災の記憶、東北の時間は
被災地に通い続けたアーティスト達の作品群の中に残されました。

 

はじめまして、NPO法人岩手未来機構理事長の木村です。私達は心と身体のケアを東北に広める活動を10年続けてきました。2011年3月11日の東日本大震災直後より、被災地での心のケアと、「震災を風化させない」をスローガンにNPO法人岩手未来機構を設立し、被災地でアーティストと2,000人を超す皆様が参加して震災の「記憶」を残す活動してきました。そして、岩手の心とアーティストが紡いだ「記憶」を伝えるための展覧会をするために、2015年6月にアートプロジェクト2016を立ち上げ準備を進めてきました。


震災直後より自ら被災者の皆さんを元気付けたいと被災地に通い続けた、国内外のアーティスト達。彼らがそれぞれの芸術を活用して行ったワークショップで子供たちと共に作成した作品群や、今回の展覧会のためにアーティストが作成した新たな作品を、盛岡各地でご覧いただける機会になります。きっと一人一人の心に違った、記憶を呼び覚まし、人生を愛おしむ時間を私たちにくれると信じています。

 

しかし、展示会に必要な会場設営費や制作費など事業資金の確保に大変苦慮しているのが現状です。どうかご協力いただけないでしょうか?

 

亡くなった家族が天国の大きなクジラに乗ってみんなで一緒にいられたらとの想いを込めて

 

2011年3月11日。この日を忘れないために私達の活動が始まりました

 

私たちが震災直後に訪れた被災地 岩手・宮城・福島3県の沿岸部は、現実のこととは思えない、まるでテレビや映画で見た戦争当時の撮影現場に迷い込んだような風景がどこまでも続いていました。どこから手をつけたら良いのか、何をしたら良いのか・・・ボーゼンとたたずんでしまう風景でした。

 

しかし訪れた避難所で、被災された方々を元気付けたいとの想いで、自費ですぐに来日しておられるアーテイストの皆様と出会いました。あるアーティストの方は被災地の現状を自分の目で確かめ、被災者の心の問題に触れるワークショップを開くことを構想していました。

 

「震災のことを思い出したくない」「語ってはいけない」「子どもたちに思い出させてはいけない」という暗黙の了解のようなものがありましたが、私達はそんなアーティストの想いを被災地の方々に伝え、活動のお手伝いを始めました。

 

一つ一つに想いを込めて


アーティストの活動が子供たちを大人を笑顔に変えました

 

ショッピングモールで「ともしびプロジェクト」(震災の復興を願う、希望のともしびを水彩画で灯そうという参加型ワークショップ)を実施した際には、お子様連れの家族の方が大勢参加してくれました。最初は子どもたちに「描いてみたら」と勧めていましたが、子供たちが夢中で描いているのを見て、いつの間にかお父さんお母さんも一緒に描いていました。

 

イオンモール盛岡南店で行われたともしびプロジェクト。復興への想いを込めた絵を描いています

 

「釜石の笑顔プロジェクト」では、盛岡市の専門学生10人に似顔絵指導の講座を開き、たくさんの笑顔を描きました。冬季アートイベントでは会場を訪れ、ご自分やペットの似顔絵を描いていただいた多くの皆さんに、とても喜んでいただきました。中には、亡くされたペットの写真をお持ちになり、描かれた絵を見て、まるで生きている様だと涙を流され喜んでくださいました。

 

盛岡市の中心街にあるショッピングモール「クロステラス」にて展覧会

 

3月11日の記憶を書き込むよう子どもたちに伝えると、カレンダーに思い思いの言葉を書き始めました。
「おかあさんとりょうりをつくったたんじょうび  おいしいといってくれた」
「あと1かげつでおとうとがうまれる」
「べんきょうをがんばった」
そこには楽しい思い出がたくさん書かれています。
「(震災当時)楽しいこともいっぱいあったんだよ。今日はたくさん話せてすっきりした。」と言ってくれました。
 

何があっても笑っていく強さを

 

参加者は2,000人を超え、被災地とアーティストがつながって、被災地とのコラボも生まれてきています。そして、その活動はボランティアや、多くの方々のご支援に支えられ、70回を超える被災地の子ども達のワークショップや講演・共同製作等々、継続的に行われています。

 

たくさんの人が足を止めてくれます

 

盛岡から歴史物建造物×現代アートで繋ぐ記憶

 

そんな活動を継続するなかで、震災から5年を迎えた今年、いわて国体(第71回国民体育大会)の開催が決まりました。その機会に、岩手県民はじめ、岩手国体や観光で岩手を訪れてくださる多くの皆様に、このような尊い活動をまず知っていただきたいとの想いでこのプロジェクトを進めてきました。


国内外の多くのアーティストが参加し、作品を作ってきました。歴史的建造物を会場とし、歴史と“震災を風化させない”という未来を見据えた私たちの気持ちが込められており、多くの人にご来場を頂きたいと考えています。一般に公開されていない建造物での展示もあるので、歴史建造物と特別な展示をお楽しみ頂ければと思います。

 

保護庭園・保存建造物に指定されている南昌荘

 

四季折々の庭の表情の南昌荘ですが、展覧会の秋には紅葉の可能性も

 

大正時代から文化芸術活動の拠点とされた登録有形文化財の岩手県公会堂

 

「懐かしの賑わいに出会う」をコンセプトに建てられたもりおか町屋物語館

 

中津川の清流の向うから茣蓙九、江戸から明治に建てられた保存建築物

 

アートで紡いだ震災5年の記憶を共有して、感謝を伝えたい
 

無意識のうちに表現することを抑えてしまう被災者、特に子どもたちにとって、アートは心を解放させる手段になりえました。そして完成した作品は、被災者の心の奥底に眠った思いを一時的に発散させるだけでなく、多くの人々に対して共有すべき価値のあるものだということを感じています。

 

東日本大震災から5年が経過した中で、被災地から遠く離れたところでは震災のことが薄らぎはじめています。被災地に住む人たちも「自分達のことが忘れられてしまっているのが悲しい」と言っていました。大切な人を失った悲しみは癒されるものではありません。
 

この機会に皆さまと記憶を紡ぎながら、盛岡の歴史と心のアートを感じ、震災を風化させず、心に留めておきたいと思います。ぜひ開催に皆さまの力を貸してください。

 

記憶を後世まで残して、ずっと幸せな未来を

 

■使用使途

メディアアート展の会場設営費として大切に使わせていただきます

 

■リターン

 

・盛岡を知っていただきたいため、全リターンにタウン誌「街もりおか」を付けさせていただきます。この機会に少しでも盛岡を知って頂けましたら幸いです。

 

・アーティスト長友心平さんにご協力をいただき、長友さんが推進してきた天国のクジラプロジェクトのポストカードを送らせて頂きます。20,000円、50,000円、100,000円のコースには、長友さんがアートラベルで復興応援している釜石の物産品をお届けいたします。

 

釜石海まん

 

20,000円はハガキ水彩画、50,000円はB5サイズ水彩画、100,000円にはB5サイズのアクリル画を送らせて頂きます。なお、アクリル画は動物・人物・風景などご希望の絵をお届けいたします。

 

※写真はイメージです

 

 

★アートを会場で体験プランに関して

 9/3(土)「Voices From Japan -日本からの声を伝える―」 講師 辻本勇夫(文化交流工房代表)  

内容:被災した方々の心情を詠んだ短歌集「変わらない空」(講談社刊)の編者が伝える、ニューヨークへ伝える、伝えたい日本の声とは?

 

9/4(日)「聖なるものとつながる」 講師 Chie(画家)

内容:光の画家といわれるChieさんと一緒に、リラックスしながらパステルを使った絵を制作し心を開放します。

 

9/5(月)「漫画家とマンガを楽しもう!」 講師 川口まどか(漫画家) 

内容:漫画家の川口まどかさんに聞く、まんがの楽しみ方とは?全ての人の心を打つ、一流のストーリーの秘密も聞けるかもしれません。

 

9/6(火)「絵遊び」 講師 そのだつくし(漫画家)

内容:岩手日報の連載でおなじみのそのださんによる、顔のパーツを組み合わせながら 顔を創り上げていく楽しいワークショップ大人も子供も、参加できます。

 

9/8(木)「耳を描く~触って感じて理解する~」 講師 田上たか(イラストレーター)

内容:子供さん対象。 盛岡市の分別ごみのイラストを描く田上さんが、新しい感覚の絵の描き方を教えます。

 

9/9(金)「布バッチを作ろう」  講師 さいとうゆきこ (イラストレーター)

内容:岩手日報の挿絵でお馴染みのさいとうゆきこさんと一緒に、大人も子供も楽しみながら、可愛らしい布バッチを作ります。

 

9/10(土)「人相書き講座」  講師 長友心平(アーティスト)

内容:気分はお江戸の瓦版職人!NHK教育テレビの講師も務めた長友さんと一緒に、墨の筆書きで粋な似顔絵を描いてみませんか?大人でも子供でも参加OKです。

 

時 間 :14:00~15:30 (13:30開場)

会 場 :もりおか町屋物語館 

 

詳細はいわてアートプロジェクト事務局(NPO 法人岩手未来機構) までメール iwatemiraikiko@lime.ocn.ne.jpまたは お電話 019-613-7781 (平日 9:00~17:00 受付) にてお知らせください。


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