プロジェクト終了報告

2018年12月07日

クラウドファンディングを終えて

 新たな健康被害を防ごうということで、結核予防会として何が出来るかを検討していました。現地に入った医師の報告では倒壊した住宅や土砂崩れの後片付けで発生する粉塵による呼吸器障害が出ているとの事でした。通常のマスクでは防ぎきれない微細な粉塵を吸入すると肺が障害を受け通常の呼吸が出来なくなります。

そこで我々は、微細な粉塵をも寄せ付けない「防塵マスク」を被災者に送ることを決めました。どうしたらこの想いを現地に届ける事が出来るかを考えた時に「クラウドファンディング」を利用して全国の皆さんのお力をお借りしようと思いました。

 同時にFBやLINE、インスタ等のSNSもフルに活用して多方面に協力を求めました。当財団の職員はもとより、多くの方々から暖かいご支援をいただく事ができました。おかげさまで終了日の3日前に目標額を達成する事が出来ました。ここのご支援をいただきました多くの方々に厚く御礼を申し上げます。

ご支援をいただきました金額合計は109万8千円でした。全額を「防塵マスク」の購入費に充てます。約14,000個のマスクを用意できます。

公益財団法人結核予防会は80年近くに亘り、結核を中心に肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の早期発見に尽力してまいりました。その昔、国民病とまで言われた結核も診断と治療法が進歩して直近では人口100,000人当たりの罹患率が13.3人に迄減少しました。しかしながら、この数字は他の先進諸国と比べると決して良いものではなく、未だに中蔓延国の域を脱する事が出来ません。日本の特長としては、LCCの発達によるインバウンド効果もあり、外国生まれの20代の結核患者が急増しています。結核菌の保有者を入国させないという厳しい措置も必要になってくるかもしれません。それ以上に高蔓延国といわれる東南アジアやアフリカ諸国での結核発病を阻止することも必要な事です。当財団では高蔓延国に現地駐在所をおき、現地の医療スタッフを指導すると同時に子供達への対策も行なっています。

 今回のクラウドファンディングで多くの方にご支援をいただきました。このご縁を忘れることなく、国民の健康にお役に立てるような活動をしてまいります。

有り難うございました。