緑が溢れる路地。「スラム」と呼ばれる地区内にもこのような路地があります。

 

図書館の活動で、地域が抱える問題について、子どもたちが発表し合いました。1番最初に上がった問題は「犬の糞が多い」、続いて「ゴミがたくさん捨てられている」でした。

 

子どもの目線ですぐに目につくゴミと糞。

 

実際、スラム地区の細い路地を歩いて真っ先に目につくものは、ごみと犬の糞です。弊財団が日本の学生等を地域視察に案内する時も、視察前に必ず「犬の糞がたくさん落ちていますから、足元にもご注意ください。」と付け足します。

 

ごみは地域の深刻な問題です。

 

地区内で路地の状況は異なります。

 

ただ、路地によってその状況は異なります。鉢植えをきれいに並べて、近所の人たちがよく清掃を行っている路地もあります。こうした路地では、強い陽射しを遮る木陰で、女性たちが座って話しをしていたり、高齢の方が椅子に座って新聞を読んだりしています。緑を通り抜ける風も心地良く感じます。

 

事務所裏手の路地(写真:八木沢氏提供)

 

この路地は、事務所の裏手にあります。10年ほど前に弊財団は、資源ごみと鉢植えを交換するプロジェクト「クリーン&グリーン」を実施した経緯があります。この路地の世帯は、熱心に活動に取り組みました。現在も、緑が溢れ、毎日水で洗い流される路地では、子どもが裸足で遊んでいても心配にはなりません。

 

少しでも暮らしやすい地域になるように、住民の人たちが工夫しています。

 

今年、日本の建築を学ぶ学生がスラム地域で調査を行い、弊財団が協力しました。この路地も対象になっており、世帯への聞き取りが行われました。調査を協力する中で、この路地は、日中、家にいる女性が多いということが分かりました。働き詰めの世帯の女性からは、「近所の人が路地を清掃しているときに、自分も一緒に掃除できず心苦しく思う」という声も聞かれました。

 

家の前の路地に出て座る女性。近所の人が通りかかるとよくお話ししています。

 

密集している地区ですが、少しでも過ごしやすいように―

地域の女性たち、住民の人たちの暮らしの工夫を感じる路地があります。

 

縫製所でアクセサリーのサンプルづくりをするFUJI TATE P氏です。

 

「Feemue KLONG TOEY(フィームー クロントイ)」は、日本のデザイナーFUJI TATE P氏と地域の女性たちとのコラボで立ち上がるクロントイ・スラム発のブランドです。暮らしの工夫がたくさんある地域から、ぜひこのブランドを立ち上げたいです。応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

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