2011年3月11日に発生した東日本大震災。震災発生直後、クロントイ・スラムの住民たちが日本の被災地へ募金の呼びかけに参加、協力しました。「私たちの子どもは、日本の方から奨学金を受け取っている。大変な状況にある日本の人たちに、少しでもお返しがしたい。」地域の住民たち、子どもたちが募金箱を持って地域を歩きました。

 

「ロック1-2-3地区の心を合わせてー日本の被災地へ」

 

発生直後に実施した募金は、1日で100万円相当が集まりました。一人の募金額は10-20バーツ(30‐60円)と少額ですが、地域のたくさんの人が呼びかけに応じました。こうして、タイのスラムから東北の被災地へ支援金が送られました。

 

日本の被災地へ向けたクロントイ・スラムでの募金活動

 

このことが日本のメディアで取り上げられ、小さな記事で報道されました。記事を読んだ東京在住の民間の男性が、スラムの人たちが困難な中日本のために支援をしてくれた。「10倍のお返し」がしたい、と申し出てくださり、合計で1,000万円のご支援をクロントイ・スラムに送ってくださいました。

 

「日本の被災地の皆さまへースアンプルー地区からの心を」

 

このご支援を元に、弊財団は老朽化していたクロントイ図書館の内装を改修し、2014年にクロントイ・コミュニティ図書館「未来ブラリー」としてリニューアル・オープンしました。改修に際しては、建築を学ぶタイの大学生を対象にコンテストを開催、最優秀賞を受賞したチュラローンコーン大学建築学部の学生「未来ブラリー」チームの設計案を元に改修が進められました。

 

現在のクロントイ・コミュニティ図書館「未来ブラリー」

 

「未来ブラリー」は、日本語の「未来」と図書館「ライブラリー」が組み合わさった名称です。子どもたちの利用が多く、日本とのつながりが大きいこの図書館に相応しい名前です。震災から図書館改修に至る一連は、「善意のリレー」という見出しで、報道されました。

 

絵本の読み聞かせを楽しむ子どもたち

 

クロントイ・スラムと日本は、こうした「つながり」があります。今回のプロジェクトは、日本のデザイナーと地域の女性たちのコラボで実現するスラム発のブランド「Feemue KLONG TOEY」です。

 

地区で素材のアイディアを得るFUJI TATE Pさん

 

先週、ご支援が50%を達成いたしました。本プロジェクトを応援してくださる皆様へ、心より御礼申し上げます。公開も残すところあと15日、最後まで頑張りますので、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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