支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 99人
- 募集終了日
- 2021年10月15日
撤退の危機を超えて | 命を救う保護猫カフェプロジェクト始動
#動物
- 現在
- 4,014,000円
- 支援者
- 300人
- 残り
- 12日
SOSを出す犬猫たちを救い続けるために。保護ハウス修繕にご支援を
#動物
- 現在
- 3,063,000円
- 寄付者
- 186人
- 残り
- 26日
一刻を争う命と向き合うために。傷病野生鳥獣を救う医療機器の導入へ
#医療・福祉
- 現在
- 1,744,000円
- 支援者
- 150人
- 残り
- 40日
名前のない猫達の命を守りたい!保護活動にお力をよろしくお願いします
#まちづくり
- 現在
- 490,000円
- 支援者
- 62人
- 残り
- 1日
【緊急支援】レバノンの人道的危機にご支援を
#国際協力
- 現在
- 646,000円
- 寄付者
- 64人
- 残り
- 27日
野良猫を保護できる部屋づくり
#動物
- 現在
- 101,000円
- 支援者
- 15人
- 残り
- 31日
骨盤骨折した野良母猫と子猫4匹を救いたい
#まちづくり
- 現在
- 423,000円
- 支援者
- 70人
- 残り
- 48日
プロジェクト本文
終了報告を読む
【御礼とネクストゴール設定のお知らせ】
皆様の御支援のおかげで、公開から36時間で目標金額50万円を達成しました。こんなに早く達成するとは全く想像もしておらず、感謝の気持ちでいっぱいです。
このプロジェクトは、犬猫の不妊去勢手術や感染症等の治療、検査を進めることを主目的としています。つまり、多ければ多いほど不幸な犬猫を減らすことができます。
つきましては、ネクストゴール100万円を目指して、締切日まで募集させていただきたいと思います。
〇ネクストゴール挑戦目的(当初予定の2倍)
(1)オス犬、猫の去勢手術(助成金) 3,000円×90頭分
(2)メス犬、猫の不妊手術(助成金) 5,000円×90頭分
(3)感染症検査、治療等 8,000円×20頭分
<南国パラオで不幸な動物を減らすため、どうか御支援をお願いします>
●行政シェルターにおける動物の殺処分数を減少させるため、不妊去勢手術を進めます。
●感染症等の検査、治療薬及び機材等を購入し、感染症等に苦しむ動物をPAWSにて安価で治療します。
(本企画は,Palau Animal Welfare Societyとして実施しています)
▼自己紹介
初めまして。私はパラオ在住3年目の獣医師、鈴木良と申します。この度はこちらのページに訪問していただいてありがとうございます。私はパラオ共和国農務局所属の獣医師として、家畜衛生、家畜診療、食肉衛生などに携わっています。
週末の空いた時間を利用し、地域貢献の一環としてパラオ唯一の動物愛護団体Palau Animal Welfare Society(PAWS)にて、動物の診療や不妊去勢手術をボランティアで行っています。なおパラオに来る前は、日本の地方自治体の公衆衛生獣医師として、動物愛護センター、保健所及び本庁などで、動物愛護管理行政に計7年間従事しました。
▼パラオ紹介
パラオと聞いても、「どこにある国?」と思う人も多いかもしれませんが、実は日本と極めて深い繋がりのある国の1つです。これを説明してしまうとプロジェクト紹介よりも長くなってしまう可能性があるため、簡単にいうと
●1920年から1945年まで日本の委任統治下にあり、この間、日本により学校、病院、道路などのインフラが整備された
●こうした歴史的背景もあり、かなりの親日国して知られている
●「ダイジョウブ」「デンキ」など1000語近くのの日本語がパラオ語として使われている
●パラオは国際会議の場では、日本が難しい立場に立たされてしまう場合も含め、常に日本の支持をしてくれている
などなど挙げていけば枚挙に暇がありませんが、日本とパラオは切っても切れないくらい深い関係を持っていると言えます。
▼パラオにおける動物愛護を取り巻く現状
パラオには動物診療関連施設は国内に2つあります。なお獣医師は私を含めて3名(日本人2名、アメリカ人1名)います。
(1)コロール州立アニマルシェルタークリニック
コロール州にある行政シェルターで、こちらでは犬猫の捕獲、引取り、収容及び飼い主からの求めに応じた診療や不妊去勢手術を行っております。常勤獣医師は1名(日本人)で、平日昼間のみの営業です。パラオ国内唯一の動物の保護収容施設ということもあり、毎日多くの犬猫が収容されています。飼い主不明の動物は48時間拘留された後、飼い主が現れなければ処分となります。
(2)PAWS
コロール州にあるパラオ国内唯一の動物愛護団体です。動物の保護施設はないですが独自クリニックを持っています。メンバーは全員無償ボランティアで、平日はそれぞれ仕事をしているため、ほぼ週末のみの活動となっています。1~2週間に1回程度、週末限定のクリニックを開いて、ワクチンや簡単な診療及び不妊去勢手術を実施しています。さらに、僻地での普及啓発活動や遠隔クリニックなども開いています。
▼本プロジェクトを立ち上げたきっかけ
本プロジェクトを立ち上げました理由は以下4点です。
(1)多すぎる犬と猫
●パラオでは、街中、住宅街、ジャングルなど、いたるところで放浪している犬や猫を見かけます。
●パラオ国内における犬猫殺処分数は非公開データではありますが、年間犬猫合わせて500~700頭程度となっております。
●さらに私自身、毎日のように道端で車に轢かれて死んでいる犬や猫を見かけます。州関係者の話によると、犬猫合わせて年間100頭程度の交通事故死があるそうです。
●パラオの人口は1万8千人程度です。人口180万人程度(パラオの100倍程度)いる三重県の動物の殺処分数は、犬猫合わせて約350頭程度(令和元年度 環境省事務提要より)ですから、パラオの犬猫の殺処分数がいかに多いかが御理解いただけるかと思います。
●犬、猫の数が多すぎるためか、動物の命が日本ほど大事にされていない印象を受けます。つまり、自分の犬や猫が病気になったりしても、本気で向き合う飼い主はそこまで多くありません。それは、言い方は悪いかもしれませんが「替えがきく」(別の子犬や子猫がすぐに手に入る)ことも原因の一つだと考えています。
(2)不妊去勢手術が浸透していない
●パラオでは、動物の不妊去勢手術が日本ほど浸透していません。行政シェルターにおける殺処分になる犬猫のうち、80%以上が生後1か月以内の子犬・子猫です。
●理由の一つに、料金の高さが挙げられます。パラオ人の平均年収は$10,000~15,000(約110~160万円)と言われておりますが、犬の不妊手術の代金は大きさにもよりますが$65(約7000円)程度です。
●パラオは食料品など生活必需品のほとんどを輸入に頼っているため、物価は日本と同程度となっており、パラオに住む人々の生活は決して楽ではありません。
●よって、動物にお金をかけられる人はそこまで多くはありません。
(3)感染症の蔓延
●パラオでは犬、猫が多すぎることもあり、様々な感染症が流行しています。
●特にレプトスピラ感染症は、動物由来感染症でもあるため、犬から人への感染リスクがあります(猫は感受性が低いと言われています)。
●しかし検査機材がないため正確な診断を下すのが難しくなっています。
●また治療費を払える飼い主は多くなく、やむを得ず治療を諦めてしまい、殺処分となってしまう動物も少なからずいます。
(4)新型コロナウイルスの世界的流行の影響
●リゾート地でもあるパラオは産業の多くを観光に依存してきました。新型コロナウイルスの世界的流行の兆しが見られた昨年4月以降、パラオでは事実上の鎖国状態となり、観光業による収入がなくなりました。
●税収が減ってしまったため、パラオ国内唯一の行政シェルターも予算の多くを削られるとともに、貴重な収入源であるとして、不妊去勢手術の価格が以前より$20程度値上げされました。
●これにより、不妊去勢手術を敬遠する流れが以前よりさらに強くなりました。
▼プロジェクトの内容
このプロジェクトの内容は極めてシンプルで、以下2点になります。
(1)官民協働不妊去勢手術の実施
●プロジェクトで集まった資金を利用し、PAWSにて無料の不妊去勢手術を行います。
●行政シェルターにて飼い主が犬猫に不妊去勢手術を受けさせる場合、PAWSから飼い主に助成金を支出することで、飼い主の金銭負担を極力減らします。
(2)感染症の検査、治療
●感染症検査キットを購入し、診断に役立てます。これら正確な診断とデータの蓄積は今後の疫学研究にも活用できる可能性があります。
●抗生物質や輸液パック、点滴ライン等を購入し、感染症をはじめとする様々な疾患の治療に役立てます。
▼資金の使い道
目標金額500,000から手数料を引いた資金の使い道は以下のとおりです。
(1)オス犬、猫の去勢手術(助成金) 3,000円×45頭分
(2)メス犬、猫の不妊手術(助成金) 5,000円×45頭分
(3)感染症検査、治療等 8,000円×10頭分
▼プロジェクトの展望・ビジョン
(1)官民協働による動物の不妊去勢手術を推進し、行政シェルターにおける動物の殺処分の減少を図ります。
(2)不妊去勢手術を進めパラオにおける過剰な動物の数を減らすことで、感染症の発生リスクを抑えます。
(3)感染症等の検査、治療を安価で提供することで、これまで救えなかった命を救います。
(4)パラオにおける動物愛護精神の涵養を図り、人と動物との調和のとれた共生社会の確立に寄与します。
※新型コロナウイルス感染症の影響によりプロジェクトが遅延する可能性はございますが、時間はかかってもすべての資金はパラオの動物の不妊去勢、治療費として使用させていただきます。
※新型コロナウイルス感染症の影響により万が一プロジェクトが中止になった場合は、集まった資金はPAWSの今後の活動資金(ワクチン、薬剤購入費や僻地での普及啓発活動、遠隔クリニック)等として使用させていただきます。
【プロジェクト終了要項】
●治療・手術対象
パラオの雌犬 不妊手術 30頭
パラオの雄犬 去勢手術 30頭
パラオの雌猫 不妊手術 15頭
パラオの雄猫 去勢手術 15頭
●治療・手術内容
パラオの犬猫の不妊去勢手術料金の助成金
レプトスピラ等感染症検査費(検査キット代)
レプトスピラ等感染症治療費(抗生物質、点滴)
●治療・手術完了予定日
2021年12月31日
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プロフィール
パラオ共和国 農業漁業環境省 農務局 獣医師。 元地方自治体公衆衛生獣医師。保健所、動物愛護センター、本庁で動物愛護管理行政に従事。 動物の殺処分をどうやったら減らすことができるのか、ずっと日本で取り組んできました。 舞台はパラオに変わりましたが、日本でやってきたことと同じ目標を掲げて頑張っています。
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リターン
1,000円
パラオの動物応援プラン
●感謝のメッセージを添え、画像付きメールを送ります。
●集まった資金は全額プロジェクトに使用させていただきます。
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
3,000円
去勢手術1頭プラン
●去勢手術1頭分の費用(助成金)になります。
●感謝のメッセージを添え、あなたの御支援によって去勢した犬または猫の画像付きメールを送ります。
●集まった資金は全額プロジェクトに使用させていただきます。
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
1,000円
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- 2022年1月
3,000円
去勢手術1頭プラン
●去勢手術1頭分の費用(助成金)になります。
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プロフィール
パラオ共和国 農業漁業環境省 農務局 獣医師。 元地方自治体公衆衛生獣医師。保健所、動物愛護センター、本庁で動物愛護管理行政に従事。 動物の殺処分をどうやったら減らすことができるのか、ずっと日本で取り組んできました。 舞台はパラオに変わりましたが、日本でやってきたことと同じ目標を掲げて頑張っています。