【九州豪雨】人吉・球磨川流域の日本遺産と観光資源を守ろう。

【九州豪雨】人吉・球磨川流域の日本遺産と観光資源を守ろう。

支援総額

5,452,000

目標金額 5,000,000円

支援者
230人
募集終了日
2020年8月27日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

ご支援いただいた皆様へ。

目標金額達成のご報告。

 

全国のみなさまからの暖かいご支援により、先ほど目標金額500万円を達成することができました!ここまでご支援くださった皆様のお陰です。本当にありがとうございます。

 

一般社団法人 災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD)としても初のクラウドファンディングで成功という形になり、一歩前に進むことができたと感じております。皆さまのご支援重ねて感謝を申し上げます。
 
一方で、これからの長い復興の道のりを考えますと、まだまだ現地ではヒト・モノ・資金の全て不足しているのが実情です。期間いっぱいまで、さらなるご支援をいただけるよう活動してまいりたいと思いますのでぜひ引き続きの応援をお願い申し上げます。

 

球磨人吉の観光資源や住民の心の拠り所である神社群やラフティング産業に、お力添えをいただきますよう、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 

令和2年7月九州を襲った豪雨災害。

 

7月3日からの断続的な大雨により発生した豪雨災害は、は、九州南部を中心とした地域に甚大な被害をもたらしています。

 

特に球磨 くま川流域を有する、熊本県での被害は甚大で、24日15時00分時点で死者65人、発災から3週間経つ現時点でも1,500人以上が避難所での生活を余儀なくされています。8,000棟以上の建物が浸水被害にあい、うち5,000棟以上は床上浸水しています。(参照:内閣府 令和2年7月豪雨による被害状況などについて

 

川からの越水により水没した下水処理場

 

熊本県を流れる球磨川水系は、八代市、芦北町、球磨村、人吉市、相良村の計13箇所で氾濫・決壊し、今回の氾濫による浸水深が、戦後最大とされてきた「昭和40年7月洪水」(1965年)を上回り、記録に残る球磨川水害では最大級となりました。(参照:九州豪雨 球磨川「記録上最大の浸水深」 昭和40年7月洪水上回る 熊本大調査

 

球磨村にある特別養護老人ホーム「千寿園」では、水没した施設で入所者14人が死亡しました。国土地理院の浸水推定図によると、千寿園のある球磨村渡地区では浸水の深さが最大9メートルに達したとのことです。(参照:国土地理院令和2年7月豪雨に関する情報

 

青井阿蘇神社前の蓮池に沈むマイクロバス
人吉市内の西瀬橋。写真奥から2番目の橋桁が流失
人吉市上空から
決壊した球磨川堤防
崩落した西瀬橋
標識の表示部分まで浸水し、流され倒された標識
全壊した家屋
球磨村の鉄道

 

50年に一度の規模と評される今回の豪雨は、球磨川周辺に住む方々の日常や風景を一変させてしまいました。

 

徐々に、行政の補償や民間の寄付も集まり、再建の目処が立つ事業者も出てきはじめた一方で、私たち一般社団法人 災害時緊急支援プラットフォーム(Platform of Emergency Assistance in the Disaster 以下、PEAD)でニーズ調査・ヒアリングを実施したところ、地域の御神仏を祀る日本遺産などの神社と、地域の観光資源の要でもあるラフティング事業者が特に甚大な被害を受けており、支援を必要としていることが明らかになりました。

 

この度「PEAD」は、地域住民にとってもシンボルである、人吉市・球磨地区の日本遺産と観光を守るべく、クラウドファンディングを活用して支援を呼びかけることにいたしました。
 

神社の状況

 

球磨川流域には多くの神社があります。毎年8月には多くの参拝客で賑わい、地域に暮らす方々の心の拠り所でした。

 

しかし、7月3日から続く大雨でそれぞれ本堂や境内に土砂が流れ込みました。

人吉市にある国宝「青井阿蘇神社」では、球磨川の水が門の入り口を塞ぐほどにまで溢れました。門前の池にある蓮の花と朱色の手すりの橋は濁流によって一部流されてしまい、拝殿も床上浸水、楼門も冠水しました。

 

▶︎青井阿蘇神社 福川宮司から現場の状況について

 

 

5つの社が甚大な被害を受けています。現在、被害を把握している神社は人吉の青井阿蘇神社、老神(おいかみ)神社、矢黒(やぐろ)神社、薩摩瀬(さつまぜ)神宮、中神(なかがみ)白木神社です。この中には日本遺産非構成文化財もあります。また球磨郡では球磨村の渡阿蘇神社、大瀬阿蘇神社に甚大な被害、加えて山江村などにも被害が確認されています。

 

 

 

青井阿蘇神社

(写真提供:濵田 喜幸)

 


 

渡阿蘇神社

(写真提供:濵田 喜幸)

 


 

矢黒神社

(写真提供:濵田 喜幸)

 


 

磐戸熊野坐神社

(写真提供:濵田 喜幸)

 


 

大瀬阿蘇神社

(写真提供:濵田 喜幸)

 


 

薩摩瀬神宮

(写真提供:濵田 喜幸)

 


 

中神白木神社

(写真提供:濵田 喜幸)

 


 

唐渡神社

(写真提供:濵田 喜幸)

 

 

国宝には文化庁からの支援がありますが、ともに日本遺産を形成する神社群には支援は及びません。また、行政としても、寺社への復興支援は政教分離によりできないという状況です。

 

災害ゴミの撤去などは完了していますが、水没した神社の社はまだ泥にまみれており、復興の目処はたっていません。

 

球磨川ラフティング協会の状況

 

日本三大急流である球磨川は、緩急の激しい川と自然豊かな球磨森の景色を楽しめるラフティングの人気スポットで、年間4万人が利用する人吉市の主要観光の一つです。

 

本来であれば、7〜9月にかけて繁忙期を迎えるはずでしたが、今回の豪雨災害によって球磨川で運営しているラフティング事業者14社のうち、9社が被災川沿いにあった施設はすべて水没し、全壊状態です。

 

(写真提供:ランドアース)
(写真提供:ランドアース)

 

(写真提供:ランドアース)
(写真提供:ランドアース)

 

▶︎球磨川ラフティング協会から現場の状況について

 

会長    大石 権太郎

 

 

 

 

 

 

営業が再開できない中、事業者は皆、わが身のことを考えず地域復興ボランティアを実施している。球磨川に定着してきたラフティングという文化を、この災害で失わないためにも、地域一丸となって復興したい。

 

 

顧問    迫田 重光

 

 

 

 

 

 

ラフティングに関しては、未だ球磨川に障害物がたくさんあること、水の濁りが取れず安全確認もできないこと、そして道や橋の復旧がまだということなどで再開の目途が立っておりません。

 

(本来は)この7、8、9月がこの業界では一年のうちで1番忙しい時期になります。この3か月収益活動ができないという事は我々の業界では生きていけない事になるかもしれません。

 

新型コロナウイルス感染症に続き、今回の大水害の影響で人吉球磨は致命的な打撃を受けていますが、再び立ち上がる為に地域に最大限の協力をしていきます。地域の皆さんとランドアースファンの皆さんの最高の笑顔をもう一度見たい。

 

▶︎水没した団体一覧(球磨川ラフティング協会加盟事業者のみ)
くまがわ下り(株)     

ラフティングユーユー

球磨川ラフティングクラブ
球磨川探検倶楽部

AIラフティングリバージャンプ

(有)ランドアース
球磨川ラフティングワールド
球磨川ラフティングセンター アゲイン 
ラフティングハート

 

ラフティング協会自身が被災している中、残存するラフティングボートを使い、水害発生中に屋根の上に避難した地域住民を19名救助しました。 以降、営業開始できない中で、地域のためにボランティア活動を継続して行っています。

 

 

しかし3週間経ち、いまだ再開の目処はたっていません。

また、事業所が水没し、ラフティングボートが水に流されてしまい、事業再開もままならない状況です。上記の他3社も、事業主の自宅が水没などの被害があり、業界全体として壊滅的なダメージを受けています。

 

 

今回のプロジェクトについて

 

一般社団法人 災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD)は、災害時における行政や専門家が行き届くまでの緊急支援をテーマとしているため現地に入っています。

 

具体的には赤十字の基金や行政の助成金が届くまでどうしても時間がかかるため、「我々が現地での情報のラストワンマイルを担い、困っている方々に直接支援をする」という趣旨を説明し、松岡市長や県議と連携し現地に入り実際に支援する可能性がある団体にお会いしました。

 

そして、その業界を公平に支援できる観点で面談した上で、以下の2つに100万円の支援金を即時支給してきました。

 

1.日本遺産 青井阿蘇神社を始めとする神社:
特に日本遺産ではない周辺の5つのお寺はまだ手つかずのままであり、助成金も無い可能性が高い。

 

2.ラフティング協会:
ラフティング保険に入っている事業者のみが加入。年間4万人が利用する人吉市の観光の要も大きな打撃を受けており、国交省による川や橋の復旧含めての復興になるため目処が全く立っていない。

 

2団体とも喫緊の対応に具体的な資金が必要とのことで支給を決定、少しでも喜んでいただけたかと思います。訪問した上で課題に対して即時基金を支給するという流れはPEADのコンセプトとして継続していきたいと思います。

 

そして、今回のプロジェクトにて、基金+クラウドファンディングという2段構えで今後も資金の支援体制を作っていきます。

 

ご支援の使い道について

 

本クラウドファンディングで集まったご支援は、①神社庁球磨地区、②ラフティング協会への寄付金に充てさせていただきます。

 

さらに、クラウドファンディングを通じて、広く多くの皆様へご支援を呼びかけることで、被災地域と支援者のハブを担うプラットフォームとしての役割を全うしたいと考えております。

 

また、今後も熊本でニーズ調査を行うスタッフと、東京本部とで合同で慎重に協議を重ね、最適な支援の形を模索し、実施して参ります。

 

ご支援いただいたお金の使い道

・寄付金:475万円

・運営活動実費:約25万円

※加えて、READYFOR手数料(最終達成額の9%)、決済手数料(同5%)がかかります。

 

 

人吉市長

松岡 隼人からご支援のお願い

 

 

 

 

 

 

熊本県人吉球磨地域では、令和2年7月豪雨により球磨川が氾濫し、多くの生命、財産が失われました。さらに、郷土の宝である国宝青井阿蘇神社も、そして、日本遺産にも認定され、それぞれの集落で守られてきた貴重な歴史文化遺産群も、甚大な被害を受けています。

 

また、九州随一のリバーアクティビティである球磨川ラフティング各社は、発災から人命救助や復旧支援に奔走されていますが、拠点やボートなど大切な経営資源が流失、 川の様相も大きく変わったため、再開のめどが立っていません。 多くの皆様のご支援により、傷ついた人々の心が癒やされ、復興へ向けて力強くリスタートを切ることができますことを心から祈念いたします。

 

 

【運営主体】

一般社団法人 災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD)

 

 

一般社団法人 災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD)は、個人による常設の支援ネットワークを構築し、有事の際、緊急に災害に対する支援を行うことを目的として設立された団体です。

 

デジタルプラットフォーマー創業者・経営者、投資家を中心に、地域青年団(自民党青年局)、被災地支援NPOおよび有識者が加わり、必要な情報と支援品の確保及び提供方法の検討、ボランティアリスト管理など、有事へ備え支援に必要な活動を行います。

 

◇一般社団法人 災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD) ウェブサイト:https://pead.jp/

 

 

 

プロジェクト発起人

 

プロジェクト発起人紹介

 

 

吉田 浩一郎

一般社団法人 災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD)代表理事/株式会社クラウドワークス 代表取締役社長CEO

 

 

 

 

 

災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD)は、昨年の千葉台風被災地支援をきっかけにしてIT業界の有志によって設立されました。人吉・球磨川流域では5000軒以上の家屋が被災、人吉市松岡市長からも中長期の支援が必要な状態とのお話がありました。実際に現地に行くと想像以上の被災であり、コロナの影響で報道もボランティアも全く足りていない事を痛感しています。ぜひ今回のクラウドファンディングを通して皆さまの力で人吉・球磨の日本遺産と観光資源の復活に貢献したいと考えております、どうぞよろしくお願い申し上げます。


 

 

 

藤沢烈

一般社団法人 災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD)理事/一般社団法人RCF 代表理事

 

 

 

 

 

 

私は、被災地の復興を支えるNPOの経営者です。東日本大震災から全国の災害を追ってきましたが、ここまでの大ダメージを受けたにも関わらず支援が届いていないケースは初見・・新型コロナウイルスの影響です。コロナによって全国はおろか、九州他県からの支援を受け入れられず、熊本県内からの支援も十分でない状況があります。また全国メディアが現地入りを控えたため、過酷な状況が伝わっていません。クラウドファンデイングを通じ、多くの方が人吉・球磨の実情を知っていただき、温かなご支援を頂けることを願っています。

 

 

その他プロジェクトに関する補足説明の記載

 

■プロジェクトに関する留意事項

 

●クラウドファンディングでのご支援は、寄附控除にはなりませんのでご注意ください。

 

●ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。


●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。


●領収書の名義・発送先は、原則としてご支援時に入力したお届け先の宛名と住所となります。


●なお、ご支援後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に領収書をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。


●銀行振込にてご支援いただく際、返金先口座情報をお伺いいたしますが、All-inのため原則返金はいたしません。ただし万が一ページで約束していたプロジェクトを実施できなかった場合や、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたします。お手数ですがご入力をお願いいたします。

 

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リターン

1,000


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1,000円コース

・お礼のメールの送付
・活動報告レポートの送付

【ご注意事項】税制上の優遇措置対象にはなりません。

申込数
117
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月

5,000


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5,000円コース

・お礼のメールの送付
・活動報告レポートの送付

【ご注意事項】税制上の優遇措置対象にはなりません。

申込数
61
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月

1,000


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1,000円コース

・お礼のメールの送付
・活動報告レポートの送付

【ご注意事項】税制上の優遇措置対象にはなりません。

申込数
117
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月

5,000


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5,000円コース

・お礼のメールの送付
・活動報告レポートの送付

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申込数
61
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月
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