自然の中で主体性を育むオルタナティブスクールを開校したい|岡山倉敷

支援総額

6,790,000

目標金額 4,150,000円

支援者
348人
募集終了日
2022年10月31日

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第一目標達成のお礼とネクストゴールの設定について

 

170名を超える多くの方々からのご支援により、第一目標金額の415万円を達成することができました。心より御礼申し上げます。

 

皆様からの温かいご支援と共感の声に支えられて、プロジェクトに取り組んでこれました。私たちと気持ちを同じくしている方々がたくさんいること、子どもたちの未来、この国の素晴らしい未来を願っている方がこんなにもいることを知り、勇気をもらっています。

 

子どもたちの笑顔が弾け、はしゃぐ声が響く学び舎を作る原動力になってます。本当にありがとうございます。

 

そして、残り31日間という期間ですが、ネクストゴール 759万円を設定しました。
ネクストゴールでご支援いただく金額については、以下の用途に資金を充てさせていただきます。

 

<資金使途概要>

・人件費(田んぼ・畑スタッフ2名分、1年間)・・・1,920,000円
・竹林のスコレーウェブサイト制作費・・・300,000円
・プロモーション動画制作費・・・200,000円
・チラシ・パンフレット制作費・・・100,000円
・ディレクション費用・・・300,000円

   必要経費合計:2,820,000円

・クラウドファンディング手数料追加分・・・620,400円


ネクストゴール金額:7,590,400円(追加金額:3,440,400円)

 

これから開校する「竹林のスコレー」を、主体性・生きる力を育む学び場として、より良いものにしていくために、まだまだ皆様の応援が必要です。皆様の夢や想いを形にしていけるように全力で取り組んで参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

2022年9月30日 追記
片岡徹也

 

岡山県倉敷市で、自然の中で体験をもとに学べるオルタナティブ・スクールを設立するために、クラウドファンディングに挑戦します。

 

コロナ禍の直撃を受けたのが、子どもたちの学びの場、暮らしの場でもある学校です。

行事の中止・マスク着用・黙食など、コロナ禍による影響が子どもたちに広がっています。

 

この国の喫緊の課題は、大人が主体性を取り戻すことであり、子どもたちの主体性を育んでいくことに他なりません。

 

主体性を育むためには、子どもたちの体験、そして体で感じる感覚、五感を大切にできる、自然環境が必要と考えています。

 

今回のクラウドファンディングを通じて、田んぼや畑、山林を活用した自然の中で、伸び伸びと体験を基にして学べるオルタナティブスクールの設立を目指します。

不登校の子の受け皿ではなく、子どもが望む教育の受け皿としての、もう1つの学校。そんな思いを込めて、「オルタナティブスクール」とお伝えしています。

 

オルタナティブスクールを設立、開校するにあたって半年間の運営費用古民家修繕費用を調達するために、クラウドファンディングに挑戦しています。

 

応援よろしくお願いします!

 

 

当プロジェクトは令和4年度倉敷市高梁川流域SDGsクラウドファンディング利用促進補助金事業として認定されています。

 

 

 

〈目次〉

1. 祝福されるまちづくり

 ・無農薬のお野菜プレゼントからの赤ちゃんの誕生

 どうして無農薬のお野菜を妊婦さんに届けるのか? 

 ・私たちのNPOで実現したい3つのビジョン


2. 自然の中で主体性を育むオルタナティブスクールの開校を目指して

 ・竹林のスコレー ~学校を本来の姿に戻したい~

 

3. NPO法人設立のきっかけ ~大人が主体性を取り戻し、子どもの主体性を育むために~


4. 私たちの考える「教育」

 ・個性を切り取るのではなく、伸ばしていくために

 ・子どもは大人の眼差しを栄養にしている

 ・不登校の子の受け皿ではなく、子どもが望む教育の受け皿

 ・資金の使用用途

 ・開校までの実施スケジュール

 

5. 最後に


6. メンバー紹介


7. ご支援にあたっての注意事項

 

祝福されるまちづくり

 

みんなでひろげよう祝福のワッ!

 

いきなりNPOの理念を脈絡なくぶちこんでみました、NPO法人こうのさとの代表の片岡徹也です。

 

 

今、私たちのNPOでは、農薬や化学肥料を使わない持続可能な農業に取り組み、できた野菜を毎週地域の妊婦さんにプレゼントする活動を行なっています。

 

その活動のコンセプトは、地域のみんなで作ったお野菜を妊婦さんが食べて、お腹の中で大きくなる赤ちゃんの生まれる瞬間を、野菜を作ったみんなや宅配してくれたみんなで祝福しようというもの。

 

 

その子がお母さんのお腹の中にいる頃から、地域の人たちと緩やかな関係性で結ばれて、優しく編まれたネットの上に、ふわりと降りてくるような、そんなイメージを実現する「祝福されるまちづくり」をしている団体になります。

 

NPO法人こうのさとで行っている「祝福されるまちづくり」をお伝えする動画です。ぜひご覧ください。

 

 

 

無農薬のお野菜プレゼントからの赤ちゃんの誕生

2022年度4月〜7月で、お野菜をお届けした妊婦さんは28名。お届け回数のべ180回。宅配ボランティアさんの宅配回数96回。出産された妊婦さん7名、新しく産まれてきた赤ちゃん7名となり、祝福のワがひろがっています。

 

 

どうして無農薬のお野菜を妊婦さんに届けるのか?

 

以前、私は看護師として、大学病院の小児科で重い病気の子どもたちの看護をしていました。がん、白血病、脳腫瘍など、そういった病気の子どもたちの看護を通じて、新しい治療薬や高度な手術などにも触れてきました。

 

重症児の多い専門病院の小児科で勤務している様子

 

人が病気になったら治さないといけない、病院や薬はとても大切だ、とずっと思っていました。しかし、それはとても視野が狭いことだったと思い知ったことがあったんです。

 

青年海外協力隊に参加して、発展途上国で保健活動をしたときでした。山の中の貧しい地域の診療所、そこにあるのは、体重計と冷蔵庫、ちょっとした抗生物質や解熱剤程度の小さな診療所です。

 

子どもの体重を量って、栄養状態を評価したり、食べ物の栄養や子どもの病気のときの対処についてお母さんに伝えたりしていました。その活動の1つとして、地域の子どもたちの死亡調査をしていました。

 

保健スタッフと乳幼児死亡の調査を発表している様子

 

亡くなる子どもの大半は、風邪をこじらして肺炎になったり、下痢が酷くて脱水になったりして亡くなっていました。ありふれた病気にかかり亡くなってしまうのは、充分な食べ物を手に入れられず栄養状態が悪いこと、清潔な水がすぐに使えないこと、そして、重症になったときに簡単に病院に行けないことなどが原因でした。そんな環境が子どもたちの健康を奪い、死に追いやっているとは思いませんでした。

 

食べ物、水、電気、ガス、水道、交通、こういった環境すべてが人の健康を左右し、大きな影響を与えていることを身をもって知ることができたのです。

 

保健クラスをして一緒に学んだ子どもたち

 

 

環境全てが人の健康に影響すること、とりわけ自然な食べ物が重要であるということを、地域に暮らすみんなが知って、協力しながら自然な食べ物を作って増やしていければ、その地域はどうなるでしょうか?

 

食べる物を買うときも、不安なく選ぶことができて、小学校や中学校の給食も児童の体を大切にしたご飯が出てくる。

 

 

想像してみてください。そこには、すくすくと元気に大きくなって、自分のやりたいことを見つけて、成長していく子どもたちの輝く姿とお母さんの笑顔があります。

 

そして、それを輪になって囲んでいるあなたと仲間たちの笑顔が見えませんか?

 

私たちのNPOで実現したい3つのビジョン

 

私たちの活動で実現したいのは、その土地に産まれる命を、その土地に暮らすみんなで祝福する文化を醸成し、希望に満ちた社会をつくることです。

 

そのために、取り組んでいるのが、この3つです。


1.安心安全な食糧の自給と流通を促進する。
2.子どもが自然の中で遊び学べる環境を保つ。

3.朗らかに子育てを行えるコミュニティの創造。

 

このクラウドファンディングで挑戦するのが、2番目のテーマ「子どもが自然の中で遊び学べる環境を保つ」です。

 

NPO法人こうのさとでは、みんなで畑活というイベントを開催して、子どもたちとお母さんが一緒に畑に来て、畑仕事をしたり、子どもたちは虫取りをしたり、駆け回って遊んだりする時間をつくっています。

 

 

しかし、子どもたちの生活で、大きな時間を占めているのは、学校です。

田んぼや畑、山林を活用した自然の中で、体験を基にして学べる学校をつくりたいんです。


 

主体性を育むオルタナティブ・スクールの開校を目指して


私たちが取り組みたいのは、自然環境豊かな場所で、少人数・異年齢で体験を通じて学べるオルタナティブ・スクール(フリースクール)の開校です。

 

小学生1年生〜中学生3年生を対象にして行います。

 

 

スクールを行う候補地は、倉敷市にある古民家と田畑山林を含めた9,000坪の土地。貴重なご縁をいただいて、広大な土地をお借りすることができました。市街地からも車で10~20分とアクセスの良いところです。

 

しかし、課題もあります。古民家のお庭や田畑山林は長年放置されてきたもので、これから草刈りや放置された物の片付けを行って使える状態にしていかないといけません。

また、古民家も築150年を超えており、屋根や床の一部に修繕が必要なところがあります。

 

 

今回の資金調達の目的は、

古民家の修繕と土地の管理にかかる費用

オルタナティブスクール(フリースクール)の半年間の運営費(スタッフの人件費、家賃、光熱費など)

をまかなうことです。

 

設立までの準備と軌道に乗るまでの期間、お力を貸してください。

 

今回、資金調達の方法としてクラウドファンディングを選んだのは、今の子どもたちを取り囲む厳しい社会の状況や、教育現場の課題、そして、私たちの取組みについても、より多くの人と共有したいと考えたからです。

 

コロナが始まってから、日本社会のダメなところをまざまざと突きつけられました。かけがえのない時間を奪われた子どもたちもたくさんいました。

 

大人の保身によって、子どもたちにそのしわ寄せが行ってしまう。

 

何度も市役所に足を運んだり、議員の方と面談したり、署名を集めて厚生労働省に要望書を出したりもしましたが、その成果が見られることもなく、何をしても動かない状況に、腹が立ったり、悲しみに暮れて、鬱っぽくなったこともありました。

 

希望はないのか、と悶々と悩んでいたときに、NPO法人こうのさとの活動のビジョンが湧いたんです。外に希望を求めるのではなく、自分自身が行動することで、希望の灯を灯そう、と。

 

そう思えた瞬間がありました。

 

今回のオルタナティブスクールの設立に関しても、現状に目をつむらず、子どもたちのために、未来のために、社会を変えようとしている大人がいることを多くの人に伝えたいと思ったんです。

 

それが、新時代をつくるきっかけになると、私は信じています。

 

竹林のスコレー ~学校を本来の姿に戻したい~

 

今回、私たちが立ち上げるオルタナティブスクールは、「竹林のスコレー」という名前にしたいと考えています。

 

スコレーというのは、ギリシャ語でスクールの語源となった言葉です。

調べてみてビックリ、スクールの語源であるスコレーの意味は、なんと「余暇」だったのです。

特に、精神的な活動や自分が充足するために使う積極的な余暇の時間、と言われています。

 

今の学校は、教わる内容が決まっていて、詰め込み型の授業であり、子どもたちは、宿題も含めてやらされることばかりです。

 

しかし、元々の学校は、余暇から始まったものであり、好きなもの、得意なことが違う人たちが集まって刺激し合い学び合うそれぞれが精神的に充実する時間を持つための活動だったのです。

 

 

学校を本来の形、オリジナルな形に戻したい。

 

夏休みが明けるのを鬱々と感じるのではなく、楽しみで仕方ない、お正月を数えるように学校が開くのを待ちわびるような、そんな学校をつくりたいと思います。

 

 

令和になった今、スクール(詰め込み型教育)からスコレー(喜び、楽しみのための学び)へ転換していくきっかけをつくります。

 

参加してくれる子どもたちには、竹林に囲まれた古民家で、竹のように伸び伸びと興味や好奇心を深めて、個性を伸ばしていって欲しいと思います。

 

その子自身が感じる感情や感覚を大切にし、周囲の大人がそれを認めて受け入れる。それが、主体性を育むことにつながるのではないでしょうか?

 

NPO法人設立のきっかけ
~大人が主体性を取り戻し、子どもの主体性を育むために~

 

私たちがNPO法人を設立したきっかけは、令和2年に始まった新型コロナウイルス感染流行による社会の変化です。感染者数の報道が続く中、お祭りなどの地域の行事が中止され、ライブなどのイベントも立て続けになくなっていきました。

 

そして、その直撃を受けたのが、子どもたちの学びの場、暮らしの場でもある学校です。

 

 

Go To トラベルで大人が旅行に出かけているのに、子どもたちの修学旅行は中止。東京マラソンで、選手が押し寄せてギュウギュウになっている状況でもノーマスクで開催されるのに、小学校の運動会はみんなマスクをしていても、なくなりました。

 

マスクも義務ではありませんが、マスクをつけることが促され続けました。その結果、この夏、体育祭などでもマスクをつけていた生徒が熱中症で運ばれるということもありました。

 

大人は居酒屋で楽しく会食をしていても、学校の給食時間は、みんなで前を向いて黙食。学校によっては食事の時間を15分以内など制限しているところさえあります。

 

なぜ、大人は許されるのに、子どもたちは許されないのか?

納得できる理由を説明できる人がいるのでしょうか?

私は正直できません。

 

大人が子どもに対して、不誠実なことを行っていると感じています。

ニュースで言っているから、テレビで専門家が言っているから、、、

 

自分で調べず自分の頭で考えず、その行動が周りに与えている影響を気にかけることもない主体性を失った大人たち。その大人たちがつくった社会の犠牲に、子どもたちがなっている気がして仕方ありません。

 

 

その結果、文部科学省が令和3年10月に発表した調査では、小・中学校における不登校児童生徒数は196,127人と、8年連続で上昇し、過去最多となっていることが分かっています。

出典:令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要 - 文部科学省

 

さらに、悲しいことに、小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数は415人(前年度317人)で,調査開始以降最多となっており、極めて憂慮する状況だと報告されています。

出典:令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要 - 文部科学省

 

新型コロナウイルスがもたらした影響ではありますが、それは1つのきっかけであり、日本社会が子どもたちに優しくない社会、厳しい社会であったというのが事実でしょう。

 

今、この国の喫緊の課題は、大人が主体性を取り戻すことであり、子どもたちの主体性を育んでいくことに他なりません。

 

今回のプロジェクトをその第一歩にしたいと考えております。皆様のご協力をお願いいたします。

 

私たちの考える「教育」

 

なぜ、私たちが、自然環境にこだわっているのか、それは、子どもたちの体験、体で感じる感覚、五感を大切にしていきたいと考えているからです。

 

例えば、算数を学ぶにしても、四角い教室で教科書だけで学ぶよりも、畑の面積を実際に歩いてメジャーで測ってみたり、畝の長さや種をまく間隔などをやってみてから、学ぶ方が興味が湧きやすいと思います。

 

 

やってみること、経験をすることで、小さな興味や関心が湧き、それが学ぶ意欲につながるのではないでしょうか?

 

また、一般的な学校では、教育課程を達成することに主軸が置かれており、その内容をどれだけ理解できているかが、その子どもの評価につながります。

 

しかし、その教育方法では、子ども自身の主体性が発揮されにくいと思うんです

 

大人から一方的に教わり、その理解度を評価するのではなく、教える側の先生と学ぶ側の生徒である子どもが、評価する基準(物差し)を一緒に考えていくことが大切なのではないかと思うんです。

 

今回、ご縁をいただいて9,000坪の広い土地をお借りできることになりました。その広さを活かして、田んぼや畑でのお米や野菜作りをしたり、山で遊び場をつくったり、ニワトリやヤギをみんなで飼ったりしていきたい。

 

※こちらの動画は、2018年にみんなで泥んこ遊び場をつくったときの様子

 

自然に触れて感覚を養う、そんな多様な体験を通じて、子どもたちの好奇心を刺激していく環境をつくっていきます。

 

個性を切り取るのではなく、伸ばしていくために

 

クッキーの生地を思い浮かべてください。

そのクッキーの生地が子どもたちの才能や個性だと考えてみてください。

 

 

今の学校教育は、どんな形の生地でも、四角(□)にくり抜いていくようなイメージではないでしょうか?

 

くり抜かれて、そこからはみ出したものは、先生の目に留まることもなく、子どもたち自身もその余白の可能性に気づくことができないかもしれません。

 

「私は、四角(□)が良いんだ」という子どもがいれば、その教育は素晴らしいと思うのですが、残念なところもあります。

 

それは、どんな形になりたいのか?

 

それを、子ども本人に尋ねることがないままに、教わる内容や教わる方法が決まってしまっていることです。丸(〇)が良いという子もいれば、星(☆)になりたい、という子どもいるはずです。もしかしたら、大人が想像できないようなイメージが出てくるかもしれません。

 

本来の教育というのは、決まった型に当てはめるために、余白を取り除くのではなく、本人が望む理想の形になるように、その余白を伸ばしていくものではないでしょうか?

 

 

これから設立するオルタナティブ・スクールでは、小学校高学年ぐらいから先生と一緒に、どんなことをしているときが楽しいか、嬉しいか、喜びがあるか、を見つけて、なりたい自分を想像していけるようにしていきたいと思います。

 

子どもは大人の眼差しを栄養にしている

 

私も、2人の子どもがいますが、子どもが小さいときに最も言っている言葉ランキングがあります。

 

1位は、「おかあさん」、2位は、「見てみて!」です。(片岡調べ)

不動の1位は置いておいて、ここで伝えたいのは、2位の「見てみて!」です。

 

これは、大人に自分の姿を見て欲しい、自分の興味のあることを一緒に見て欲しいという子どもの全存在をかけた願いです。

 

 

子どもたちは、親や身近な大人たちの眼差しを受けることで、感情を共有し自身の存在を確認しようとしているのだと思います。大人がその子に向けて注ぐ眼差しによって、子どもたちは影響を受け変化し、成長していくのではないでしょうか?

 

小学校高学年、もしくは中学生ぐらいから、学び方や評価の仕方を、生徒本人と先生や周りの大人とで一緒に考えていく、そんな教育(共育)の形を考えています。

 

 

 

不登校の子の受け皿ではなく、子どもが望む教育の受け皿

私たちが、これから作ろうとしている学校は、公立の学校とは違うので、フリースクールになります。ただ、私たちはフリースクールではなく、「オルタナティブスクール」という呼び方をしたいと思います。

 

オルタナティブ(alternative)とは、英語で、もう1つの、代わりの、という意味。

 

その理由は、フリースクールというと、世間一般では、不登校の子どもが行くところ、不登校の子どもたちが勉強をする場所、というようなイメージがあるからです。

 

私自身も視野が狭くなっているときがあり、よく反省するのですが、大人の社会はまだまだ偏見に満ちています。不登校は、学校に行けないダメな子だと思われることがありますし、その親御さんも、自分の子どもの何かが悪いから、親の私の育て方が悪かったからと、責めてしまうことがあると思います。

 

しかし、今の窮屈な小中学校の現場を考えれば、不登校になった子は、自分の存在をかけて今の教育現場にNoを突き付けている勇気のある子にも思えます。

 

多様性が大切だと言われているこの時代において、子ども自らが、この学校で学びたい!、ここに行きたい!と思えるような選択肢をつくる。

 

それが、大人の責任であり役目でしょう。

 

この夏休みに子どもたちの遊び場、学びの場として古民家を解放していたときの写真です。
この夏休みに子どもたちの遊び場、学びの場として古民家を解放していたときの写真です。
この夏休みに子どもたちの遊び場、学びの場として古民家を解放していたときの写真です。

 

不登校の子の受け皿ではなく、子どもが望む教育の受け皿としての、もう1つの学校。そんな思いを込めて、「オルタナティブスクール」とお伝えしています。

 

資金の使用用途

オルタナティブスクールを設立、開校するにあたって半年間の運営費用古民家修繕費用を調達するために、クラウドファンディングに挑戦しています。

 

半年間の運営費用と古民家修繕費用 4,121,000円

 

内訳

・人件費(教師と管理者2名分) 1,920,000円

・家賃、借地料     210,000円

・光熱費  30,000円

・通信費(ネット回線、wifiなど) 30,000円

・水道料  18,000円

・古民家修繕費用(床・壁・天井など) 1,000,000円

・レディフォー手数料(4,150,000円の場合) 913,000円

 

 

開校までの実施スケジュール

 

開校までの実施スケジュールは以下の流れで予定しています。

 

 

クラウドファンディングのリターンまとめ

クラウドファンディングのリターンをまとめました。

 

 

 

最後に

 

最後まで、読んでいただきありがとうございます。コロナ禍は、私たちの生活、子どもたちの暮らしに大きな影を落としていますが、それによって、今の社会の問題点が明らかになりました。

 

このままじゃダメだと、立ち上がった人も多くいるはず。今こそ、変革のとき。

 

ここ数十年で最悪とも思える出来事ですが、倒れた大木が朽ちて土に還り、若い新芽の肥やしとなるように、新たな時代、より良い社会をつくるための糧としたい。

 

子どもたちは未来そのもの。すべての子どもたちの笑顔が輝く社会にするために、NPOの活動をしています。冒頭の活動紹介動画もぜひご覧ください。1つのモデルをつくり、その経過や体験を広めて流れを変えていきたいと思います。応援よろしくお願いします!

 

 

メンバー紹介

 

 

片岡徹也 
NPO法人こうのさと代表、
看護師、保健学修士、加工食品診断士、青年海外協力隊OV

子どもたちの驚く表情、顔を見合わせて出てくる笑顔、落ち着きがなく駆け回るその動き、いのちの輝き、そのものでしょう。大人の狭い了見で、その輝きを陰らせるのではなく、子どもたちが早く大人になりたい、と思えるように、自由に人生を楽しんで、背中を見せていきたいと思います。

 

中村聡良 
NPO法人こうのさと事務局長、
国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ、(一財)生涯学習開発財団 認定マスターコーチ

子どもが自分で自分の一日を、一週間を、人生をデザインする場所をつくっていきましょう。その子が自分で自分を評価するものさしを決め、未来に希望を持ち、今が幸せと感じて育っていける場所をつくっていきましょう。

 

 

石原克彦 
NPO法人こうのさと農業指導、
自然栽培農家、石原農園23代目

父の代から30年自然栽培をしながらお母さん方、お子さん達と交流するイベントを開催しています。特に田植えイベントが面白いです。田植えと言うものの田植えをする子もいればずーーっと虫を観察している子やプールのように泳ぎ回る子達。田植えと言う名目で何してもいい場所で親御さん達もそれを見守っています。そういう環境って大切ですよね。何をしてもいいから遊んでおいでって言ってくれる場所。お子さん達が挑戦ができて、失敗も暖かく見守り、自分の思うように成長できる様な場所。そういう場所にしていきたいと思います。

 

木林京子 
NPO法人こうのさと理事、
小児科医、すこやかメディカル代表

小さい頃、母の仕事の育休が一年で、1歳から小学校に入学するまで、ほぼ毎日、近所に住むおばちゃん(当時50代)が面倒を見てくれていました。家で、おばちゃんが洗濯をしたり、内職をするのを見ていたり。近所の子たちと、木に登ったり、田んぼで凧を揚げたり、砂場で泥団子や落とし穴を作ったり。いろんな遊びをしていましたが、不思議と、怒られた記憶がほとんどありません。おばちゃん以外にも、その周りに住む近所の方たちにも、温かく見守ってもらっていたのだと思います。人生の土台を育んでくれる、大切な遊びや学びの環境を、これからの子どもたちにも、みなさんと一緒に繋いでゆけると嬉しいです。 

 

片岡朋見 

NPO正会員 保育士、青年海外協力隊OV

小さな虫の神秘、四季に移ろう景色、土の感触、風の薫り、水の心地よさ…豊かな里山がどれだけ子どもを癒し、感覚を刺激し、心地よい疲労感を与え、生きる意欲を高めることか。海外での経験も含めて約15年間、子どもたちと関わってきて、時代や場所が違っても変わらない大切なものがあると感じています。次世代に残したい財産をスコレーに託すことができるのなら、残りの人生を懸けてもいいなと思っています。

 

十川亮平 NPO正会員 元小学校教諭、そが自然農園代表

18年間していた小学校教員を今年の3月で退職。多くの制限やルールが決められ息苦しく閉塞感のある中で生活をしている子ども達をたくさん見てきました。忙しく心に余裕のない教員をたくさん見てきました。だからこそ、もっと子ども達が、大人達が自分で考え、いきいきと過ごせる空間が必要であると感じていました。学びの場所が選べる世の中にするために、もう一つの学びの場を創っていきます。

 

シャノン香織 

NPO正会員 助産師、助産院あいのわ代表

NPOこうのさとの活動には立ち上げ当時から関わらせていただいています。メンバーの活動への想いは熱く、わたしも一緒になって楽しんでいます。竹林のスコーレプロジェクトは、皆に祝福されて生まれてきた命が、自然の中でのびのびと子どもが子どもらしく過ごせる場所づくりを目指しています。そしてこの場所は、子どもだけでなく子育てを見守る大人にとっても必要な場所になると感じています。ぜひ一緒に作り上げていきましょう。

 

井上晃弘 

NPO法人こうのさと理事、カメラマン、元学童支援員

カメラマンになる前は学童保育で働いていて、子どもと遊ぶことが大好きで、子どもたちが友達と鬼ごっこで本気になったり、ケンカした後一人で考えていたり、泣いたり。子どもと成長を一緒にしていくことが喜びです。学童保育の経験から、子どもはお母さんお父さんの影響をたくさんもらうものだなと感じて、親が元気であることが大事だと思っています。写真で伝えることで誰かと誰かがつながって、誰かの傷を癒すかもしれないことを信じています。

 

山口晋作 

NPO正会員、建築家

現代の住まいは家の外からのサービスで多くのことが賄われています。しかしこの古民家には現代の住まいにはない、人間の生活の営みが詰まっています。昔とは違って、選択肢が無数にあり自分で自分の人生を切り開いていかなければならないこれからの子どもたちに対して、古民家に秘められた生活のリズムを生活の型を、この庄屋さんの家で感じてもらえたらと思います。

 

安田昌利 

地域おこし協力隊、地域連携担当

思いがけない出会いで始まるフリースクールに、まさか私自身が関わることになるとは思ってもいませんでした。立ち上げが一番大変かもしれませんが、できるだけ関わる方のやりたいことが実現できるように取り組んで行きたいと思いますので、どうぞよろしくおねがいします。

 

矢吹直也(やぶなお)

フリーランスディレクター
僕は元々小中高と不登校を繰り返していた当事者です。学校の集団行動が苦手で、本文にもあったクッキー生地のように"決まった型に当てはめられる教育"に苦しさを感じていました。「竹林のスコレー」の挑戦は、まさにあの頃の僕が欲しかった学校の形です。自然に育った農作物のように、形はみんなちがっても、自分らしく自然に生きることで、本来の魅力が一番発揮されるんじゃないかなって思います。そのためには、周囲の大人たちがオリジナルな形を尊重し、認めて受け入れてくれる文化が大切。そんな温かい文化をスコレーをきっかけに日本中に広げていけたら嬉しいです。ぜひ一緒に祝福のワッ!を広げていきましょう〜!

 

小林稔 

メディアプロデュース、企業経営

子供にとって一番重要なことを挙げるとしたら「失敗が許される世界」だと思います。 日本は失敗した人を叩く世界になりつつありますが、大人は子供に挑戦するべきだと言いながら失敗させることを恐れます。 「竹林のスコレー」は、子供たちが失敗を恐れない世界になってくれると信じています。 自然の中には危険もありますが、危険を見極める力と対処する力がなければ、取り返しのつかない失敗をしてしまうこともあります。子供たちの心が動く体験を一緒に形にしていきましょう! 

 

 

ご支援にあたっての注意事項

 

・支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのご支援獲得のPRのために利用させていただく場合があります。

 

・ 本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

・ご支援確定後にアカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご支援時に入力いただいた宛名と住所にリターンをお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

・お酒は20歳を過ぎてから。お酒が含まれるリターンは、20歳未満の方はご支援いただけません。

 

今回のクラウドファンディングは「晴れ!フレ!岡山」のサービスを利用しています

プロジェクト実行責任者:
片岡徹也(NPO法人こうのさと)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

NPO法人こうのさとで、岡山県倉敷市に3ヘクタールの田畑山林と古民家を活用して、子どもたちが豊かな自然環境の中、伸び伸びと学べるオルタナティブスクールを開校します。そのために、古民家の修繕、庭や山林の整備、田畑の開墾をしていきます。また、畑での農作物の栽培や、山林でのアスレチック、遊具作りなど体験型学習を主軸にした教育課程を設けていく予定です。いただいたご支援は、古民家の修繕、環境整備の費用、オルタナティブスクールの運営費に充てていきます。子どもたちが自然の中で伸び伸びと学べる環境をつくるため、ご支援よろしくお願いします。

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プロフィール

岡山県倉敷市で無農薬無化学肥料で野菜を栽培し、地域の妊婦さんにプレゼントする活動をしているNPOです。妊婦さんにお野菜を毎週プレゼントすることで、妊娠期間中の孤立を防ぎ、お母さんを通じてお腹の中の赤ちゃんと関係を結び、生まれる瞬間を関わるみんなでお祝いする、祝福されるまちづくりを目指しています。 今回のクラファンで、子どもたちが自然豊かな環境の中で、伸び伸びと体験を通じて学べるオルタナティブスクール(フリースクール)の設立に向けてがんばっています。

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リターン

3,000+システム利用料


3千円コース|感謝のメール&サンクスレター

3千円コース|感謝のメール&サンクスレター

・お礼のメッセージ
・活動報告メール(2022年11月〜2023年3月まで月1回)
・サンクスレター(2022年12月に発送予定)

申込数
155
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

10,000+システム利用料


1万円コース|感謝のメール&サンクスレター

1万円コース|感謝のメール&サンクスレター

・お礼のメッセージ
・活動報告メール(2022年11月〜2023年3月まで月1回)
・サンクスレター(2022年12月に発送予定)

申込数
51
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

3,000+システム利用料


3千円コース|感謝のメール&サンクスレター

3千円コース|感謝のメール&サンクスレター

・お礼のメッセージ
・活動報告メール(2022年11月〜2023年3月まで月1回)
・サンクスレター(2022年12月に発送予定)

申込数
155
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

10,000+システム利用料


1万円コース|感謝のメール&サンクスレター

1万円コース|感謝のメール&サンクスレター

・お礼のメッセージ
・活動報告メール(2022年11月〜2023年3月まで月1回)
・サンクスレター(2022年12月に発送予定)

申込数
51
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月
1 ~ 1/ 18

プロフィール

岡山県倉敷市で無農薬無化学肥料で野菜を栽培し、地域の妊婦さんにプレゼントする活動をしているNPOです。妊婦さんにお野菜を毎週プレゼントすることで、妊娠期間中の孤立を防ぎ、お母さんを通じてお腹の中の赤ちゃんと関係を結び、生まれる瞬間を関わるみんなでお祝いする、祝福されるまちづくりを目指しています。 今回のクラファンで、子どもたちが自然豊かな環境の中で、伸び伸びと体験を通じて学べるオルタナティブスクール(フリースクール)の設立に向けてがんばっています。

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