寄付総額
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- 募集終了日
- 2022年8月29日
<カリフォルニア・ファージ書簡> 第2回
<カリフォルニア・ファージ書簡> 第2回 UCSDに来た理由
皆さんこんにちは。本日はサンディエゴから藤木が記事をお届け出来ればと思います。こちらも少しずつ気温が上がって来ましたが、最高気温22℃、最低気温17℃ととても過ごし易い天候です。湿度は極めて低く、蒸し暑さとは無縁と言って良さそうです。渡米準備中には、ハワイのような常夏の気候をイメージしていたので毎日半袖半ズボン生活になるかな、と思っていましたが、実際に暮らしてみると、朝晩は少し肌寒いくらいで、パーカーなど一枚はおった方が良いような感じです。ちょっとイメージと違っていました。
さて、今日は自分がUCSDで研究をすることになった経緯について少しご紹介出来ればと思います。研究者の方には、長かれ短かれアメリカやヨーロッバでの研究経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、いろいろな条件、理由があって渡航先を決定されていると思います。もしかすると二度と無いかもしれない海外生活は絶対この国で!と強い希望を持って渡航先を決める場合も有るかもしれません。その観点から言えば、自分はヨーロッパに留学してみたかったなと今でも強く思います(やはり街を歩いていてもヨーロッパの異国情緒は特別で、その歴史を強く感じます。一方でアメリカの街は、確かに物質的に恵まれていて壮大な建物は多いのですが、そういう風情はあまり感じません…、1776年に独立宣言したアメリカは今年で建国246年、江戸幕府よりも短いのですね)。つまり、常夏気分のカルフォルニアに憧れてUCSDを選んだ訳では有りません。
酪農学園大学の獣医学類に着任してはや6年目になりますが、自分は着任1年目から本格的にファージセラピーの研究に従事してきました。当時からファージセラピーは岩野研の中核を成す研究テーマでしたが、日本国内でのファージ研究者の連携、この分野の勢い・注目度の高まりはまるで現在ほどで無かったと思います。実際にこの6年の間には、岩野先生が日本感染症学会や日本細菌学会等々のシンポジウムでファージセラピーについて何度もご講演されたり、一昨年には日本ファージセラピー研究会(https://sites.google.com/view/jp-phage-therapy/)が発足したりと、日本国内のファージセラピー研究は着実に前進し機運も高まっていると思います。この過程を間近で見ることが出来たこと自体、自分には大変な幸運でした。しかしながら、日本では未だ「ファージでいのちを救った」という例は有りません。特に、人に対してファージセラピーが行われた例も有りません。こんな背景の中、2017年にアメリカ・ワシントンDCのNIHカンファレンスホールで聴講した「パターソン症例」は、自分にとって極めて大きなセンセーションでした。
パターソン症例とは、アメリカで初めて成功をおさめたファージセラピー症例を指します(https://www.kanto.co.jp/dcms_media/other/CT_250_05.pdf)。多剤耐性アシネトバクターに対して成す術が無い状態まで追い詰められましたが、その状況を一気に打開したのがファージセラピーでした。そして、このパターソン症例を主導したことで知られるのがカリフォルニア大学サンディエゴ校医学部です。
留学先の選定には様々な尺度が有ると思いますが、自分の中では、実際にファージセラピーをしている研究機関へ行くこと、これが至上命題でした。この明確なアウトプットの中で遂行される基礎研究は、まさにトップレベルに有るのでは無いかと期待していました。これは個人的には、法律を作りたければ国会へ行く、飛行機を飛ばしたければコックピットへ行く、それと同じ位の感覚です。すなわち、そういった研究機関がアジアにあればそこに行っていたでしょうし、ヨーロッパにあればヨーロッパに行っていました。この考えの中では、東欧やロシアの研究機関に身を置くことも考えましたが(これらの国は100年も前からファージセラピーを継続しているため)、基礎研究のクオリティなどもよく吟味した上で、UCSD School of Medicine, Division of GastroenterologyのDr. Bernd Schnabl labにアプライするに至りました。Dr. Schnablは、パターソン症例を契機にUCSDに設立されたファージセラピーの研究機関“Center for Innovative Phage Applications and Therapeutics (IPATH)”のメンバーでも有り、ファージによって腸内細菌をコントロールし非感染症疾患(特に肝臓病)を治療しようとする先駆的なファージセラピーの開発に取り組んでいます(Duan Y. et al. Nature. 2019.)。この次世代型のファージセラピー研究も大きな魅力として自分には映りました。
こんな理由でUCSDに飛び込んだ訳ですが、性格的にアクション先行というか、フットワークを軽くし過ぎた(?)せいで、アメリカ生活は四苦八苦の連続でもあります。もっと日本でよく考えて対策できたものとも思えます。がしかし、とにかくもう来ているので、どうにか頑張ってこじ開けて行きたいと思います。次回はそんな内容もお伝えできれば!ではまた!
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・出張講演会 ※個別に内容のカスタマイズが可能です/日程等詳細は寄付募集終了後1年内に個別に調整となります/何らかの事情により実施不可の場合もご返金致しかねます/交通費のご負担をお願いします
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