プロジェクト本文
現地の人がルワンダの「素敵」に気付き、外国の人がルワンダの「素敵」と出会う。このような想いでゲストハウス「Rwiz Village」を建てました。
READYFOR?をご覧の皆様、初めまして。村上由里子と申します。私は今、アフリカのルワンダという国で、現地の人と一緒になってゲストハウスを作っています。
このプロジェクトはこんな目的で作られました。
1. ルワンダのステキをお客さんに知ってもらう事。
2. 地域の人の手で持続可能な雇用を生み出す事。
3. Rwiza Villageを中心として地域に活気を生む事。
しかし、あと少しでオープンという矢先、ゲストハウスが火事によって一部消失してしまいました。皆さまのお力を貸して頂けないでしょうか?
オープン間近にゲストハウスの大事な部分を占めるレストランが全焼。
どうか皆さま、ゲストハウスの一部をレストランに改装するために、お力をお貸しいただけないでしょうか。
(現地の人の手によってRwizaが建てられている様子)
レストランを建て直すとなると、250万円程かかるため、今回は一部ゲストハウスをレストランに改装してオープンを急ぐ事にしました。
「アフリカ?ゲストハウス?火事!?」恐らく今、皆さんの頭の中は、混乱していると思うので、まず、なぜ私がルワンダでゲストハウスを作ることになったのか、そしてそれはどのようなゲストハウスなのか、もっと具体的にお話させて頂きます。
「ルワンダ」と聞いて、皆さんは何を想像しますか?
皆さんは、「ルワンダ」と聞くとどんな国だと思うでしょうか?私がよく耳にするルワンダに対するイメージは「こわい!」です。
皆さんも映画ホテルルワンダなどでよくご存知の通り、ルワンダという国では1994年に大虐殺が起こりました。約100日間の間に50~100万人もの人が、民族間の争いで殺されたという悲しい歴史を持っている国なのです。
当初私は、家族や友人から「危険な国」にいると思われ、とても心配されていました。今は平和なルワンダですが、虐殺当時のイメージが離れず、皆、そこらで銃撃戦を繰り広げているのではないか、と思っていたのです。
「今は虐殺なんて似合わない、やさしい笑顔のあふれる国なのに。」
そんなことを思っていたとき、私はDeoという、一人のルワンダ人と出会いました。彼はきらきらした目で私にこう語るのです。
(右にいるジーパンの男性がDeo)
「ここにゲストハウスを作りたい。現地の人と、海外から来た人が一緒に楽しめるような、そんな場所を。虐殺というイメージではなく、素敵なルワンダを知ってもらいたい。」
と。それを聞いたとき、「あ、これだ」と思ったのです。
ルワンダは素敵なモノで溢れている。
ルワンダに来る多くの人は、観光と言えば、虐殺メモリアルばかり。確かに、ルワンダにとってそれは大きな出来事でした。しかし、ルワンダという国は虐殺という悲しい過去でしか語られることはないのでしょうか。
ルワンダにだって、素敵なものは沢山あります。ルワンダにだって、素敵な人は沢山います。ルワンダには、思わず人に話したくなるような、あったかい心やおもてなしがあるのです。それに、虐殺以前の、誇るべき歴史だってあるのです。
(ゲストハウスの窓から見た、Rwiz Village)
でも残念なことにこれらのことは、虐殺というイメージの下に隠れてしまっているのです。そのような現実をかえたくて、Rwiza Village を作りました。Rwizaとは、現地の言葉で「素敵なルワンダ」という意味を持っています。その名の通り、現地の人がルワンダの「素敵」に気付き、外国の人がルワンダの「素敵」と出会う。そんな想いがこのRwiza Village には込められています。
(Rwiz Villageと全焼する前のレストラン)
建物はすべて現地の素材や伝統工芸を使い、現地の人の設計で作られた昔ながらの建物。
ルワンダの王宮を再現しているものもあります。伝統衣装に身を包んだ若者が、ルワンダのダンスを踊り、歌を歌い、地元の食材を使って、お客さんと一緒に料理をする。そうやって、共に生活しながら、あなただけの「ルワンダの素敵」に出会ってもらえたらと思っています。
ホントのルワンダを形にして伝えたい。来て体験して欲しい。そんな想いで駆け抜けてきた矢先の出来事。
知らない環境、知らない言葉、初めてのビジネス。できないこと、わからないことの連続。そもそも電気は?水は?というところからスタートしました。そんなこんなで一年がすぎ、もうすぐでオープンできる!と思ったとき、事件が起きたのです。ゲストハウスの大事な部分を占めるレストランが、火事で全焼してしまいました。
(全焼したレストランの破片の一部)
燃えてしまったレストランを目の前に、今までがんばってきたこと、私たちの思い、全てがレストランと共に崩れ落ちて行くように思えて涙が止まりませんでした。でも、泣きじゃくっている私を見てルワンダ人の皆がそっとそばにいてくれました。「きっと、大丈夫だから」と言って強く抱きしめてくれました。何よりもパートナーのDeoが、「君がいるとこんなに悲しいことがあったのに、笑っていられる」と言ってくれました。
「燃えたのはレストランだけ」
しばらくして、こんな風に思うようになっていました。確かに建物は燃えてなくなりましたが、私たちの想いも、今まで皆で作り上げてきた料理メニューや広告、そしてDeoの借金までもが燃えずに残っているのだ、と。なんとかしなくちゃ。もう一度、みんなと笑顔のあふれる場所を作らなくちゃ。悲しみのどん底から私を這い上がらせてくれたのは、ルワンダのみんなの言葉と、こんな私でも力になれるならやれるとこまでやりたい、という想いでした。 私たちはもう一度挑戦する決意を固めました。
一度は燃えてしまったレストランですが、次は悲しい炎じゃなくて、希望の火をともしたい。そのためには皆さんの力が必要です。皆さんの暖かいご支援、よろしくお願いします。
皆さまのあたたかいご支援、よろしくお願い致します。
■引換券の詳細
•サンクスレター、ビデオレター
私とRwiza現地スタッフで、心をこめて送らせ頂きます。
•牛の角で作られたネックレス(Rwizaデザイン)
•フォトブック(※イメージ図)
ルワンダの美しい風景や現地の方々の笑顔、Rwiz VIlage、スタッフを撮影したフォトブック
プロフィール
1987年10月14日生。アフリカルワンダにてゲストハウスRwiz Village立ち上げ中。