ケニアのCOVID-19感染状況（6/16時点）

実行者の株式会社Connect Afya 嶋田庸一です。

プロジェクト開始から2週間が経ち、皆様の支援のおかげで第一目標を達成することができました。一つ一つの応援が大変に心強く、励みになっています。
 

COVID-19の感染状況はケニアに・アフリカ全土でも増々拡大傾向にあり、前回から1週間の状況についてアップデートさせていただければと思います。

 

アフリカ全土での感染状況

 

　

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出所: Africa CDC 

 

6/16（火）時点でアフリカ全土での感染確認ケースは251,866人で、1週間前の195,875人からわずか7日間で5.6万人の感染者が増加しており、前週の新着情報でお届けした過去「10日間で5.4万人」の増加から明確な感染拡大が見られます。

 

 

各国別累積感染者数

 

出所: COVID-19 Africa.sen　

 

アフリカ54ヶ国の中でもケニアは患者増加の幅が大きい国の一つです。6/16時点でケニアの累積感染者は3860人。この1週間で988人の増加となりました。 

 

出所: MOH Kenya情報を元にConnect Afya作成

 

新規感染者数はここ1週間、毎日90～150人の幅で増加しており、新規感染者の数は前週、前々週と比較して変わらない傾向が続いています。累積ではクラウドファンディングを開始する直前の5時末時点と比較すると、2週間強でほぼ倍増となりました。

出所: MOH Kenya情報を元にConnect Afya作成

 

 

ケニアにおけるCOVID関連ニュース　（6/16まで）

 

 ・夜間外出禁止令徹底のため、3月に行われた警察による過度な取り締まりの中で15名が死亡、31名がけがをしたと報じられました。再発防止を求めるデモがナイロビにて行われ、警察権力に対する市民感情が高まっています。

 

写真及び参照記事：アルジャジーラより　（以下リンクは英文記事）

https://www.aljazeera.com/news/2020/06/protesters-march-kenyan-police-brutality-200608162743597.html　

https://www.aljazeera.com/news/2020/06/kenyan-police-killed-15-start-coronavirus-curfew-200605184324568.html

 

・国境なき医師団がケニア・ナイロビにおけるスラムの感染拡大に懸念の声を表明しています。（SBSニュースより）

https://www.sbs.com.au/news/msf-concern-over-health-conditions-in-nairobi-slum

 

ケニアは感染抑制のため早期からロックダウンを敷いており、スラムでは食糧難に陥っています。人道援助団体もスタッフを引き上げるところが多く、残された数少ない支援者でどこまで持ちこたえられるか、感染症対策と経済、貧困対策のはざまで難しい選択が続きます。

 

ケニア国内でも高いレベルの臨床検査を提供してきた実績を元に、Connect AfyaはPCR検査の拡充を通して感染拡大の予防に貢献し、様々な社会問題を緩和できる環境作りに尽力したいと考えている次第です。

引き続き本クラウドファンディングの拡散、シェア、ご協力の程、どうぞ宜しくお願い致します。